亀井静香大臣の記者クラブ改革

亀井静香大臣側が記者会見のオープン化を提案していたのだが、既得権益を死守せんとする記者クラブ側が頑(癌)として拒否していた。
そこで金融庁は大臣記者会見を、記者クラブとクラブ外に分けて行った。

記者クラブの会見に潜り込んだが、全く面白くない。
フリーやネットメディア記者の会見は本音が飛び出すので、政策の真意、亀井氏の政治哲学までもが分かる。
かくして記者クラブはしょっちゅうフリーやネット記者に「出し抜かれる」ことになった。
ついには記者クラブ側が「会見をフリーやネット記者と一緒に行うよう」当局に申し入れたのである。
つまり記者会見のオープン化を記者クラブの方から提案してきた。
16日から一緒に行うらしい。(記者会見のオープン化が始まる)



http://www.janjannews.jp/archives/2788928.html

記者クラブついにギブアップ! 亀井コーヒーの甘く苦い誘惑
2010年03月02日メディア東京  田中龍作

 金融庁は大臣記者会見を現在、記者クラブとクラブ外に分けて行っているが、16日から一緒に行うことになった。

 元々、亀井静香大臣側が記者会見のオープン化を提案していたのだが、既得権益を死守せんとする記者クラブ側が頑(癌)として拒否していた。このため亀井大臣はクラブ詰め記者とフリーやネット・メディアの記者とに合わせて2度も記者会見を行っていた。

亀井静香金融・郵政担当相の記者会見では毎回コーヒーが振舞われる。(金融庁大臣室、筆者撮影)

 筆者は記者クラブの会見に潜り込んだが、全く面白くない。大メディアの記者らの質問は、閣内不一致や失言を狙う「あげ足取り」が目立つ。亀井氏は渋面となり、つっけんどんに答える。会見のもようは館内テレビでライブ中継されるので視聴していたが、毎回そのような調子だった。豪放磊落で脱線しまくり、猥談も混じる「亀井静香節」は影を潜めたままだった。

 フリーやネットメディア記者の会見は様相が一変する。会見場所は大臣室。亀井氏を囲んで座談会風に行われる。記者も大臣もフランクに話す。「郵政改革の見直し」「普天間」「外国人参政権」がテーマになることが多い。本音が飛び出すので、政策の真意、亀井氏の政治哲学までもが分かる。

 亀井氏は「これはアンタたち(フリーやネット記者)だけに話すんだけどね…」と前置きして新たな政策などを明らかにすることが多い。会見録は金融庁のホームページに掲載される。クラブ詰めの記者たちは「あれっ大臣、こんなこと話してる」と驚き悔しがる。
政界きってのケンカ上手である亀井氏は、それを知ったうえでやっているのだ。

 かくして記者クラブはしょっちゅうフリーやネット記者に「出し抜かれる」ことになった。新聞・テレビの記者たちはたまったものではない。苦し紛れで「第2記者会見より」として報道する新聞社も出てきた。ついには「会見をフリーやネット記者と一緒に行うよう」当局に申し入れたのである。

 金融庁事務方の最高幹部は「記者クラブの方がギブアップしたんですよ」と筆者に明かした。フリーやネット記者が大メディアを寄り切ったのである。



http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2010a/20100226-2.html


亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)


(平成22年2月26日(金)9:09~9:44 場所:金融庁大臣室)

【大臣より発言】

今日の閣議は、別に、皆さん方に報告をするようなことはありませんから、皆さん方のほうから何か聞きたいことがあったら聞いてください。

【質疑応答】

問)
フリーランス(ジャーナリスト)の岩上です

記者クラブ問題と言いますか、記者会見のありようのことなのですけれども、こういうふうに二つに分けてやっていただいているのですが、何か、「記者クラブ側は一つにまとめたいというような動きがある」という情報を聞きまして、今後どうなっていくのか。大臣のおかげで、我々がこういう形で自由に取材できる、例えば、撮影とか、インターネットの動画配信とか、こういうものの制約を受けないかどうか、大変、ちょっと心配しています。この点はどうなるのでしょうか。

答)
私は、あなた方次第です。今も、下(記者クラブの記者会見)でちょっと言ったのですけれども、「私は、一緒でもいいし、ただ、今のほうが、後の(雑誌・フリー等記者の)会見のほうがざっくばらんな話をして良いけれども、お前たち(記者クラブ)と話をしたら嫌がらせが待ち構えているみたいだから嫌だ」と言ってきたけれども、「一緒でも構わないよ」と。

ただ、一つ困っているのは、(国会)開会中、院内で閣議をやる場合が多いでしょう。その場合、(今日のように)こうやってすぐ来れる場合もあるけれども、来れなくなる場合が多いのですよね。すぐ委員会が始まったり。その場合、下の(記者クラブの)人たちとは、(国会の)中でぶら下がりみたいな形で(短時間で)やれるのですけれども、皆さんの場合はそれができなくなってしまう。(国会内に)入れる人は良いけれどもね。だから、そこが問題なのですよね。そういう場合どうするかという、毎回(火・金)(金融庁に戻ってきて会見をするのが)無理なら、改めて、週に一回ぐらいここ(金融庁大臣室)で特別に(会見を)やるかという問題ですね。

