東電が原発汚染水処理を怠ってきた理由→東電の建前と本音
松井記者
4月の緊急対策本部の会合でトレンチ内の高濃度汚染水のことは、なぜか取り上げられなかった。
玉川
なんかちょっと違うんではないか?
松尾
プロセス自体をあえて見せないようにしている。
高木
素人はずっと言っているが、プロは否定するだけ。
http://www.youtube.com/watch?v=4gYpai5e3O8
出演者は東電の汚染水対策に大きな不信感を抱いている。
もちろん国民、国際社会も同じように大きな不信感を抱いている。
しかし 見方を変えれば、数々の疑問が氷解する。
東電は事故直後から、汚染水を海に放出することを決めていた。
(もちろん、国民世論は汚染水の海への放出は絶対に認めないが)
東電は海への放出を決めた上で、汚染水対策を練ってきたのだ。
つまり
東電の汚染水対策とは国民世論に、
「汚染水放出はやむを得ない。避けることができない。」と思わせることにあった。
現段階で、東電の思惑通りになってきている。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は定例記者会見で
「敷地内は水だらけになっている。基準以下(の汚染水)を排出するのは避けられない」と述べている。
東電が汚染水の海への放出に迷いが無いのは、六ヶ所村再処理工場の建設に関わっていたからだ。
六ヶ所村再処理工場からは、すさまじい放射性廃棄物ができる。
すさまじい放射性廃棄物は処理できないので、海に放出することが決定されている。
→六ヶ所再処理工場の排水口が沖合 3km、深さ 44m の海底に設置される。
その排水口から18000兆ベクレルのトリチウムを放出する計画が出来上がっている。
トリチウムは年間18000兆ベクレルまで海への放出を容認している。
(18000兆ベクレルの基準値は、フランスのラアーグ再処理工場が18500兆ベクレルだから決められた。)
東電の建前は
大量の汚染水を浄化する。浄化できないトリチウムを含んだ海水は地上で半永久的に保管する。
東電の本音は
トリチウム汚染水は技術的に、浄化は不可能。
汚染水の保管は半永久的だから、莫大な費用が半永久的にかかってくる。
だから
大量の汚染水は海に流す。
海に放出しても大丈夫。
福島汚染水のトリチウムは1000兆ベクレル。
→六ヶ所村の10分の1以下の放射能
海への放出を達成するために
国民世論が海への放出やむなしの空気を作り出す。
上記のような見方をすれば、下記の疑問は氷解する。
1 なぜ 考えられる汚染水処理対策を行わずに、不十分な対応を取ってきたのか?
2 なぜ オールジャパンでの汚染水対策を拒否し、東電だけで解決しようとしてきたのか?
3 なぜ のらりくらりとした対応で国民の怒りをかってきたのか?
4 なぜ 国民誰でもが考える疑問に、放射能専門家の東電は全く答えてこなかったのか?
5 なぜ 東電は素人と同じ発想しかしていないのか?
東電は既に結論を出している。
トリチウムを含んだ汚染水は海に放出する。
東電は、トリチウム汚染水の放出に罪悪感は持っていない。
トリチウム汚染水の放出に罪悪感が全くないことは、下記記事を見れば分かる。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-642.html
東電「流出量の上限は年22兆ベクレルだから、事故前と大差無い」
驚くべきはこの試算値に対する東電のコメントで、
東電は「事故前と大きな差ない」と他人事のようなコメントをしている。
動画を見れば、いずれ汚染水が海に流れていくことは避けられないことは明らか。
東電は初めから分かっていた。
対策を講じてきたが駄目だったというアリバイ作りをしているだけ。
1テラベクレル = 1兆ベクレル
つまり
六ヶ所村のトリウムの年間放出予定量は18000兆ベクレル
六ヶ所再処理工場では年間18000兆ベクレルの液体トリウムを放出する予定。
電力会社は
年間18000兆ベクレルの液体トリウムを放出しても環境に影響が無いと判断している。
安全だと思う理由は
フランスのラ・アーグ再処理工場の規制値が年間18500兆ベクレルだから
