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東電の“罠”=“福島原発原子炉のメルトスルー詐欺”④→非常用復水機停止詐欺

福島原発事故の主因が津波ではなく、激しく、長く読いた地震が主因だった。
(福島第一原発の在る大熊町は震度6強の揺れ、最大加速度は設計値の約126パーセントの550ガルを記録)
わずか震度6強の揺れで原発は致命的な被害を蒙った。
震度6強の地震が主因で福島事故が起こったとすることは原子力発電推進派にとって、致命的。
原子力発電を守るためには
地震の主因を否定し、津波に主因を押し付ける必要が生じた。


その具体的な方法はメルトダウン。
メルトダウンを早めて圧力容器に穴を開ける。
メルトダウンで生じた穴から、高温高圧のガス、冷却水が出て行ったことにする。


メルトダウンが原因で、福島原発事故が起こったという「悪しきシュミレーション」を完成させることが、原発を守る方法となった。

メルトダウンを促進させる情報は大きくメディアを通じて大きく取り上げ、
メルトダウンを妨げる要素は排除する。

メルトダウンを妨げる要素の中で、最も邪魔な存在が非常用復水機。
非常用復水機が稼動していたなら、メルトダウンは生じなかった。
→独立行政法人の解析によると
午後4時15分に非常用復水機を作動させていれば、福島1号機のメルトダウンが起こらなかった。

午後4時15分に非常用復水機稼動なら→メルトダウン防げた可能性 指摘

メルトダウン防げた可能性 指摘 投稿者 samthavasa

また、非常用復水機が動いていたのではメルトダウンを早めるシナリオは描けない。

そこで
非常用復水機を停止させるシナリオを描く必要が生じた。

その結果、非常用復水器はわずか2回しか、働かなかったことにされた。
1号機の非常用復水器の作動について。
 東電の発表内容は、「10月18日に調査した2機の非常用復水器内に残った冷却水の量などから、事故後の運転状態を推定した。1基は事故当初、約80%あった水位がほとんど下がらず、働いていなかった。
もう1基の水位も65%にとどまり、非常用復水器が動作したのは3月11日午後6時18~25分、同午後9時半以降の2回とみられるという」(日経新聞記事)


実際には稼動していた非常用復水機が停止したという報道が流され、多くの国民、専門家が踊らされた。







吉田所長が1号機の非常用復水器(IC)停止を把握していなかったというニュースも流された。
(吉田所長は非常用復水器は動いていたと認識。)
→吉田所長はミスを犯していない。(なぜなら、非常用復水器は翌12日1時48分まで動いていた。)



http://blogs.yahoo.co.jp/jr6qrs/2272869.html
不可解に思われます。
地震、津波直後は、外部電源(交流)が失われていても、バッテリ直流電源は動作していたはずですから、蒸気を送る配管の弁のうち格納容器の内側の弁が自動的に閉じたままという解釈は不可解です。
操作員は、バッテリ電源を用い、弁を開ける操作を熟知しており、適切な操作を行った可能性が高いはずです。

07091.jpg



非常用復水器停止報道ばかりが大きく報道された。

しかし 

小さく、目立たない様なところで、非常用復水器稼動の報道もあった。

非常用復水器は翌12日1時48分まで動いていた。

午後3時ごろに「非常用復水器」はいったん停止しますが、午後6時すぎから翌12日午前2時前ごろまで再び動いていた。
1号機では地震から半日ほどは原子炉の冷却が一時的に行われていた

