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東電の“罠”=“福島原発原子炉のメルトスルー詐欺”③→子供でもわかる原子炉メルトスルーが嘘である理由

福島1号機、2号機、3号機の燃料は圧力容器内にある。
→メルトスルーしていない。

原子炉の水位データーだけで、メルトスルーが有り得ないことの証拠となる。

田中三彦氏は福島原子炉1号機、2号機、3号機のメルトスルーが有り得ないことの証拠
として、原子炉の水位の実測値と解析結果の度し難い解離を上げている

→原子炉の水位の実測値と解析結果の度し難い解離が、そのなによりの証拠である。(田中三彦)
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1159




福島2号機の格納容器の水位が60センチだったことについて
 
『「たとえ水位が60センチ程度でも、底に溶け落ちた燃料が水をかぶっていれば安全上の問題はないと考えられる。」(法政大学の宮野廣客員教授)』




水がわずかでもあれば、金属は溶けない。
水がある間は金属の温度は100度を超えることがない。
先に水が蒸発でなくなって、その後で容器が100度を超え加熱される。→空焚きになる。→溶ける。



薬罐(やかん)で考えればわかる。
薬罐(やかん)をガスの炎で熱している場合。

薬罐(やかん)に水が、わずかでも入っていれば、薬罐(やかん)は熱くならない、溶けない。

水がある間は、薬罐(やかん)の温度は100度を超えることがない。

薬罐(やかん)に水がなくなり、干上がって空焚きになる。

薬罐が100度を越えて熱くなり、溶け出す。





福島1号機、2号機、3号機の圧力容器内の水が無くなり、空焚きになったことは記録されていない。

もし水が完全になくなり、原子炉が空焚きになったとしても、
圧力容器が溶ける=メルトスルーまでには、約2時間かかるとシュミレーションされている。

原子炉の空焚きが2時間以上あったという、データも存在しない。



注目すべきは、日時の違いはあるが

1号機、2号機、3号機の水位の変化は同じような動き方をしていること。

1号機、2号機、3号機の水位はマイナス2mと同じ水位で安定したこと。




http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2011/pdf/app-chap04-1.pdf

1号機水位グラフ
1号機の原子炉は空焚き状態にならなかった。

全電源喪失によって1号機では地震から約2時間後の11日午後4時36分に非常用炉心冷却装置の機能が喪失。
午後5時12分に別の方法での注水を検討し始めた。
まずディーゼル駆動の備え付け消火ポンプで注水する準備を始めたが、
故障で使えなかった。
そこで消防車による注水を目指したが、津波で道路が損壊し現場までの走行が不可能だった。
通行ルートの確保に時間がかかり、注水開始は地震から半日以上たった12日午前5時46分にずれ込んだ。
長時間にわたる注水停止のために、1号機では他の炉に先駆けて12日午前6時ごろに炉心溶融が起きた。

3月12日0時の原子炉水位は1mあった。
→3月12日0時時点で原子炉は空焚き状態ではない。

尚、水位計の実測計測値は燃料棒Aと燃料棒Bの2箇所を計測し、2箇所とも同じ動きをしていることから、水位計の故障は考えられない。

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2号機水位グラフ
2号機の原子炉は空焚き状態にならなかった。

福島第1原発2号機で14日夜、原子炉の水位が急速に低下し、燃料が水面から完全に露出、核分裂反応は収まっているものの空だき状態になった。
東電は燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きたとみている。
海水を注入し、午後9時24分には、約4メートルある燃料の約半分が水に漬かる状態に回復した。

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3号機水位グラフ
3号機の原子炉は空焚き状態にならなかった。

13日午後1時12分から、水位低下で核燃料が露出して溶融する恐れが出ていた福島第一原子力発電所3号機の原子炉に海水の注入を始めた。

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空焚き状態からメルトスルーまで要する時間は約2時間
燃料棒圧力容器の底の落ち、空焚き状態になる
→空焚き2時間後に圧力容器が溶け出す。

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福島第1原発1号機

 東京電力が18日公表した資料は、地震直後の福島第1原子力発電所の混乱を浮き彫りにした。電源のない厳しい環境でも
復旧作業ができる準備や訓練の不足が、事態の悪化を加速させた。1号機では消防車による注水の検討から実際の開始まで
に半日ほどかかり、炉心溶融(メルトダウン)を防げなかった。
1~3号機とも排気弁の開放(ベント)作業も難航し、所長の指示から実行まで半日程度を要した。

全電源喪失によって1号機では地震から約2時間後の11日午後4時36分に非常用炉心冷却装置の機能が喪失。
午後5時12分に別の方法での注水を検討し始めた。まずディーゼル駆動の備え付け消火ポンプで注水する準備を始めたが、
故障で使えなかった。

そこで消防車による注水を目指したが、津波で道路が損壊し現場までの走行が不可能だった。
通行ルートの確保に時間がかかり、注水開始は地震から半日以上たった12日午前5時46分にずれ込んだ。
冷却の遅れにより、高熱を発する核燃料棒の損傷を食い止めるのは難しくなった。
長時間にわたる注水停止のために、1号機では他の炉に先駆けて12日午前6時ごろに炉心溶融が起きた。

