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福島原発からの放射線漏出総量は広島原発の29.6個分のはずだが・・・・・

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なぜ?

福島原発からの放射線総量は広島原発の29.6個分に相当する凄まじい量。

しかし福島第1原発1号機の原子炉格納容器内で検出されたのは、1立方センチ当たり約37ベクレルの放射性セシウム。
ヨウ素131は検出限界以下だった。
あまりに値が低かった。

リチャードコシミズ氏
最悪の自体のはずの「メルトスルー」して、いったいなぜ、こんなことが?これで、やっぱり「最初から燃料棒はなかった」と確信する人が増えてます。



福島第1原発1号機の原子炉格納容器内の気体を調査した結果、
1立方センチ当たり約37ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

東電が当初最低ラインとして想定していた1000分の1程度の低い値だった
格納容器内の放射性物質の濃度を測定したのは、1~3号機を通じて今回が初めて。
ただし、あまりに値が低かった。


調査は29日に実施。格納容器内の気体約25立方センチを取り出して測定した。
当初は測定器の検出最低値を4万ベクレルに設定して調べたが検出できず、
設定値を下げて再検査したところ、予想よりも大幅に低い値が検出された。



07301.jpg


http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=player_embedded

現行の放射線の障害防止法というのは
高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています

この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります
ところが今回の福島原発の事故というのは
100キロメートル圏で5μシーベルト
200キロメートル圏で0,5μシーベルト
さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶にまで及んでいる事は
今日みなさん全てがご存じのとおりであります

我々が放射線障害を診る時には、総量をみます
それでは東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるか
はっきりした報告は全くされておりません

そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算してみますと
まず、熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出しております
ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算されます





http://richardkoshimizu.at.webry.info/201107/article_95.html

放射能パニックの方へ:原子炉格納容器内の放射性セシウム量がパニックになるほど低いとご存知ですか?

最悪の自体のはずの「メルトスルー」して、いったいなぜ、こんなことが?これで、やっぱり「最初から燃料棒はなかった」と確信する人が増えます。放射能パニックは捏造されたものです。なにも心配はいりません。



2011.7.30 13:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110730/dst11073013040013-n1.htm

【放射能漏れ】
格納容器内の濃度「想定の1000分の1」 福島第1原発1号機測定
2011.7.30 13:03

 福島第1原発1号機の格納容器の気体サンプリング装置。左は冷却ユニット=28日(東京電力提供)

 東京電力は30日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内の気体を調査した結果、1立方センチ当たり約37ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。東電が当初最低ラインとして想定していた1000分の1程度の低い値だった。格納容器内の放射性物質の濃度を測定したのは、1~3号機を通じて今回が初めて。ただし、あまりに値が低いため、東電は「この値をもって何かを評価するのは難しい」としている。

 調査は29日に実施。格納容器内の気体約25立方センチを取り出して測定した。当初は測定器の検出最低値を4万ベクレルに設定して調べたが検出できず、設定値を下げて再検査したところ、予想よりも大幅に低い値が検出された。原子炉建屋内の濃度と比べると約1000倍という。

 東電によると、(1)核燃料がある圧力容器から漏れだしている放射性物質が減っている(2)セシウムは水溶性のため、汚染水となっている(3)水素爆発防止のために注入している窒素により外に押し出されている-などが考えられるという。

 8月には2号機の格納容器内の調査を予定。1号機についても今後、再び時間をおいて調査するという。


11/07/30 12:40
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110730-OYT1T00400.htm

福島原発の現況・最新ニュース
11/07/30 12:40
1号機格納容器内、放射性物質濃度は建屋内並み - 読売新聞 (7月30日12時) http://goo.gl/G4XUm
 東京電力は30日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉を取り囲む格納容器内の気体を採取して分析した結果、放射性物質の濃度は原子炉建屋内の空気中の濃度とほぼ同じだったと発表した。


 3月の炉心溶融後、原子炉の中心部に近い場所の気体を採取したのは初めてで、今後の廃炉処理に向けて原子炉内部の状況を把握する第一歩となる。

 格納容器の内部とつながる細い配管2本を使って内部の気体を吸い出し、成分を分析。その結果、1立方センチ・メートル中の放射性セシウム137は2・0ベクレル、セシウム134は1・7ベクレルで、予想の約1万分の1だった。ヨウ素131は検出限界以下だった。

 松本純一・原子力立地本部長代理は「セシウムの大半が水に溶け込んだか、格納容器の上部が破損して外の空気と変わらなくなった可能性などが考えられる。引き続き分析を進めたい」としている。

(2011年7月30日12時37分 読売新聞)
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会津若松市の2箇所で原爆にも使われたウラン235が検出?

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驚いたことに、20日に福島原発から100km離れた会津若松市の2箇所で計測したとき、その2箇所でウラン235のピークが表示された。

広島に投下された原子爆弾は、ウラン235を用いている。
ウラン235の半減期は約7億年である。

会津若松市では同時に、放射性物質テルル132も検出された可能性が高い。
テルル132が出るということは、最近、再臨界している可能性があるということ。

もし放射性物質テルル132と原子爆弾に使われたウラン235の検出が確定したなら、そこから想像できることは?