(ラ・アーグ再処理工場では13900兆ベクレルのトリウムを海に放出している)
2年で最大40兆ベクレルのトリチウムが流出
→六ヶ所村では1年 18000兆ベクレルが放出される予定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130802-00000177-jij-soci

六ヶ所の沖合 3km、深さ 44m の海底に放出予定のトリチウムは
年間18000兆ベクレル
何故、六ヶ所再処理工場はクリプトン、炭素 14、トリチウムを捕捉しないのでしょうか? それはカネがかかるから。
http://www.cnic.jp/files/lec/koide090321.pdf

六ヶ所再処理工場が放出を予定している放射能濃度規制を受けない再処理工場再処理は軍事上の至上命令のために開発されました。
そのため、それがどんなに不経済であっても、どんなに環境汚染を引き起こしても運転が許されました。「平和利用」を標榜して行われる日本の六ヶ所再処理工場の場合に、何よりも重視されるのは経済性です。
六ヶ所再処理工場から放出が予定され、そして実際にもそうなる放射能の一つにトリチウム(三重水素)があります。
海に放出が計画されているその量は年間 18000 テラ・ベクレルで、1 日あたりにすれば約 60 テラ・ベクレルです。
原子力発電所を含め、再処理工場を除くすべての核(原子力)施設は放射性物質を環境に捨てる場合、原子炉等規制法によって濃度規制を受けます。
しかし、再処理工場の場合、もし原子炉等規制法で放出することが許容される濃度(60Bq/cm3)までトリチウムを薄めようとすれば、毎日 100 万トンの希釈水が必要になります。
つまり、六ヶ所再処理工場は毎日 100 万トンもの水で薄めなければ流すことができない毒物を海に流す工場です。
しかし、日本の国は、再処理工場の場合には、原子炉等規制法の規制から除外し、濃度規制をしないことにしてしまいました。
六ヶ所再処理工場の排水口は沖合 3km、深さ 44m の海底に設置されますが、それは、そうでもしなければこの厖大な毒物を排出できないからです。その運転を 40 年間も続けてよいという許可を与える権限が一体誰にあるのでし
ょうか?
捕捉できる放射能すら捕捉せずに放出 六ヶ所再処理工場で平常運転時に放出が予定されている放射能のうち住民に被曝を加える放射能はクリプトン 85(Kr-85),トリチウム(H-3),炭素 14(C-14)で、これら3核種だけで全体の被曝量の7割に達します。
何故これらの核種の被曝量が圧倒的に大きくなるかと言えば、六ヶ所再処理工場はこれら3つの核種については、「フィルタでは取り除けません。・・・充分な拡散・希釈効果を有する高さ約 150m の主排気筒、沖合い約 3km、水深約 44m の海洋放出口から放出します」と書き、全量を放出するとしているからです。
http://no-border.asia/archives/6920
福島第一原発では現在、地下に溜まった汚染水を汲み上げて、放射性物質除去設備で主に放射性セシウムを取り除いた状態で貯蔵タンクに貯めると同時に、一部を再び原子炉に戻して冷却水に利用している。これが「循環注水冷却」といわれるものだ。
しかし1号機から4号機の原子炉建屋とタービン建屋の地下には、毎日400トンの地下水が流れ込んでいると推定されており、循環注水冷却に必要な量以上の汚染水が発生し続けている。この汚染水は2013年2月26日までに24万5000トンに達した。
問題は、この装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万~500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。
ところで同じ資料によれば、福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。
4月の緊急対策本部の会合でトレンチ内の高濃度汚染水のことは、なぜか取り上げられなかった。
玉川
なんかちょっと違うんではないか?