これは、皆さん次第の話ですから、皆さん方の要望次第です。(でも、)もう、あまり会ったってしようがないでしょう。私の顔だって見飽きたでしょう(笑)。

問)
保険毎日新聞の園田です。

共済事業で、個別の新法を作るというのはどれぐらい真実味があるというか、もう8割方…、昨日の大塚副大臣の発言の中にそういうのがあったという報道が…。

答)
共済の関係ですか。これは今、この前、私が厳命を下して、徹夜をしてでもと。「とにかく一年ぐらい」なんて言うから、「そういうわけにはいかない。今国会に法案を提出しろ」と。

問)
新法で…。

答)
新法で提出させます。今、検討させています。検討中です。これは、今国会に出します。

問)
そのポイントというのは。

答)
これは、中にはかつてのオレンジ共済みたいな、そういう、悪意にて加入者を食い物にしてやっていたような共済もありますけれども、全部がそういうわけではないので。非常に小振りな、仲間内でお互いが助け合うみたいな形で健全にやっておられるところもたくさんあるわけですけれども、それを、(業務が)やれなくなってしまうということは、まことに理不尽な話ですから、そういうことをちゃんとできるように、と言っても、(共済の数は)何百以上ありますから、どこまでが健全なのか。「いい加減な」と言ったらおかしいけれども、中にはそういうの(共済)もないわけではないですよね。本当に共済として機能しているのかどうかという。だから、そこらをどこまで…、だから、「一概に1年間ぐらい時間がかかる」と言ってきたのですけれども、そんなことをやっていたらちゃんとしたところが(業務を)やれなくなるので、間に合わないですから。これは、ある程度、あとは想像力でちゃんと線引きをして、「ちゃんとした共済、共済の目的に合った構成・運営をしている者に対しては、ちゃんと(業務が)できるようにしろ」という形で、今。

問)
「PTA共済とかも含んだ包括的な」というふうに報道に出ていたのですけれども、それもそうなのですか。

答)
まだ、技術的にどういう法律的な整理をするのかと(いうことは)、まだ聞いていません。だから、私が指示したのは、「そういう形でやれ」ということを言いました。今、そういう方向でやっているので、また途中で私のほうに報告があると思いますけれどもね。

問)
フリーライターの高橋清隆と申します

このような会見の場を設けていただいて本当に感謝をしております。

答)
いやいや、こんなの当たり前の話ですよ。

問)
本当の保守政治家だと思って尊敬しております。

答)
ありがとうございます。

問)
そこで伺いますけれども、日航のCEO(最高経営責任者)の稲盛和夫氏が内閣特別顧問に任命されましたが、稲盛氏はデイヴィッド・ロックフェラー(・シニア氏)と日米財界人会議をつくって、デイヴィッド・アブシャイア(元米国のNATO大使)と日米21世紀委員会をつくって構造改革を訴えてきた人です。日本国家を始め、我が国の伝統企業が外国に手引きされる懸念というのはございませんか

答)
私は、稲盛さんの基本的な思想の奥の奥まで知っているわけではありませんけれども、あの人も愛国者だろうと思います。ただ、今の時代に、狭いナショナリストみたいな者がリードしていくわけにはいきませんから、やはりグローバルな視点で日本を考える、日本経済も考える、いろいろな社会問題も考えていくという視点は必要ですから、別に、懸念はしていません

問)
保守主義者として大臣が「守りたいもの」は何でしょうか。

答)
これは、私は、「保守とは何か」というのが、今、非常に混乱しているというか、おかしくなっていると思いますよ。本来、保守でもない者が、「保守」と言えば何か良いみたいな。また一方で言うと「古臭い」みたいな、そういう仕分けをされていますけれども、結局、私は、人間を大事にすることが保守だと思います。人間の営みを大事にすること。

そういう意味では、人間の営みというのはグローバルな視点もあれば、それぞれ、エスキモーはエスキモーで、あの極寒の地で移住しないで、あそこで、あまり文明と縁がない形でも一生懸命生きて満足しているわけでしょう。日本には日本の中でのそういう人間としての生き方、それで生きがいを感じているものがあるわけでしょう。やはり、猿真似をしないで、そういうものをそれぞれ大事にしていくということが保守だと思いますね。

問)
保険銀行日報の片岡と申します。

郵政改革の件でちょっとお伺いしたいのですが、生保協会長が、「暗黙の政府保証」という(こととの関係で)「公正・公平な競争条件ができない限り、かんぽの限度額の引上げと、それから(保険の)第三分野の(商品のかんぽでの)解禁には反対する」ということを表明しているのですが、その点について、大臣はどのようにお考えですか。

答)
この間来られて、だいぶ時間を取って意見交換をしましたけれども、私は、簡単に言うと、「保険のおばちゃんを泣かせて郵便局は高笑い」みたいな改革は進めるべきではないと。今、言った「保守」という意味でも同じことですから。人間の営みを大事にしていくと。その地域社会というのは、郵便局だけが守っているわけではありませんから。これは、信金・信組もあれば保険もあるし、農協も、そういうものがちゃんとしていくためにはと。