参考
高崎に設置されたCTBTでは、テルル132は4月18日以降検出されていない。
高崎に設置されたCTBT放射性核種探知状況
(注:PDF)
http://www.cpdnp.jp/pdf/110715Takasaki_report_Jul11.pdf









http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3235

ウラン235

ウラン235はウランの同位体の一つ。1935年にArthur Jeffrey Dempsterにより発見された。ウラン238とは違いウラン235は核分裂の連鎖反応をおこす。ウラン235の原子核は中性子を吸収すると2つに分裂する。また、この際に2個ないし3個の中性子を出し、それによってさらに反応が続く。原子力発電では多量の中性子を吸収するホウ素、カドミウム、ハフニウムなどでできた制御棒で反応を制御している。核兵器では反応は制御されず、大量のエネルギーが一気に解放され核爆発を起こす。
ウラン235の核分裂で発生するエネルギーは一原子当たりでは200 MeVであり、1モル当たりでは18 TJである。
自然に存在するウランの内ウラン235は0.72パーセントであり、残りの大部分はウラン238である。この濃度では軽水炉で反応を持続させるのには不十分であり、濃縮ウランが使われる。一方、重水炉では濃縮していないウランでも使用できる。核爆発を起こさせるためには90パーセント程度の純度が求められる。
第二次世界大戦で、広島に投下された原子爆弾は、ウラン235を用いている。
ウラン235の半減期は約7億年である。

会津若松市の中心部で半減期3.26日のテルル132が検出?

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報道では、最近再臨界していた事実はない。
一方福島県内では最近でも地震が発生している。
テルル132が福島原発から100kmはなれた合津若松市で検出されたとしたら、福島原発から発生したものなのか?

テルル132の検出が確定したなら、コシミズ氏の地震核兵器説を裏付ける一つの証拠。

テルル132は第1号機が爆発する前にも検出されている。
放射性物質テルル132は第1号機が爆発する前にも、第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で検出された。
(福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質テルル132が検出されていた。福島第一原子力発電所の第1号機が爆発したのは12日午後午後3時36分。)



バズビー先生は測定器の波形を見て、即座にテルル132が検出されていると。
(最終的な判断は試料の分析結果待ちとのこと)

バズビー先生はテルル132がそこにあるということが、非常に珍しくショッキングであると。

そして、テルル(と思われる)核種の値のレベルが非常に高かったのです。

ちなみにテルル132の半減期は3.26日

もし、原発から遠く離れた合津若松でテルル132が出るということは、最近、再臨界している可能性がある、という可能性が出てくる。
これまで想定していたこととは違うことが起きているということを示唆する。




07271.jpg





http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-723.html


ここは、会津若松市の中心部にある葵高校(旧会津女子高校)のまん前にある教会の塀の脇の側溝付近を、まず、計ろうということで、バズビー博士は、いちばん最初に来て、ここを計るんだ、と決めていました。

今回も新しい各種と思われるものが出て、最初、セシウム137、セシウム134が出ましてが、これは予想されていたもの。
新しい各種と思われるものは、パソコンの波形のいちばん左端に出ている大きな波形が示しているもので、これはテルルではないかと言っていて、バズビー博士は非常に驚いたというか、ショッキングなことだと言っていた。

テルル(と思われる)核種の値のレベルが非常に高かったのです。

もし、原発から遠く離れた合津若松でテルルが出るということは、最近、再臨界している可能性がある、という可能性が出てくる。
これまで想定していたこととは違うことが起きているということを示唆する。





http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110603-OYT1T01065.htm?from=main4

千度以上示す核物質、3月12日に検出していた

福島原発
 東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。


 経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。

 事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。

 テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。

(2011年6月3日23時09分 読売新聞)

福島市内でプルトニウムよりも毒性が強い放射性物質が検出された?

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福島市内で「アメリシウム241」とみられる放射性物質が検出された。
(最終的な結果は、今月下旬に送られてくる予定のアルファ線分析調査の結果しだい。)


アルファ粒子を放出するアメリシウムは、プルトニウム239よりも毒性が少なくとも1.3倍も強い。

アメリシウム241の半減期は458年。従って一度生成されると 汚染性の高い物質が数千年間残ることとなる。

アメリシウムが検出されれば、プルトニウムやウランも見つかる可能性が高い。
(3月28日にも、1号機の西北西約500メートル地点の土からアメリシウムが検出された。その場所では、微量のプルトニウムやウランも見つかっている。)




車のエンジン部についているエアフィルターを使って放射能を検査。

車のエンジン部についているエアフィルターはエンジンが汚れて動かなくなることがないように、大気中のチリ・埃・ゴミを吸い取る役割がある。
もしも大気中に放射性物質が飛び交っていれば、エアフィルターにはこれが多量に付着しているため、このフィルターを調査すれば、どんな放射性物質が飛散しているのかわかる。