松尾
プロセス自体をあえて見せないようにしている。
高木
素人はずっと言っているが、プロは否定するだけ。
http://www.youtube.com/watch?v=4gYpai5e3O8
出演者は東電の汚染水対策に大きな不信感を抱いている。
もちろん国民、国際社会も同じように大きな不信感を抱いている。
しかし 見方を変えれば、数々の疑問が氷解する。
東電は事故直後から、汚染水を海に放出することを決めていた。
(もちろん、国民世論は汚染水の海への放出は絶対に認めないが)
東電は海への放出を決めた上で、汚染水対策を練ってきたのだ。
つまり
東電の汚染水対策とは国民世論に、
「汚染水放出はやむを得ない。避けることができない。」と思わせることにあった。
現段階で、東電の思惑通りになってきている。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は定例記者会見で
「敷地内は水だらけになっている。基準以下(の汚染水)を排出するのは避けられない」と述べている。
東電が汚染水の海への放出に迷いが無いのは、六ヶ所村再処理工場の建設に関わっていたからだ。
六ヶ所村再処理工場からは、すさまじい放射性廃棄物ができる。
すさまじい放射性廃棄物は処理できないので、海に放出することが決定されている。
→六ヶ所再処理工場の排水口が沖合 3km、深さ 44m の海底に設置される。
その排水口から18000兆ベクレルのトリチウムを放出する計画が出来上がっている。
トリチウムは年間18000兆ベクレルまで海への放出を容認している。
(18000兆ベクレルの基準値は、フランスのラアーグ再処理工場が18500兆ベクレルだから決められた。)
東電の建前は
大量の汚染水を浄化する。浄化できないトリチウムを含んだ海水は地上で半永久的に保管する。
東電の本音は
トリチウム汚染水は技術的に、浄化は不可能。
汚染水の保管は半永久的だから、莫大な費用が半永久的にかかってくる。
だから
大量の汚染水は海に流す。
海に放出しても大丈夫。
福島汚染水のトリチウムは1000兆ベクレル。
→六ヶ所村の10分の1以下の放射能
海への放出を達成するために
国民世論が海への放出やむなしの空気を作り出す。
上記のような見方をすれば、下記の疑問は氷解する。
1 なぜ 考えられる汚染水処理対策を行わずに、不十分な対応を取ってきたのか?
2 なぜ オールジャパンでの汚染水対策を拒否し、東電だけで解決しようとしてきたのか?
3 なぜ のらりくらりとした対応で国民の怒りをかってきたのか?
4 なぜ 国民誰でもが考える疑問に、放射能専門家の東電は全く答えてこなかったのか?
5 なぜ 東電は素人と同じ発想しかしていないのか?
東電は既に結論を出している。
トリチウムを含んだ汚染水は海に放出する。
東電は、トリチウム汚染水の放出に罪悪感は持っていない。
トリチウム汚染水の放出に罪悪感が全くないことは、下記記事を見れば分かる。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-642.html
東電「流出量の上限は年22兆ベクレルだから、事故前と大差無い」
驚くべきはこの試算値に対する東電のコメントで、
東電は「事故前と大きな差ない」と他人事のようなコメントをしている。
動画を見れば、いずれ汚染水が海に流れていくことは避けられないことは明らか。
東電は初めから分かっていた。
対策を講じてきたが駄目だったというアリバイ作りをしているだけ。
1テラベクレル = 1兆ベクレル
つまり
六ヶ所村のトリウムの年間放出予定量は18000兆ベクレル
六ヶ所再処理工場では年間18000兆ベクレルの液体トリウムを放出する予定。
電力会社は
年間18000兆ベクレルの液体トリウムを放出しても環境に影響が無いと判断している。
安全だと思う理由は
フランスのラ・アーグ再処理工場の規制値が年間18500兆ベクレルだから
(ラ・アーグ再処理工場では13900兆ベクレルのトリウムを海に放出している)
2年で最大40兆ベクレルのトリチウムが流出
→六ヶ所村では1年 18000兆ベクレルが放出される予定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130802-00000177-jij-soci

六ヶ所の沖合 3km、深さ 44m の海底に放出予定のトリチウムは
年間18000兆ベクレル
何故、六ヶ所再処理工場はクリプトン、炭素 14、トリチウムを捕捉しないのでしょうか? それはカネがかかるから。
http://www.cnic.jp/files/lec/koide090321.pdf

六ヶ所再処理工場が放出を予定している放射能濃度規制を受けない再処理工場再処理は軍事上の至上命令のために開発されました。
そのため、それがどんなに不経済であっても、どんなに環境汚染を引き起こしても運転が許されました。「平和利用」を標榜して行われる日本の六ヶ所再処理工場の場合に、何よりも重視されるのは経済性です。
六ヶ所再処理工場から放出が予定され、そして実際にもそうなる放射能の一つにトリチウム(三重水素)があります。
海に放出が計画されているその量は年間 18000 テラ・ベクレルで、1 日あたりにすれば約 60 テラ・ベクレルです。
原子力発電所を含め、再処理工場を除くすべての核(原子力)施設は放射性物質を環境に捨てる場合、原子炉等規制法によって濃度規制を受けます。
しかし、再処理工場の場合、もし原子炉等規制法で放出することが許容される濃度(60Bq/cm3)までトリチウムを薄めようとすれば、毎日 100 万トンの希釈水が必要になります。
つまり、六ヶ所再処理工場は毎日 100 万トンもの水で薄めなければ流すことができない毒物を海に流す工場です。
しかし、日本の国は、再処理工場の場合には、原子炉等規制法の規制から除外し、濃度規制をしないことにしてしまいました。
六ヶ所再処理工場の排水口は沖合 3km、深さ 44m の海底に設置されますが、それは、そうでもしなければこの厖大な毒物を排出できないからです。その運転を 40 年間も続けてよいという許可を与える権限が一体誰にあるのでし
ょうか?