ただ、そういうことの中で、純ちゃん(小泉純一郎元総理)が郵便局を本当に荒っぽくズタズタにしてしまって、ある意味では、殺してしまったのです。それはいけないと。それをちゃんとしようということ(に過ぎないの)であって…。(それなのに、)それ(郵政)が生き生きと生き返ったことによって、そういうほかの金融機関なり保険屋さんが「影響を受ける」と言うのは、あまりにも弱気過ぎます。やはり、そういうところ(弱体化した郵政が生き返ったら影響を受けるというところ)も、ノーマルな形で営業をやっている者とちゃんと対抗できるような営業をしないといけませんね。生命保険にしても何にしても。そう思います。

問)
具体的にかんぽの限度額引上げとか、第三分野解禁とかというのは、今度の改革法案の中には具体的に書き込まれないという理解でよろしいのでしょうか。

答)
そういうふうに「書き込む」とか「書き込まない」とか、そういうことを含めて、私は、トータルで判断をします。今、皆さん方から「だらしない」と言われるかもしれないけれども、あと半月か、もう、ちょっとぐらいしか(日数が)ないかもしれないですけれども、いろいろな立場の人、いろいろな人の意見を最後の最後まで…、私はあほですから、あほなだけに、いろいろな意見を聞いてできるだけ良いものにして、最後は、ピシッと私が決めていきます。

問)
日本証券新聞社の田口と申します。

最近の亀井大臣の発言の中で、外国人の地方参政権と選択的夫婦別姓制度の反対を挙げておられますが、外国人参政権のほうは、結構、国民の中でも理解される向きは多いと思いますが、一方で、選択的夫婦別姓(制度)につきまして、こだわっておられる理由というのはどういったところがあるのか。

逆に言いますと、一部の方々の中には、「少子化が進む中で、逆に、選択的夫婦別姓(制度)ができたほうが家を守れる」というような意見も出ていると聞きますが…。

答)
何で、そのほうが守れるのでしょう。

問)
例えば、娘さんが一人だけいて、その方がお父さんの名前を継ぎたい、あるいはお母さんの名前を継ぎたいということができると。

答)
それはどういう意味ですか。

問)
私も娘が二人で、もうすぐ嫁ぐのですけれども、家を継いでもらう跡継ぎがいないわけです。そういう家で、あるいは一人っ子の女性のところで、家をどうしても継いでほしい、家の名前を継いでほしいという中で、一人っ子の男の子と一人っ子の娘さんのカップルというのがあって、それは結婚がずっと延び延びになっているというケースもあるのです。

答)
私は、今、おっしゃったことは、逆に、夫婦別姓反対の論拠になると思いますよ。逆に言うと、やはり家とかにこだわっているということですよ。名前にもこだわっているということでしょう。夫婦別姓というのは、それをある意味でバラバラにするという話になってしまうのです。夫婦であっても別姓でしょう。子供も別姓という。アパートみたいになってしまうわけです。雑居ビルみたいに表札がボンボンと。(夫婦とは)肩寄せ合ってお互いに協力し合っていく社会の最小単位ですよ。何で、それがそう(別姓に)しなければならないのかという合理的な説明もできないと思いますよ。ただ「主人と別な姓が良い」という。それなら結婚しなければ良いではないですか。

問)
みんな結婚はしたいわけですから。

答)
そう(結婚)したいなら、姓ぐらい一緒になっても良いではないですか。

問)
だけれども、「親の姓を継ぎたい」と思っている人もいるわけですけれども、それは矛盾があるからこそ、ではそのぎりぎりのところの妥協で別姓にしてと…。

答)
だけど、逆に言うと、「親の姓を継ぎたい」と言って、そんなに姓にこだわるなら、せめて「夫婦で一つの姓になりたい」という意味でこだわってもらいたいですね。姓にこだわっているなら、「そのこと(姓)で(夫婦が)一体になるのが嫌だ」と言うのが逆におかしいのではないですか。どうでも良いことなら良いけれども。

問)
これは選択的でも駄目なのですか。

答)
だから、そこまでする必要はないと思うのですよね。今も、「通称」では通用しているのですから。職業を持っている方が「それ(姓)を変えるのは不便だ」と、それは「通称」でいっぱい通用していますよ。それで良いではないですか。「通称」で良いのではないですか。

ただ、親子、子供で名前が違うみたいな、そういうバラバラ感を家庭内に持ち込む積極的な意味はないですよ。これは、私は、共同生活に合わないと思います。

問)
仮になのですけれども、先ほどの例ですと、娘さんしかいない家庭の方が嫁いで、その次の世代で、例えば、もしも子供が成年になって、「もう一方の消えてしまいそうな姓を継ぎたい」と言ったときに、法律的にもっと弾力化して個人の希望に叶った、もちろん「成年になった」とか、いろいろな条件をつけてなのですけれども、そういった事後策というか、そういった点については…。

答)
だから、私は、「今までとは違った姓を名乗りたい」と言うのは別な問題だと思いますよ。だけど、夫婦としての単位、家族という単位で考えた場合は、その単位をバラバラにする必要はないのではないかと。ただ、将来的に、その家族構成の中から出て独立するでしょう。独立した人間が、やはり特別な、「自分はおじいちゃんのところの姓を名乗りたい」というような意思を持っている場合は、それで良いのではないかと思いますけれども、一つの共同体の塊を前提としていながら、その姓を勝手に、そんなの…。

