世田谷の高線量ビンの粉末でヨウ素検出騒動を引き起こせる。
原子力資料情報室 新宿区での放射線 sekaishinjitsuーtweet
iwakamiyasumi 全8チャンネルを同時視聴
小出裕章助教の非公式ブログ
自由報道協会のニュースサイト
「子供を守ろう Save Child」?福島原発事故や放射能汚染情報や地震などの情報
原発についての動画を集める
放射線測定サイトや拡散予想サイトのまとめ
世田谷の高放射能検出ニュースでは放射性物質ラジウム226の検出を大騒ぎしているが、
真に注目すべき放射性物質はビスマス214、鉛214の検出。
もし今、世田谷区民家の床下の瓶の粉末を浄水場にばら撒けば、翌日にはばら撒かれた浄水場でヨウ素検出のニュースが流れる。
世田谷区民家の床下瓶の中の粉末を検査した結果、ラジウム226やビスマス214、鉛214などの放射性物質が検出された。
一方、原発事故後の3月23日から、
川崎市の生田浄水場で「放射性ヨウ素」が断続的に検出されていた。
どうやら検出されたのは原発事故由来の放射性物質(核種)ではないことが判明。
生田浄水場で検出された微量の自然放射性核種は鉛214、ビスマス214だった。
(国立保健医療科学院による、詳細な放射能測定の結果)
このうち鉛214の放出するガンマ線は、放射性ヨウ素が放出するガンマ線とエネルギーレベルが近いため、NaIシンチレーション検出器による測定では、放射性ヨウ素として検出されることが判明。
そして、さらなる偶然は、川崎市の生田浄水場で「放射性ヨウ素」が検出されたのは3月23日。
その3月23日に
東京都は、葛飾区の金町浄水場の水道水で、1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131を検出。
金町浄水場の放射性ヨウ素131を検出は3月22日から3月27日までの数日間だけだった。
東京都によると、水道水の検査は22日に3カ所で実施された。
金町浄水場では210ベクレルを検出、
小作浄水場(羽村市)は基準を下回る32ベクレル、
朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)では検出されなかった。
金町浄水場のその後
金町浄水場では22日に210ベクレル、
23日に190ベクレルが検出されたが、
24日に79ベクレルとなり、その後も基準を下回る値が続いていた。
27日の検査では検出されなかったと発表した。(都によると、不検出は20ベクレル以下。)

3月23日のニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000004-jij-soci
原因は放射性ラジウム=原発事故と無関係―世田谷の高放射線量・文科省
時事通信 10月14日(金)0時20分配信
東京都世田谷区の区道で高い放射線量が検出された問題で、文部科学省は14日未明、隣接する民家の床下にあった瓶の中から、ラジウム226とみられる放射性物質が見つかったと発表した。最大で毎時3.35マイクロシーベルトが検出された原因はこの放射性ラジウムで、東京電力福島第1原発事故とは無関係と判断した。
文科省によると、13日午後3時半ごろ、世田谷区から「床下にある複数のガラス瓶が放射線源とみられる」との通報を受けた。同省は放射線障害防止法に基づき、担当者2人を派遣。民家の寝室の床下から、箱に入ったガラス瓶数十本を見つけた。中には粉末が入っていた。
粉末を検査した結果、ラジウム226やビスマス214、鉛214などの放射性物質が検出されたため、鉛容器などに入れ放射線量を低減する措置を取った。14日にも専門業者に処分を依頼するという。
この民家は1950年代に建てられ、女性が今年2月まで住んでいたが、現在は無人。女性の親族はガラス瓶などに心当たりがないと話しているといい、女性の夫(故人)も、放射性物質を扱う職業とは無関係だったという。
http://ka2ka.exblog.jp/13609070/
ヨウ素ではなかった!!