捕捉できる放射能すら捕捉せずに放出 六ヶ所再処理工場で平常運転時に放出が予定されている放射能のうち住民に被曝を加える放射能はクリプトン 85(Kr-85),トリチウム(H-3),炭素 14(C-14)で、これら3核種だけで全体の被曝量の7割に達します。
何故これらの核種の被曝量が圧倒的に大きくなるかと言えば、六ヶ所再処理工場はこれら3つの核種については、「フィルタでは取り除けません。・・・充分な拡散・希釈効果を有する高さ約 150m の主排気筒、沖合い約 3km、水深約 44m の海洋放出口から放出します」と書き、全量を放出するとしているからです。
http://no-border.asia/archives/6920
福島第一原発では現在、地下に溜まった汚染水を汲み上げて、放射性物質除去設備で主に放射性セシウムを取り除いた状態で貯蔵タンクに貯めると同時に、一部を再び原子炉に戻して冷却水に利用している。これが「循環注水冷却」といわれるものだ。
しかし1号機から4号機の原子炉建屋とタービン建屋の地下には、毎日400トンの地下水が流れ込んでいると推定されており、循環注水冷却に必要な量以上の汚染水が発生し続けている。この汚染水は2013年2月26日までに24万5000トンに達した。
問題は、この装置では放射性物質の一種であるトリチウムが除去できないことだ。東電の資料によれば、福島第一に貯留している汚染水に含まれるトリチウムは、1リットルあたり100万~500万ベクレルと記載している。件の24万5000トンの汚染水に含まれるトリチウムは1リットルあたり500万ベクレルと考えていいと、東電は説明している。
ところで同じ資料によれば、福島第一原発の内規である保安規定で示されているトリチウムの年間放出量は22兆ベクレルとなっている。つまり現行の基準を順守した場合、前述した汚染水を放出できる量は最大でも年間4400トン(440万リットル)程度にしかならない。そうすると、すべてのトリチウムを海に放出するには半世紀以上、56年もの歳月がかかることになる。
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沿岸漁業、壊滅…
まったく同意!
国連の常任理事国は、核保有。
自分達がやって来た事に、文句は言えない、言わない。
海洋投棄の国際規約もザルで、船でドラム缶詰めにして投棄するのは違反でも、海底配管で沖合いに流すのは規制していない。
しかし、海洋投棄、特に沿岸への流出は、西欧と習慣の異なる日本にとって大打撃である。
日本の海産物消費量は、欧米に比べてはるかに多い。
日本の漁業は遠洋漁業ばかりでは無い、日本人には海草を食べる習慣がある。
六ヶ所やフクシマの放射能汚染水の海洋放出は、東日本の沿岸漁業を壊滅するだろう。
東電や政府・自民党、原子力ムラの身勝手が、日本古来の文化まで破壊してしまう。
国連の常任理事国は、核保有。
自分達がやって来た事に、文句は言えない、言わない。
海洋投棄の国際規約もザルで、船でドラム缶詰めにして投棄するのは違反でも、海底配管で沖合いに流すのは規制していない。
しかし、海洋投棄、特に沿岸への流出は、西欧と習慣の異なる日本にとって大打撃である。
日本の海産物消費量は、欧米に比べてはるかに多い。
日本の漁業は遠洋漁業ばかりでは無い、日本人には海草を食べる習慣がある。
六ヶ所やフクシマの放射能汚染水の海洋放出は、東日本の沿岸漁業を壊滅するだろう。
東電や政府・自民党、原子力ムラの身勝手が、日本古来の文化まで破壊してしまう。
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