子供だってそうでしょう。小学生や中学生のときに、「お父ちゃんの姓が良い」、「お母ちゃんの姓が良い」とか、そんな判断がつきますか。私は、やはりつかないと思います。それは、やはり子供の心理的安定から言っても、一つの姓の中で育ってきて、お兄ちゃん、妹と同じ姓、お父さん、お母さんと同じ姓ということの中で、一つの家族としての一体意識というものがあると思いますよ。まあ、姓が一緒だから一体感が生まれる、ということにはならないかもしれないけれども、やはり人間というのはそうではないですか。

そんなことを言ったら、「夫婦だって、同居しないで、ときどきラブホテルで会っていれば良いじゃないか」という論理につながる話ですよ。やはり、共同生活をして、同じところで寝泊りをして、同じご飯を食べて、同じ布団の中で寝て…、私なんか寝たことないけれどもね(笑)。やはり、そういう、一つの共同生活をしたいというあれがあるわけですよ。「そういう面と姓は別だ」という、私は、それはつながらないと思いますよ。

とにかく、そういう夫婦でも…、昔、奈良時代は通い婚みたいなものがあったとかあるけれども、そういう、「もともと一緒に生活なんかする必要ないのだ」と、そこまで割り切って考えれば、それは別ですけれども。やはり、動物だって同じところ(巣)で、つがいはくらすでしょう。一緒に生活をしたい(というのは)、本能に近いものがあると思いますよ。

その中の感覚として、やはり、「結婚したら姓も一つになりたい」、「身も心も一緒になりたい」という、やはりそういうものの延長線上に同姓というのはあるので、その部分だけ「便利だ」、「便利ではない」だとか、実際問題、そういうテクニカルな感覚で処理をするわけにはいかないのではないですか。本当にアパートみたいになってしまいますよ。表札がずーっと(沢山並んで)。兄弟で別な名前を呼び合うなんて…、下の名前は別ですけれども、そういう状態というのが本当に理想的なのですかね。

やはり、それは、できる限り自然な形でまとまって、いずれ巣立っていくわけですけれども、集まって生活するうちは生活していくという、本能的なものがあると思いますよ。同姓というのは、やはり一つの本能的な、そういう感情的な根拠があるので。天皇陛下が「そうしよう」と決められたわけでもないし、将軍様が決めたわけでもないので。やはり、日本は日本の中でそういう一つのあれが生まれてきているというあれがあるので、それを今の時代に法律でバーッと、「そんなことぶっ壊してしまえ」というような、乱暴なことは保守には馴染まないと。

問)
不動産経済研究所(不動産経済ファンドレビュー)の中澤と申します。

沖縄の問題についてお伺いしたいのですが、県内の皆さんが基地の(県内への)移設を反対している中で、そこで「やはりもう一度沖縄へ」というような流れを感じているように思うのですが、本来、沖縄に基地を置かなければいけない理由というのは、本当はないのではないかというのがありますよね。

答)
(理由は)ないですよ。

問)
一方で、嫌悪施設というふうに基地を扱っているような国民の心情もあって、皆さん受入れをしないと。例えば、新党大地の鈴木宗男(衆議院議員)さんが、かつて射撃場を北海道の自分の選挙区に移したときに、選挙に落ちてしまったという事例もあって、議員の先生方自身が「声を挙げたくない」ということを思っているので、これは国民のせいなのか、それとも政治家が責任を持ってやるべきなのか、どちらなのかを先生に教えていただきたいのですが。

答)
これは、今の日本人…、全部ではないですよ、あなたたちはまともだと思うのですが、相当数いかれているのですよ。本当ですよ。私も含めてそうかもしれないですね(笑)。いかれているのですよ。いわゆる人間らしさみたいなものが…。動物の世界でもある共生の感覚を失ってきているのですよ。動物の世界ではあるのですよ。みんなで群がって、みんなで助け合ってこうやって、蟻の世界、蜂の世界だって、ライオンの世界だってみんなあります。

今、人間の世界というのは、その共生の感覚というのがなくなっていっているのですよ。そういう、基地みたいな厄介なものはノーサンキューという感覚でしょう。だから、沖縄の人が「県外に」と言うのはよく分かりますよ。「同じ日本人なのに、何で自分たちだけがこういう目に遭わなければいけないのか」という、これはよく分かりますよ。だからこれは、できることなら県外、国外が良いのですよ。だけれども、それが今の日本人というのは、今、言ったように、相当数がいかれているから「私たちは嫌だ、嫌だ」と言って、現実に(は)不可能だと。

しかし、現実の騒音と安全の問題は解決しないといけないでしょう。そうなった場合、アメリカも呑みやすいというか、アメリカに拒否されてしまうとどうしようもないのであって、その問題を解決できる現実的なことになると、今の基地の中に作るというのが…、騒音の問題はもうちょっと改善しなければいけないけれども、安全の問題、騒音の問題を含めて、沖縄の中のほかのところに作ることに比べれば、ベストではないけれども、ベターな選択だろうと。