川崎市の4つの浄水場のうち唯一(微量ながらも)「放射性ヨウ素」が断続的に検出されていた生田浄水場(つまり我が家の水道水の供給源)であるが、どうやら検出されたのは原発事故由来の放射性物質(核種)ではないことが判明したらしい。
国立保健医療科学院に生田浄水場原水の放射能の詳細な測定を依頼したところ、微量の自然放射性核種(鉛214、ビスマス214)が検出されました。このうち鉛214の放出するガンマ線は、放射性ヨウ素が放出するガンマ線とエネルギーレベルが近いため、NaIシンチレーション検出器による測定では、放射性ヨウ素として検出されることが判明しました。
国立保健医療科学院による、生田浄水場原水の詳細な放射能測定では、鉛214及びビスマス214が検出されました。これらはウラン系列に属する一般的な自然放射性核種であり、地中の岩石などに含まれる自然放射性核種が地下水に溶け出し検出されたものと思われます。検出された濃度は鉛214、ビスマス214ともに5から8Bq/Lで、この水準の濃度では健康への影響は問題にならないとの評価を国立保健医療科学院より受けています。
http://www.city.kawasaki.jp/80/80syomu/home/oshirase/mizu_QandA.htm
http://www.city.kawasaki.jp/80/80syomu/home/urgency/houshanousui_20110517.html
生田浄水場の水源は他の3つの浄水場とは異なり近くの地下水が主体であり、しかも比較的浅めの水源であるため、雨水の影響などをモロに受けて原発事故由来の放射性物質が検出されやすい状態とみられていた。基準値をはるかに下回る「ただちに健康に影響を及ぼす値ではない」ため大して気になるほどではなかったとはいえ、やはりあまり気持ちのいいものではない。しかも、この生田の水は「恵水」の名称で販売されているほどの名水。微量とはいえ、放射性ヨウ素が検出された名水が売れるわけがない。また、生田浄水場は現在、廃止が取り沙汰されていることから、その問題とも絡めてさまざまな憶測も流れていたわけだが、廃止に猛烈に反対する唯一の某政党(地元議員)の執念が実ったというべきか、まあ、原発事故関連ニュースの中では(きわめて個人的には)めずらしい朗報と言えるかもしれない。
http://202.86.58.48/society/domestic/news/20110323/dms1103231929028-n1.htm
首都・東京“水パニック”の恐れ 金町浄水場から放射性ヨウ素
2011.03.23
水道水から高い放射性ヨウ素が検出された金町浄水場(葛飾区)。恐れていることが起きてしまった【拡大】
東京都は23日、葛飾区の金町浄水場の水道水で、1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。乳児の基準100ベクレルを超えているとしていて、乳児については飲用を控えるよう求めた。震災の被害を受けた福島第1原発の事故は、首都・東京を“水パニック”に陥れようとしているのか。
金町浄水場は江戸川から取水し、東京23区、武蔵野市、多摩市、町田市、稲城市、三鷹市に水道水を供給している。
東京都によると、水道水の検査は22日に3カ所で実施された。金町浄水場では210ベクレルを検出、小作浄水場(羽村市)は基準を下回る32ベクレル、朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)では検出されなかった。
厚生労働省は「乳児が飲んでも直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」とした上で、念のため、乳児の飲み水や粉ミルクを溶かす水として利用しないよう呼びかけた。
ただ、東京都は「乳児向けの飲用基準を超えた水道水を数回にわたって飲んでも、健康にはまったく影響がない」とも説明している。
同日午後、緊急会見した石原慎太郎都知事(78)は「直ちに健康に影響はなく、生活用水としては問題はない。1歳未満が水道水を飲むと影響が出る可能性がある。冷静に対処していただきたい」と話した。
都水道局は15~16日、今回基準を超えるヨウ素131が検出された金町浄水場のほか、朝霞浄水場、小作浄水場の水道水を採水。放射能の臨時測定を実施し、この際には「健康に影響がないレベルだった」と発表していた。世界保健機関(WHO)が定めたガイドラインで、一生涯飲み続けても影響あるレベルに達していなかった。
金町浄水場と同じ江戸川水系には三郷浄水場(23区のみ)のほか、埼玉県の新三郷、庄和の各浄水場がある。
