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東電の“罠”=“福島原発原子炉のメルトスルー詐欺”⑥→スリーマイル原発事故でもメルトスルーは起こらなかった!

炉心溶融=メルトダウンは原子炉の蓋を開けなければ、わからない。
ところが、福島原発事故では早々と炉心溶融を認めた。

福島原発2号機、3号機は数日間は冷却できていたので、崩壊熱は極端に減少している。

炉心溶融=メルトダウンの可能性が疑われるのは福島1号機


炉心溶融は事故の直後に起こる。

スリーマイル事故の炉心溶融も事故の直後から起こった。

原子炉が止まった直後から2時間半の間に起こった。

(事故発生後2時間20分、運転員はようやく加圧器逃し弁の元弁を閉じ、冷却材の流出は止まったが、炉心は約3分の2が露出しており、大きな損傷を受けつつあった。3時間半たって運転員はECCSを短時間起動し、炉心はようやく再冠水したが、その時までに炉心は大きな損傷を受けた。)

スリーマイル事故の終息宣言は事故発生後16時間に行われた。
(格納容器内に水素の一部を放出して16時間後に冷却材ポンプ1台の運転に成功し、事故は収束に向かった。)

→事故発生後16時間もたてば、崩壊熱による炉心溶融は起こりえないので、終息宣言が行われた。
(下図によれば、崩壊熱は約九分の一になる。)



福島原発は沸騰水型原子炉なので、スマイル原発より炉心溶融になりにくい。
(スリーマイルは加圧水型原子炉で、加圧水型原子炉は炉心溶融の状態になりやすい。)

福島原発の沸騰水型原子炉は制御棒が下にある。このため燃料棒の下には水が溜まる構造になっている。



2011年3月26日 槌田敦・元名城大教授の講演


2012年槌田敦・元名城大教授の講演



炉心溶融が事故の直後に起こる理由
→崩壊熱は直後が一番高いから
津波が来るまでの30分間(3時30分)で崩壊熱は五分の一にまで減少
福島1号機の崩壊熱は92.0MW→19.1MW

http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110319/nc_plant_decay_heat
07201_20120722084924.jpg

07202.jpg

水の中に赤熱した燃料ペレットが落ちる。

→燃料ペレットが落ちると水蒸気が発生。

→圧力容器の圧力が上がる。

このような燃料ペレットの崩落は、落ちた燃料ペレットがそのまま水で冷やされることから
燃料ペレットは溶けずに、ペレットのまま水の中に積み重なっているはず。





福島1号機は3月11日22時~23時頃に大量の燃料ペレットの崩落があったと見られる。
→3月11日22時~23時頃にはメルトダウンはしていない
7時間以上メルトダウンしていないので、すでに崩壊熱も急激に減少している。


http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120312_02-j.pdf
07203.jpg
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