国民新党の言っていることは、そういう常識的なことを言っているのです。だから、今の日本の政治、大体、国民新党の言っているとおりになるでしょう。だから、夫婦別姓も参政権も全部そうなりますよ。国民新党の意見は、奇妙奇天烈なことは言わない。だから「本格保守」だと。だから、沖縄の皆さん方から「えーっ」と、国民新党が言ったことがだんだん現実化するということになりますよ。そこに落ちつかざるを得ないのですよ。

問)
落ちつかざるを得ないとしても、やはり、沖縄に基地を置かなければいけないという皆さんのコンセンサスというのは崩していかなければいけないというのは…。

答)
だから、今、言ったやつですよ。みんなで、本来、基地なんかはないのが良いに決まっているけれども、日本の安全と、またアメリカとの同盟関係があるわけですから、アメリカの極東軍事政策にも協力しているという面から日本列島に基地を置くというのであれば、ある意味、均等にするのが一番理想的でしょうけれども、なかなかそうはいかないと。

問)
フリージャーナリストの岩上です。

この国民新党の提案に関しては、やはり下地(国会対策委員長)さんが非常に重要な役割を担っていたと思うのですけれども、前回も質問させていただきましたが、その後、下地さんが政調会長の任を急に解かれて選挙対策のほうに(変わられました)。異例の人事だったので、これはまたどういうことかなと思いまして。

答)
だから、水は低きに流れるが如く、大体、こういう案に落ち着くだろうから、そういう意味で。

問)
この提案とは関係があるのですか。

答)
もう、大体、私たちはこれでいけるだろうと思っていますから。ほかに良い案があれば良いのですよ。最低、落ち着くのはこういう案だと思いますから。あとは官房長官や外務省が頑張って努力して、また地元の人たちの理解を得る努力をすれば、ある意味では、国民新党の手から離れているみたいな点もありますからね。あとは選挙に勝たなければいけないですからね。あいつは馬力がありますからね。あの顔でも馬力がありますから選挙にはね。

問)
フリージャーナリストの小川です。

記者クラブについてもう少しお伺いしたいのですけれども、環境省の小沢大臣も、亀井方式というか、金融庁方式というか、別々に(会見を)やろうというふうな検討を、今、されているようなのですけれども、亀井大臣にとってやりやすいというのは、やはり一緒のほうが良いということなのですか。

答)
私は、もう全然何でも。大体、亀井の特徴というのは、何にもとらわれないというのが特徴ですからね。何でも構わないのですよ。それは、それなりに対応します。皆さん方にとって都合がよければ良いのですよ。皆さん方の選択で、私は自由に、どのようにもいたします。

問)
例えばの話なのですけれども、今、記者クラブの(会見の)ほうは、記者クラブ主催という形で記者クラブでルールを決めているのですけれども、例えば、一緒になったときにどういうふうな運用をされるのかというのがすごい気になるところで、例えば、記者クラブ(の会見)だとネット中継が不可ということになると、今日は来ていないですけれども、ニコニコ動画とか…。

答)
置いてあるカメラ、あれは違うのですか。記者クラブ(の会見も)置いているでしょう。あれは中継ではないのですか。(テレビ)カメラ置いてあるではないですか。

問)
テレビはオーケーという、何か独占しているそうで。

事務方)
「(記者会見を)開放する」ということは、そういうことも含めて開放するということだと…。

答)
あそこ(記者クラブの会見)は中継していないのですか。中継は一切していないのですか。ここ(雑誌・フリー等記者の会見)は中継しているのですか。録画を撮っているではないですか。

問)
これは録画ですが、中継している場合もあります。

答)
では、私、ちょっと行儀よくしなければいけないですね(笑)。そんなことは、中継しようが構わないのではないですかね。

問)
例えば、総務省なんかだと、法人はオーケーなのですけれども、個人で撮影するのは不可という、何か訳の分からないルールがありまして。

答)
ただ、「個人まで」と言い出したら、そこらの子供まで入ってきて「撮影させて」と言ってきたら止めるわけにいかなくなってしまいますね。現実的にはそういう問題が出てきますね。「この子は駄目」、「あの子は良い」というわけにはいかないですしね。

問)
例えば、今、岩上さんなんかはビデオ録画されていたりするのですけれども、(総務省では)それももう駄目だと。

答)
何ですか。

問)
今(この場では)、私の助手がカメラを撮っているのですけれども、大臣の会見はずっと撮らせていただいて、Youtubeにアップさせていただいているのですが、そういうことが総務省で駄目だと言われる…。

答)
今やっているではないですか。

問)
金融庁はオーケーなのですけれども、総務省は記者クラブ主催で…。

答)
私は、他所の省のことまで知らないですよ。権限がないですから。

問)
このように、ここ(雑誌・フリー等の会見)で今まで許されたことが、そういう制約を受けるのではないかという心配です。

答)
それが嫌なら、あなたたちは「一緒にやるのは嫌だ」と拒絶すれば良いではないですか。私は、無理に「一緒になってくれ」と言っているわけではないのですから。下のあれ(記者クラブ)が「一緒にやりたい」と言っても、あなたたちが「嫌だ」と言えば、やれないだけの話でしょう。私が判断する話ではありません。

問)
ありがとうございます。ではそれで。

問)
フリーライターの高橋清隆と申します。

ちょっと、第二会見(雑誌・フリー等の記者会見)の雲行きが怪しくなってきたので、今のうちに大胆な質問をさせていただきますが、大臣が、人生でまだやり残していることというのは何でしょうか。