庄和は春日部市、越谷市、吉川市を中心とした埼玉県東部エリア。新三郷は三郷、八潮、川口、草加、鳩ヶ谷などの各市が給水エリアとなっている。
江戸川の源流、利根川まで警戒範囲を広げた場合、支流の荒川水系には、東京都の三園、朝霞の各浄水場があり、こちらも給水エリアは23区。埼玉県には大久保、庄和の各浄水場があり、対象エリアはさいたま、上尾、所沢、入間、狭山、東松山、越生などの各市が含まれ、ほぼ埼玉全域に広がることになる。
埼玉県水道業務課は、「これまで荒川水系の調査では問題ありませんでしたが、東京がこういう事態になったので、江戸川水系の値を確認し、分かり次第公表したいと思います」としている。
放射性ヨウ素131とは、放射線を出す放射性物質の一種で、自然界には存在しない。原子力施設の事故では、ウランの核分裂によって放射性ヨウ素などの人工放射性核種が環境中に放出される。
放射性物質が壊れ、半分に減る期間を示す「半減期」は、ヨウ素131は8日間と短いものの、体内では甲状腺に沈着、蓄積し、甲状腺がんの危険性が高まる。あらかじめ非放射性のヨウ素剤を服用しておくと、放射性ヨウ素の沈着を防ぐ効果がある。
福島県飯館村では20日に水道水1キログラム当たり965ベクレルの放射性ヨウ素を検出した。
金町浄水場は1926年に完成。その後、規模を拡大しながら、長く東京都民に水道水を供給し続けている。江戸川の水を取水しているため、水質悪化が深刻だった80年代には「日本一まずい水道水」と評されたこともある。ただ、近年は技術の進歩と江戸川などの水質向上で、水道水の質は改善されている。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110327/trd11032717010003-n1.htm
金町浄水場、放射性ヨウ素検出されず 都が発表
2011.3.27 16:59
東京都水道局は27日、乳児の基準(1キログラム当たり100ベクレル)を超える値が22日に出た金町浄水場の放射性ヨウ素が、27日の検査では検出されなかったと発表した。都によると、不検出は20ベクレル以下。
小作浄水場も検出されず、朝霞浄水場は27ベクレル。都は「いずれも1歳未満の乳児を含め飲んでも問題はない」としている。
減少の理由について都は「雨がやみ日がたったため。今後の天気や原発の状況次第では、また増える可能性もある」と説明している。
金町浄水場では22日に210ベクレル、23日に190ベクレルが検出されたが、24日に79ベクレルとなり、その後も基準を下回る値が続いていた。
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「子供を守ろう Save Child」?福島原発事故や放射能汚染情報や地震などの情報
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世田谷の高放射能検出ニュースでは放射性物質ラジウム226の検出を大騒ぎしているが、
真に注目すべき放射性物質はビスマス214、鉛214の検出。
もし今、世田谷区民家の床下の瓶の粉末を浄水場にばら撒けば、翌日にはばら撒かれた浄水場でヨウ素検出のニュースが流れる。
世田谷区民家の床下瓶の中の粉末を検査した結果、ラジウム226やビスマス214、鉛214などの放射性物質が検出された。
一方、原発事故後の3月23日から、
川崎市の生田浄水場で「放射性ヨウ素」が断続的に検出されていた。
どうやら検出されたのは原発事故由来の放射性物質(核種)ではないことが判明。
生田浄水場で検出された微量の自然放射性核種は鉛214、ビスマス214だった。
(国立保健医療科学院による、詳細な放射能測定の結果)
このうち鉛214の放出するガンマ線は、放射性ヨウ素が放出するガンマ線とエネルギーレベルが近いため、NaIシンチレーション検出器による測定では、放射性ヨウ素として検出されることが判明。
そして、さらなる偶然は、川崎市の生田浄水場で「放射性ヨウ素」が検出されたのは3月23日。
その3月23日に
東京都は、葛飾区の金町浄水場の水道水で、1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131を検出。
金町浄水場の放射性ヨウ素131を検出は3月22日から3月27日までの数日間だけだった。
東京都によると、水道水の検査は22日に3カ所で実施された。
金町浄水場では210ベクレルを検出、
小作浄水場(羽村市)は基準を下回る32ベクレル、
朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)では検出されなかった。
金町浄水場のその後
金町浄水場では22日に210ベクレル、
23日に190ベクレルが検出されたが、
24日に79ベクレルとなり、その後も基準を下回る値が続いていた。
27日の検査では検出されなかったと発表した。(都によると、不検出は20ベクレル以下。)

3月23日のニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000004-jij-soci
原因は放射性ラジウム=原発事故と無関係―世田谷の高放射線量・文科省
時事通信 10月14日(金)0時20分配信
東京都世田谷区の区道で高い放射線量が検出された問題で、文部科学省は14日未明、隣接する民家の床下にあった瓶の中から、ラジウム226とみられる放射性物質が見つかったと発表した。最大で毎時3.35マイクロシーベルトが検出された原因はこの放射性ラジウムで、東京電力福島第1原発事故とは無関係と判断した。
文科省によると、13日午後3時半ごろ、世田谷区から「床下にある複数のガラス瓶が放射線源とみられる」との通報を受けた。同省は放射線障害防止法に基づき、担当者2人を派遣。民家の寝室の床下から、箱に入ったガラス瓶数十本を見つけた。中には粉末が入っていた。
粉末を検査した結果、ラジウム226やビスマス214、鉛214などの放射性物質が検出されたため、鉛容器などに入れ放射線量を低減する措置を取った。14日にも専門業者に処分を依頼するという。
この民家は1950年代に建てられ、女性が今年2月まで住んでいたが、現在は無人。女性の親族はガラス瓶などに心当たりがないと話しているといい、女性の夫(故人)も、放射性物質を扱う職業とは無関係だったという。
http://ka2ka.exblog.jp/13609070/
ヨウ素ではなかった!!
川崎市の4つの浄水場のうち唯一(微量ながらも)「放射性ヨウ素」が断続的に検出されていた生田浄水場(つまり我が家の水道水の供給源)であるが、どうやら検出されたのは原発事故由来の放射性物質(核種)ではないことが判明したらしい。
国立保健医療科学院に生田浄水場原水の放射能の詳細な測定を依頼したところ、微量の自然放射性核種(鉛214、ビスマス214)が検出されました。このうち鉛214の放出するガンマ線は、放射性ヨウ素が放出するガンマ線とエネルギーレベルが近いため、NaIシンチレーション検出器による測定では、放射性ヨウ素として検出されることが判明しました。
国立保健医療科学院による、生田浄水場原水の詳細な放射能測定では、鉛214及びビスマス214が検出されました。これらはウラン系列に属する一般的な自然放射性核種であり、地中の岩石などに含まれる自然放射性核種が地下水に溶け出し検出されたものと思われます。検出された濃度は鉛214、ビスマス214ともに5から8Bq/Lで、この水準の濃度では健康への影響は問題にならないとの評価を国立保健医療科学院より受けています。
http://www.city.kawasaki.jp/80/80syomu/home/oshirase/mizu_QandA.htm
http://www.city.kawasaki.jp/80/80syomu/home/urgency/houshanousui_20110517.html
生田浄水場の水源は他の3つの浄水場とは異なり近くの地下水が主体であり、しかも比較的浅めの水源であるため、雨水の影響などをモロに受けて原発事故由来の放射性物質が検出されやすい状態とみられていた。基準値をはるかに下回る「ただちに健康に影響を及ぼす値ではない」ため大して気になるほどではなかったとはいえ、やはりあまり気持ちのいいものではない。しかも、この生田の水は「恵水」の名称で販売されているほどの名水。微量とはいえ、放射性ヨウ素が検出された名水が売れるわけがない。また、生田浄水場は現在、廃止が取り沙汰されていることから、その問題とも絡めてさまざまな憶測も流れていたわけだが、廃止に猛烈に反対する唯一の某政党(地元議員)の執念が実ったというべきか、まあ、原発事故関連ニュースの中では(きわめて個人的には)めずらしい朗報と言えるかもしれない。
http://202.86.58.48/society/domestic/news/20110323/dms1103231929028-n1.htm
首都・東京“水パニック”の恐れ 金町浄水場から放射性ヨウ素
2011.03.23
水道水から高い放射性ヨウ素が検出された金町浄水場(葛飾区)。恐れていることが起きてしまった【拡大】