▽日経新聞(2011/6/18 23:34)



http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-14_15468/
核燃料が一時全露出 福島第1原発2号機 海水注入、半分まで回復

2011年3月14日 22時44分
 東京電力によると、福島第1原発2号機で14日夜、原子炉の水位が急速に低下し、燃料が水面から完全に露出、核分裂反応は収まっているものの空だき状態になった。周辺の放射線量のレベルが上がっており、東電は燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が起きたとみている。

 海水を注入し、午後9時24分には、約4メートルある燃料の約半分が水に漬かる状態に回復した。枝野幸男官房長官は記者会見で「原子炉の冷却作業は再開できており、安定的な状況に向かっていくと思われる」と述べた。

 東電は原子炉格納容器の圧力を下げるため、蒸気を外部へ放出する作業を始めた。

 東電は14日午後、2号機は原子炉に残った熱を冷やす機能が喪失したとして、原子力災害対策特別措置法に基づき国に「緊急事態」を通報。正午には水位が燃料から約3・4メートル上にあったが、炉内に水を注ぐ装置が故障したとみられ、水位が急速に低下した。

 午後4時34分に、2号機の原子炉への海水の注入作業を始めたが、実際に注入できたのは午後6時すぎ。水位低下は続き、一時燃料すべてが露出した。海水を注入するポンプの燃料切れが原因だという。

 水を注ぐ装置は、同日午前11時ごろ、隣にある同原発3号機で起きた水素爆発の衝撃で故障した可能性がある。

 1、3号機では、冷却機能を失った後に燃料の一部が溶け、発生した水素が爆発し、原子炉建屋の上部が損壊した。東電は14日夜、1、3号機で、海水が原子炉に注入できているかどうか確認できなくなっていると明らかにした。

 また、「緊急事態宣言」が出ていた福島第2原発1、2号機は安定的な「冷温停止」状態となり、緊急事態を脱したと発表した。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110313-OYT1T00370.htm


福島第一3号機も原子炉に海水注入開始

福島原発
 東京電力は13日午後1時12分から、水位低下で核燃料が露出して溶融する恐れが出ていた福島第一原子力発電所3号機の原子炉に海水の注入を始めた。


 海水の注入は、爆発した同1号機に続いて2基目。

 東電によると、同日午前8時41分、格納容器内から放射能を含んだ蒸気の放出を開始し、同9時すぎには容器内の圧力が低下し始めた。これに伴っていったんは水位が回復する傾向が出たが、正午頃から再び低下を始め、午後零時55分には、燃料棒の上部1・9メートルが冷却水から露出したため、海水注入に踏み切った。

(2011年3月13日15時05分 読売新聞)

東電の“罠”=“福島原発原子炉のメルトスルー詐欺”②→公開データーからメルトスルーは有り得ない。

昨年6月に福島原発1号機、2号機、3号機がメルトスルーしたという報道が流れ、国民は福島原発1号機、2号機、3号機すべてメルトスルーしたと錯覚させられた。

福島第1原発:1号機燃料85%超落下 東電など解析(毎日 2011年11月30日)
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また、報道番組でもメルトスルーしていると錯覚させる放送が行われた。
→圧力容器の底に燃料が溜まり、ボタボタと格納容器の底に落ちている。



燃料が溜まり、ボタボタと格納容器の底に落ちることはありえない。
圧力容器の底に1cmの穴を開けることはできない。
点状の熱源で溶かしても、厚さ16cmの鋼鉄に、直径10cm以下の穴を開けるのは、不可能です。

http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52033261.html
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しかし、数ヶ月後、ひっそりと訂正

2号機、3号機はメルトスルーしていない。

メルトスルーしたのは1号機のみである。

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東電は「メルトスルーという罠」で、地震の揺れによる原子炉破壊を隠蔽した。

福島原発1号機の冷却水漏れの原因はメルトスルーではなく、地震による配管損傷だった。

格納容器の温度データを記録したグラフでは、3月11日の地震直後に1号機の格納容器で温度と圧力が瞬間的に急上昇していたことが見て取れる。

1号機では温度上昇の直後に、格納容器を冷却するシステム2系統が起動し、格納容器内に大量の水が注がれた。

しかも
地震の揺れは耐震基準以下
→1号機への揺れは耐震設計の基準値を下回っていた。

http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052501001193.html
2011/05/26
【共同通信】地震直後、圧力容器破損か 福島第1原発1号機

 東京電力福島第1原発事故で、東日本大震災の地震発生直後に1号機の原子炉圧力容器か付随する配管の一部が破損し、圧力容器を取り囲む原子炉格納容器に蒸気が漏れ出ていた可能性を示すデータが東電公表資料に含まれていることが25日、分かった。

 1号機への揺れは耐震設計の基準値を下回っていたとみられ、原子炉の閉じ込め機能の中枢である圧力容器が地震で破損したとすれば、全国の原発で耐震設計の見直しが迫られそうだ。