答)
やり残していること…、それは簡単ではないですか。だけど、小泉改革を全部ひっくり返していないですから。

問)
まだ不完全だから…。

答)
そうです。郵政だけではないですね。さっき言いましたが、世の中をおかしくしているでしょう。人間ではない社会になってきているのですから。私自身がもっと人間らしくならなければいけないのだろうけれどもね(笑)。だけど、政治家の仕事はそれですよね。

そういう面では、本当に、私の田舎でも、車一台通れば崖っぷちで落っこちるようなところだったのです。私が生まれたとき、ダムの移転地でしたから。そこに、今、まだ完全には完成していないですけれども、道路を作ったのですよ。毎年、長い道路ですけれども、2億円ずつ予算をつけて、もう十何年かかっているけれどもね。(予算を)つけて、良い道路が作れたのです。だけど、通る車がなくなってきた。家は見えるけれども、全部空き家。私の生まれた家の前ももう空き家です。私の家も空き家になっているけれども、今、誰も住んでいません。一応、兄貴は長男ですからあれになっているけれども、兄貴は東京に住んでいますから。小さな部落ですけれども、人が住まなくなっている。建物だけはぶっ壊していないから残っていますけれどもね。

問)
それは、何が原因だとお思いですか。

答)
それは、政治が悪いからですよ。(私の田舎は)山紫水明の良いところですよ。

問)
農業自由化とか、そういったものは…。

答)
とにかく、そういう意味では、やはり今の日本というのは、ちゃんとしたところにちゃんと住めなくなってしまっているのですよ。この東京も良いかもしれないですけれども、そういう、一極集中してしまって。そこの人が、全部幸せならまだ良いですよ。私の田舎をみんなのところの別荘がわりにして、日ごろ東京に住んでいて生まれ故郷を別荘にして、それも良いかもしれないですけれども、あなたたちは故郷を離れて東京に出てきて良いかもしれないですけれども、ビルの谷間で下を向いて生きている若い人は多いのですよ。といって、いまさら地元に帰ったって仕事がないから帰れないでしょう。

私は、これでも大臣をやって、私なりに、20年間で超優良企業のオーナーにもなってしまったのですから、大したものでしょう(笑)。威張るわけではなく、私がやったわけではないけれどもね。そういう面で、私は、極めて幸せになっているのです。なっているのですけれども、私の生まれたところというのは先が見えない。子供は、今、私の部落では一人、二人しかいません。おそらく私の田舎だけではなくて、全国の田舎はそうなったと思いますよ。こんないびつな格差がグーッと生まれてしまったでしょう。

「1億円以上の給料を公表されては困る」みたいな御託を並べているあほな経営者もいるけれども、1億円以上(給料を)取っているのを晒されてしまったら風が悪いのなら、ちゃんと仕事をしろというのですよ。一方では、そういうのもいれば、そうではない…、階段を全部ぶっ壊されてしまって。あなたみたいにフリーで仕事をして、生きたい人間ばかりではありません。階段を一段ずつ、班長、係長と、地道に生きていたいという人は圧倒的に多いのですよ。ベンチャーをやって社長になりたいという志を持っている人間だけではありません。着実に生きて、それなりに小さな幸せでも、自分の一生で掴みたいという人が圧倒的に多いわけですよ。

それを「小泉改革」と称してバサッとやってしまう。今、非正規社員が3分の1ですよ。高校、大学を出たって、階段に上れないのですよ。上に上れない。最初からアルバイト、非正規社員でしょう。日本は、昔はこんな社会ではなかったですよ。私なんかが大学、高校を出るころというのは、やはり就職するといったら、小さな会社だろうが、大きな会社であろうと、階段が保障される形で出発したのですよ。私みたいに、自分から途中で脱走するのは勝手ですよ。私は二度脱走したけれども(笑)。(脱走するのは)自由ですけれども、しかし、今、そういう社会が壊されてしまっているのですよ。これは、政治が壊してしまった。それを変えるのが鳩山政治の仕事だと思います。

私は、鳩山総理に共鳴しているのはそこなのです。金持ちに生まれたことは彼の責任ではないのですよ。金持ちに生まれた人間で、「私は生まれながら帝王で、あとは虫けらだ」みたいに思っている金持ちもいます。だけど、彼みたいに、貧しい人とかいろいろな方、人間をちゃんとしたいというのが良いと思うのですよ。鳩山(総理)はそうだから、私は手を握っているのですよ。いつも彼は、「弱肉強食のあれは駄目だ」と言っているでしょう。だから、そういう意味では、もうこの歳でいつまでも政治家をやりたくないのですけれども、しょうがないのですよ。






http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2010a/20100226-1.html
亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(記者クラブ)

(平成22年2月26日(金)8:50~9:08 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

今日も、閣議は、別に皆さんに特別に報告を申し上げるようなことはございませんので、どうぞ、ご質問があれば。

【質疑応答】

問)
郵政なのですけれども、今、鋭意、ヒアリングを進めていらっしゃると思うのですが、出資比率とか、そういう重要な部分について、大臣が最終的に決断を下す時期というのはいつごろになるのでしょうか。来週とか、再来週とか…。