東京都は23日、葛飾区の金町浄水場の水道水で、1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。乳児の基準100ベクレルを超えているとしていて、乳児については飲用を控えるよう求めた。震災の被害を受けた福島第1原発の事故は、首都・東京を“水パニック”に陥れようとしているのか。
金町浄水場は江戸川から取水し、東京23区、武蔵野市、多摩市、町田市、稲城市、三鷹市に水道水を供給している。
東京都によると、水道水の検査は22日に3カ所で実施された。金町浄水場では210ベクレルを検出、小作浄水場(羽村市)は基準を下回る32ベクレル、朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)では検出されなかった。
厚生労働省は「乳児が飲んでも直ちに健康に影響を及ぼす値ではない」とした上で、念のため、乳児の飲み水や粉ミルクを溶かす水として利用しないよう呼びかけた。
ただ、東京都は「乳児向けの飲用基準を超えた水道水を数回にわたって飲んでも、健康にはまったく影響がない」とも説明している。
同日午後、緊急会見した石原慎太郎都知事(78)は「直ちに健康に影響はなく、生活用水としては問題はない。1歳未満が水道水を飲むと影響が出る可能性がある。冷静に対処していただきたい」と話した。
都水道局は15~16日、今回基準を超えるヨウ素131が検出された金町浄水場のほか、朝霞浄水場、小作浄水場の水道水を採水。放射能の臨時測定を実施し、この際には「健康に影響がないレベルだった」と発表していた。世界保健機関(WHO)が定めたガイドラインで、一生涯飲み続けても影響あるレベルに達していなかった。
金町浄水場と同じ江戸川水系には三郷浄水場(23区のみ)のほか、埼玉県の新三郷、庄和の各浄水場がある。
庄和は春日部市、越谷市、吉川市を中心とした埼玉県東部エリア。新三郷は三郷、八潮、川口、草加、鳩ヶ谷などの各市が給水エリアとなっている。
江戸川の源流、利根川まで警戒範囲を広げた場合、支流の荒川水系には、東京都の三園、朝霞の各浄水場があり、こちらも給水エリアは23区。埼玉県には大久保、庄和の各浄水場があり、対象エリアはさいたま、上尾、所沢、入間、狭山、東松山、越生などの各市が含まれ、ほぼ埼玉全域に広がることになる。
埼玉県水道業務課は、「これまで荒川水系の調査では問題ありませんでしたが、東京がこういう事態になったので、江戸川水系の値を確認し、分かり次第公表したいと思います」としている。
放射性ヨウ素131とは、放射線を出す放射性物質の一種で、自然界には存在しない。原子力施設の事故では、ウランの核分裂によって放射性ヨウ素などの人工放射性核種が環境中に放出される。
放射性物質が壊れ、半分に減る期間を示す「半減期」は、ヨウ素131は8日間と短いものの、体内では甲状腺に沈着、蓄積し、甲状腺がんの危険性が高まる。あらかじめ非放射性のヨウ素剤を服用しておくと、放射性ヨウ素の沈着を防ぐ効果がある。
福島県飯館村では20日に水道水1キログラム当たり965ベクレルの放射性ヨウ素を検出した。
金町浄水場は1926年に完成。その後、規模を拡大しながら、長く東京都民に水道水を供給し続けている。江戸川の水を取水しているため、水質悪化が深刻だった80年代には「日本一まずい水道水」と評されたこともある。ただ、近年は技術の進歩と江戸川などの水質向上で、水道水の質は改善されている。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110327/trd11032717010003-n1.htm
金町浄水場、放射性ヨウ素検出されず 都が発表
2011.3.27 16:59
東京都水道局は27日、乳児の基準(1キログラム当たり100ベクレル)を超える値が22日に出た金町浄水場の放射性ヨウ素が、27日の検査では検出されなかったと発表した。都によると、不検出は20ベクレル以下。
小作浄水場も検出されず、朝霞浄水場は27ベクレル。都は「いずれも1歳未満の乳児を含め飲んでも問題はない」としている。
減少の理由について都は「雨がやみ日がたったため。今後の天気や原発の状況次第では、また増える可能性もある」と説明している。
金町浄水場では22日に210ベクレル、23日に190ベクレルが検出されたが、24日に79ベクレルとなり、その後も基準を下回る値が続いていた。
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