東電は直流電源は喪失したと発表
しかし 実際は所内での直流小電源融通しあうことで、非常用復水器は翌12日1時48分まで動いていた。






http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110517/0055_anzensouchi.html
午後3時ごろに「非常用復水器」はいったん停止しますが、午後6時すぎから翌12日午前2時前ごろまで再び動いていたとみられるということで、1号機では地震から半日ほどは原子炉の冷却が一時的に行われていた
07082_20120708230523.jpg




http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85
1号機では、11日14時46分の地震発生後、14時52分非常用復水器が起動[43]したが急激な圧力低下を緩和するため(圧力容器の破損を避けるため)、作業員が回路を開閉中、15時半に津波に襲われ、15時50分非常用電池が水没して遮断状態のまま非常用復水器が使用不能になり、同時に計器、動弁電源も失われた。東京電力は、17時に電源車を出動させたが渋滞で動けず、18時20分に東北電力に電源車の出動を要請したが到着は23時で津波の被害・電圧不一致もあって翌日15時まで接続できなかった。一方11日19時30分に1号機の燃料は蒸発による水位低下で全露出して炉心溶融が始まり、所内での直流小電源融通で動かしていた非常用復水器も翌12日1時48分に機能停止、翌12日明方6時頃には全燃料がメルトダウンに至ったとみられる。1号機は上記の経緯で、地震発生後5時間で燃料が露出したとみられ、15時間ほどでメルトダウンしたと思われる。2012年7月5日に提出された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会報告書では、少なくとも1号機A系の非常用交流電源喪失は、津波によるものではない可能性があることが判明した、としている[10]。

2号機・3号機では蒸気タービン駆動の隔離時注水系 (RCIC) が、2号機は約3日、3号機は約2日の間、炉心に水を注入し続けた(2号機・3号機は、全交流電源喪失を考慮し、隔離時注水系 (RCIC) ・高圧注水系 (HPCF) と、2系統の蒸気タービン駆動注水装置がある。2号機の高圧注水系はバッテリー水没で起動しなかったが、3号機ではバッテリーが生きていたHPCFが、RCIC停止を感知して入れ替わり起動し、その後15時間ほど稼働し続けた)。しかし停電時間は、電力会社が設計上想定してきた最大8時間に収まらず、非常用バッテリーを使い切った。渋滞による電源車の遅れ、原子炉の電圧と合う電源車が62台のうち1台しかなかったこと、電源車の出力不足、唯一の受電施設が水没したこと、震災翌日に開通した仮設電源ケーブルが開通6分後に1号機の水素爆発で吹き飛ばされたこと、自衛隊や米軍による電源車のヘリコプター空輸が重量超過のためできなかったことなどの複合要因により、全電源の喪失が長期化した[44




2011年5月24日 読売新聞では非常用復水器停止の報道はしているが
なぜ非常用復水器が、午後6時すぎから翌12日午前2時前ごろまで再び動いていた事は報道しないのか?


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110524-OYT1T00433.htm
1号機復水器は手動で停止…手順書通りと東電

福島原発
 福島第一原子力発電所1号機で、東日本大震災による津波襲来の前に緊急時の炉心を冷やす「非常用復水器」が一時停止したのは、作業員が手動で操作したためだったことが東京電力が23日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した報告書で明らかになった。


 東電は、手順書通りの妥当な操作としているが、津波後は装置が正常に作動すれば、炉心溶融(メルトダウン)を遅らせることができた可能性も指摘されている。

 報告書によると、地震で外部電源は喪失したが、大きな配管破断などはなく、津波が押し寄せるまで、1~3号機とも、非常用電源が起動していた。

 運転中の1号機は、3月11日午後2時46分の大震災直後、原子炉に制御棒が挿入されて緊急停止。6分後、「非常用復水器」が自動起動し、冷却が始まった。その11分後の午後3時3分に停止した。手順書では、原子炉の温度低下が1時間に55度を超えないよう冷却を調整することになっている。東電は、非常用復水器によって冷却が進み、100度以上温度が低下したため、作業員が停止操作を行ったとしている。

 この後、作業員が非常用復水器を再作動させたが、同日午後3時半過ぎ、津波によって「非常用復水器の配管破断」を検出する直流電源が失われた。電源喪失すると、自動的に配管破断を知らせる信号が出て、そのため非常用復水器の隔離弁が閉じ、再び停止した。


 作業員は電源喪失の信号で、隔離弁が閉じた可能性があるとみて調べたところ、弁が閉じていたため、手動で弁を開けたとしている。

(2011年5月24日11時46分 読売新聞)
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