答)
結局、ある面で世界一の企業ですから、日本の国民生活、日本経済、また、大げさに言えば、世界の経済にも影響がないわけではないので、そういう意味では、そう簡単にパッと決めてしまうというほど…。こんなことを言ってはおかしいけれども、私も勇気があるわけではないので、やはりじっくりと、最終段階に来ても、今日も論説委員の皆さん方にお時間をいただいてご意見を聞かせていただく機会を作っていますけれどもね。

また、非正規雇用の皆さん方も、大阪、広島、福岡、この間は東京でやりましたけれども、40、50名集まってもらって、実際、ああいう形で業務を担っておられる方々の意見も、身分も含めて聞きたいと思っていますし、そういう作業を徹底的に…。ただちょっと、今、予算委員会を含めて、委員会に体がとられているでしょう。なかなかままならぬ点がありますが、法案提出も時期(期限)がありますからそんなに長く…。そういう意味では、今日は2月下旬ですか、3月の半ばぐらいを一つのめどに、最後は、私がエイヤッと決めなければいけない話ですから、決めますよ。中途半端なことはできません。事業体が現に動いているわけですから、それをどういう形にするのかというのはきちんとしないと混乱も起きますし、目標をきちんと設定して、それに向けての法律的な整備をやるわけですからね。

あなたたちも良い知恵があったら教えてくださいよ。本当のことを言って、今、いろいろ考えているのですよ。いろいろな方からいろいろな意見も聞かされて、いろいろな実態も、時間がどんどん迫れば迫るほどいろいろなところから、情報量はボンボンボンボン、幾何級数的に私のところに増えてきているわけですよ。だから、今度はそれをきちんと解かなければいけないわけですから。私自身がそれを解いていかなければいけないわけですから、それをやります。

問)
トヨタの社長がアメリカの公聴会で証言して、「安全を最優先する」ということを約束されましたけれども、これについての大臣のご所見をお願いします。

答)
トヨタとしては、精一杯の誠心誠意、過去の反省に立った将来の決意を話しておられるので、理解を得られるのではないかと思いますけれどもね。

問)
経営者の(役員)報酬の開示の関係で、東証の社長とか、全銀協の会長さんなんかが、若干、否定的なことを言われていますが、この前の会見でも亀井さんは、「正々堂々と受け取ったほうが良い」と…。

答)
何で嫌なのだろう。

問)
個人情報保護の関係で問題があるのではないかという…。

答)
「個人情報保護」と言ったって、上場企業というのは社会的責任があり、社会的存在でもあるわけでしょう。これは、公務員の給料だって、政治家の給料だって公表されているわけでしょう。だから、1億(円)以上の給料を取っていても、「私はふさわしい仕事をしているのだ」と胸を張れば良い話で、「どうかな」と思う人は控えれば良い話であってね。そんなことを言っておられる方がどういう気持ちで言っておられるのか私には分かりません。直接聞いていませんから。

今、アメリカのように(報酬の)上限を制限するとか、そのようなことまで考えているわけではないのでね。

問)
先日、大塚副大臣がUSTR(アメリカ通商代表部)のカトラー(代表補)さんとお会いになられましたが、それについて何かご報告は受けておられますでしょうか。

答)
大体、聞きました。いろいろと。今までもいろいろな形で言われていることと同じようなことを言っておられたけれども、我々は、世界から見ても、日本国中から見ても、「これで妥当」と言ったらおかしいけれども、ちゃんとした方針を出すつもりですから。その点においては、妙な危惧(きぐ)は必要ないと思いますけれどね。

とにかく、外国企業に、「日本が閉鎖的だ」というような感覚を持たれてしまったら、日本経済自体も成り立っていかないわけですし、いろいろな意味で、これは、当然、そういう世界の視線に堪えられるものでないといけません。

問)
新潟県知事と加茂市の市長、日本郵政の取締役もされていますけれども、「整備新幹線の整備に郵便貯金の資金を使ったら良いのではないか」というようなアイデアを披露されているのですけれども、それについてどうお考えになりますか。

答)
整備新幹線の財源の問題は、私は、前から取り組んできた立場ですけれども、それは、財源としていろいろなことを考えるのは当然ですけれども、今のところ、別に、ゆうちょとか、そういうものをそこにすぐ振り向けるなんて、まだ、そんな具体的なことは考えていません。それは、いろいろなアイデアがあったって良いと思いますよ。ゆうちょのお金は全部国債で(とって)おかなければいけないというわけではありません。

問)
かつては、財政投融資というような形でさまざまな公共事業等に流れていたと思うのですけれども、「それは見直す」ということになったと思いますが、やはり、そういう公共的な投資にもう一回使うというのは、やはりそこは慎重であるべきというふうにお考えですか。

答)
問題は、投資される先が間違ったものであれば投資してはいけない話であって、それは、私は、最初から手足を縛る話ではないと思います。国債だけではなくて、過疎債とか地方債とか、ああいう分野での一つの財源にもなっていけば良いだろうと思います。将来的には、社債なんかの一つの供給源にもなっていけば良いだろうし、それは、健全な運用という観点から考えていけば良いことだと思いますね。