 格納容器の温度データを記録したグラフでは、3月11日の地震直後に1号機の格納容器で温度と圧力が瞬間的に急上昇していたことが見て取れる。1号機では温度上昇の直後に、格納容器を冷却するシステム2系統が起動し、格納容器内に大量の水が注がれた。


 データを分析した元原発設計技師の田中三彦氏は「圧力容器か容器につながる配管の一部が破損し、格納容器に高温の蒸気が漏れたようだ」と語った。

 東電は「空調の停止に伴う温度上昇。破断による急上昇は認められない」としているが、
田中氏は「空調の停止なら、もっと緩やかな上がり方をするはずだ」と指摘している。




東電は常に、津波によって、第一原発が壊れ、過酷な事故が起こったと主張し読けている。
地震で、原子炉が壊れた=地震破損説は絶対に認めない。





公表データーからメルトスルーはありえない。

「福島原発2号機と3号機はメルトスルーしていない」と、東電は昨年11月30日に公表している。
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY201111300697.html
→2号機と3号機は水の気化熱が崩壊熱を大きく上回っているので、全燃料は圧力容器内にある。

http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52050469.html
1号機のみ、崩壊熱が気化熱を上回っているので、メルトスルーの可能性がある。
→2号機、3号機はメルトスルーはありえない。

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 福島原発1号機は全燃料がメルトスルー(格納容器内に落ちた)と公表。

上記グラフでは、崩壊熱が気化熱を大きく上回っているので、福島原発1号機については、メルトスルーの可能性が否定できない。

しかし 
福島原発1号機もメルトスルーしていない。



1号機のメルトスルーがありえない理由①
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52032759.html
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1号機のメルトスルーがありえない理由②


 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index-j.html 
「福島第一原子力発電所の状況について」=>「プラント関連パラメータ」=>「プラントの水位・圧力データ」のcsvデータ

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福島原発1号機は全ての燃料が圧力容器から格納容器に落ちた
1号機は全燃料がメルトスルーした=圧力容器の底に大穴が開いた。

福島原発2、3号機は燃料のほとんどが圧力容器内にある。
2、3号機はメルトスルーしていない=圧力容器の底には穴が開いていない。

3月中旬以降から6月30日まで
1,2,3号機どれも水位が-1.5m~-2mでずっと維持するように注水
していた。

水位-1.5m~-2mを維持しようとするなら、
大穴の開いた1号機の注水量は2号機や3号機の倍以上の注水をしなければ水位-1.5m~-2mを維持できない。


しかし

4/1~4/30の注水量は

1号機の注水量(4555t)は2号機(5231t)と3号機(4937t)とほぼ同じ

5/1~5/30の注水量は

1号機の注水量(4941t)は2号機(5071t)と3号機(9279t)よりも少ない。


http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2011/07/000923.html
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このことから
1号機はメルトスルーしていない=圧力容器の底に大穴は開いていない。

それでは

1,2,3号機はどこから冷却水漏れているのか?


不思議なことに水位が、1,2,3号機どれも-1.5m~-2mです。
原子炉内の水位のこれまでの推移を調べて見ると、3月中旬以来ずっと同じです。
水位計が壊れているにしても、全部の原子炉でほぼ同じ数値を示している



注水量を増やせば、汚染水の流出量が増える。
注水量を減らせば、圧力容器内の冷却ができなくなる。

だから

注水量は壊れている場所の高さまで、注水することが最適な注水量になる。

水位が、1,2,3号機どれも-1.5m~-2mで均衡するように注水しています。
このことから、壊れている場所は、-1.5m~-2mということになります。


正常時の燃料棒先端より2m程度低い場所。
その高さには、再循環水の入口および出口がある。

つまり
福島原発1,2,3号機とも再循環配管が損傷して、水漏れしていることになる。


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http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51974037.html
福島第1原発の圧力容器は、1,2,3号機のどれも、正常時の燃料棒先端より2m程度低い場所が壊れている様です。
その高さには、再循環水の入口および出口がある様です。
既に燃料棒の半分は水中に溶け落ちているでしょうから、水位がそれ以上にならなくても、原子炉の冷却には、何ら支障がないと思われます。

福島第1原発の原子炉は、1,2,3号機どれも、全然水がたまらなくて困ってるのですが、何か変です。圧力がほぼ大気圧なので、明らかに漏れていますが、
不思議なことに水位が、1,2,3号機どれも-1.5~-2mです。原子炉内の水位のこれまでの推移を調べて見ると、3月中旬以来ずっと同じです。水位計が壊れているにしても、全部の原子炉でほぼ同じ数値を示すのはおかしい。水位計は正常かも知れない。すると、原子炉の底が抜けているならば、注水量に応じて凸凹すべきだし、原子炉毎に違った変化をしても良いのに、ほぼ同じ水位で、3ヶ月全く変化無し。おかしな壊れ方をしているに違いないと考え、考察しました。
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