問)
国民新党の話で、今、「新生保守」というのを打ち出しておりますが、与党を支持する人たちの中で、どういう人が国民新党を応援すれば良いと具体的にはお考えでしょうか。

答)
「新生保守」というよりも、もっと分かりやすく、「本格保守だ」と言っているのですね。「国民新党、本格保守」。本当の保守ということは何かということを、もうちょっと問いかけたいと思うし、国民の皆さん方も考えられたら良いと思いますね。今、使い古されている「保守」という概念が、非常に間違った概念になって飛び回っているのではないかなという感じがしますね。保守の概念の中枢というのは、やはり、人間を大事にするということなのですね。人間の営みを大事にするということが保守の真髄であって、そこから離れた形で飛び交っていますから、今後、国民新党の中でいろいろ中身等についても議論して、我々自身がもっと真剣に考えなければいけないと。

答)
今度、(記者クラブの)記者会見を、(この)後で私の部屋でやっているあの(雑誌・フリー等記者の)記者会見と一緒にやるのですか。

問)
郵政と同じで、今、検討中です。

答)
検討中ですか(笑)。私はどうでもいいけれども、ただ、一緒のほうが便利は良いけれどもね。こんなことを言ったらおかしいけれども、上の(雑誌・フリー等記者の記者会見の)ほうがざっくばらんに、割とフランクにいろいろな質問も出るし、こっち(私)も話をする気になりますね。ここの(記者クラブの)記者会見はどうも構えてしまいますね。最初からあら探しをやっているのではないかという感じがするけれども、まあ、そんなこともないのだろうけれどもね。私のほうはどちらでも良いですよ。だけど、今度は、全員にコーヒーを配るわけにいかないですから(笑)。

問)
昨日、ちょっとパーティーで、北澤防衛大臣が、普天間なのですけれども、「下地(国民新党国会対策委員長)先生に下地(したじ)を作っていただいた」というようなお話もありまして、これまでキャンプシュワブ陸上案ということで、国民新党を中心に議論を進められてきたのですけれども、現実問題として、やはりこれが現実化していくという、そういう(北澤防衛大臣の)発言も踏まえてご所見をお願いします。

答)
威張るわけではないけれども、今の政治は、大体、国民新党の行っている方向に全て流れていっているのですよ。経済政策からあらゆるものがね。これは、皆さん方が、国民新党に「こんちくしょう」と思っても、率直に認めたほうが良いと思いますね。

なぜかというと、国民新党の言っていることは、当たり前のことを言っているからなのです。沖縄の問題だって、最初から言っています。これは、安全と騒音の問題なのです。それを解決する方法として、辺野古の沖合とか、そういうあれが、今まで、ある程度日米間で合意された経緯があるわけであって、新政権下においてもっと良い案があれば、それに収斂(しゅうれん)していくのは当たり前の話であってね。今、国民新党から出ている案というのは、今の辺野古案に比べてよっぽど優れていますよ。うち(国民新党)は、あの海を埋め立ててゼネコンを儲けさせれば良いと言う話ではないですし。

だから、そういう面では、結局、これは皆さん考えたらお分かりになると思いますよ。アメリカも最終的に合意をする、あるいはせざるを得ない。また、安全と騒音の問題をゼロにするのが一番良いのですけれども、それができないとすれば、ベターな選択として県民の負担を減らす方法はどうか、ということになってくると。ただ、日本の国内に引き受けてくれるところは到底ありそうもない。「沖縄だけに負担してもらうのは悪いから、これは我々も」というような、今の日本人(に)は、そんな殊勝な気持ちはなくなっているのですよ。本当になくなっている。だから、なかなかそれが期待できないとすれば、申しわけないけれども、ああいうアメリカのキャンプ内ですから、キャンプ内で、またそれに伴う騒音の問題とかいろいろな問題はアメリカサイドにおいてもっと協力をしてもらうということだと。

基本的には、マスコミはほとんど…、何であんなに遠慮するのですかね。あなたの社ですら遠慮する。まあ、あなたの社は前からそうですけれどもね。安全と騒音の問題をちゃんとするというのは、日本に基地を置いている米軍の義務ですよ。これは、基本的義務に関する話なのであって、それを強く求めるということは当たり前の話です。そのことが日米関係をおかしくするわけではないので、そういう意味において、冷静に、現実的にどう考えていくかということだと思いますよ。うち(国民新党)が言っている案というのは、本当に、非常に、誰でも、子供が考えても落ち着く案なのです。私は当たり前のことを言っているのです。

問)
大臣は、同じように夫婦別姓と外国人参政権の議論も、与党内での議論が国民新党の考え方、いわゆる反対のほうに集約されつつあるとお考えでしょうか。

答)
そうですね。福島(社民党党首)さんが、いつも私に「ねえねえねえ」とすり寄ってきて言われるけれども、こればかりはどうにもならないですよね。理由なんかここで言う必要はないでしょう。それは無理ですよ。参政権の問題だって同じです。鳩山政権は、こんなことをやるのではなくて、もっとやることがありますよ。うち(国民新党)が連立を組んでいる限りは、これは絶対不可能ですからね。絶対不可能。鳩山総理が「(夫婦別姓と外国人参政権を)やるから、お前たちは出ていけ」と言われれば別ですけれどもね。
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