調査内容。
原発事故以降も福島を走っていた車のエアフィルターを、入手。
排気量700ccの小型車から、1300ccの中型車まで計4台。
4つのフィルターは6月15日に採取。
すべて福島県内のナンバーの車。
福島原発より30~50km離れた地域(主に福島市内)を、3月11日以降100~200km走行している車。

結果
 
「アメリシウム241」とみられる放射性物質が検出されたことである。
アメリシウムが検出されると、どういうことが言えるのか。立命館大学の安斎育郎名誉教授が説明する。
「原子炉内にあるウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239となり、さらに段階を経るとアメリシウム241になります。もしもアメリシウムが本当に出ているなら、プルトニウムが出ている可能性もあると言えるでしょう」

 先ほど「みられる」といったのは、アメリシウムもやはりアルファ線を分析するまでは正確な結果がわからないからだ。

しかし、今回アメリシウムとみられる物質がフィルターから検出されたことから、プルトニウムとウランが放出されている可能性が十分にある




http://natu.serio.jp/eco/archives/2005/10/post_227.html
<アメリシウム>
・原子炉内で作られる放射性同位元素。天然のままでは地球上に存在しない。アメリシウムには
 10の同位体がある。発電の効率といる点では、それ自信プルトニウム241の分解の産物である
 アメリシウム241が最も重要である。アメリシウム241の半減期は458年。従って一度生成されると
 汚染性の高い物質が数千年間残ることとなる。
 アルファ粒子を放出するアメリシウムは、プルトニウム239よりも毒性が少なくとも1.3倍も強い。
 安全な身体許容量は0.04マイクロキュリー以下。




4月27日の読売新聞の次の記事です。短いので引用します。

核燃料損傷で放出?放射性物質2種、敷地で検出
東京電力は27日、福島第一原子力発電所の敷地内土壌から、原子炉の運転で生成される放射性物質アメリシウムとキュリウムをごく微量検出したと発表した。

事故に伴う核燃料の損傷で放出されたとみられる。
東電によると、土壌は敷地内の2地点で、3月28日に採取された。うち1号機の西北西約500メートル地点の土からは、1キロ・グラムあたりアメリシウム241が0・033 ベクレル、キュリウム242、243、244が0・2~4ベクレル検出された。量は通常 の土壌から見つかるのと同程度という。この土からは、微量のプルトニウムやウランも見つかっている。


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13228


この国はウソをつく

 7月11日、茨城県にある日本原子力研究開発機構に、福島県浪江町周辺に住む妊婦や子供ら20人が集まった。福島第一原発の事故以降、体内にどれぐらいの放射性物質が取り込まれてしまったのかを調べる、「内部被曝検査」を受けるためだ。

 当初はこの内部被曝調査は8月以降に行われる予定だったが、住民らの放射線への不安の声が高まったため、予定を繰り上げて早期に検査を実施することになったという。福島第一原発事故から4ヵ月。福島に住む人々は、いったいこれまでどれくらいの量を被曝したのか、どんな放射性物質を吸い込んでしまったのかを心配し始めるようになった。

 しかし、全県民を対象とした本格的な調査が始まるのは8月以降で、全員の調査が終わるまでには相当な時間がかかる見込みだ。さらに、「検査」とは言うもののそこには限界が見える。この調査によって調べられるのはヨウ素とセシウムの放射線量だけで、骨に蓄積しやすく、長期間にわたって体に影響を与えるストロンチウムや、肺や骨に吸着されて強い発がん性を帯びるプルトニウムなどの内部被曝については調査されないからだ。つまり、この調査を受けても、自分の体にどんな放射性物質が取り込まれたかは、完全には判明しないということだ。

 そもそも福島県全土に、どんな種類の放射性物質が放出されているのか、政府は綿密な調査を行っているとはいえない。たとえばプルトニウムひとつとっても、検出が困難なことも手伝ってか、積極的な調査が進められていない。6月5日、金沢大学の山本政儀教授の独自調査によって、福島第一原発から約1.7km離れた大熊町内の土壌に微量のプルトニウムが検出されたが、政府はこうした調査報告を受けても、プルトニウムの検出に全面的に取り組もうとしない。

 いや、調査に乗り出さないだけなら、まだマシかもしれない。6月3日には、原発事故直後に、核燃料が損傷したことを示す「テルル132」という放射性物質が検出されていたにもかかわらず、原子力安全・保安院はこのデータを公表しなかったことが発覚した。

 この国の政府は、動こうとしない。それどころか、ウソまでつく---。このことに改めて気づいた自治体や研究機関は、福島県民がどれほどの量を被曝したのか、福島県の各地にはどんな放射性物質が飛散しているのかを知るために、独自調査を開始している。福島県は、今月から毒性の強いプルトニウムやストロンチウムがどこまで飛散しているのか、県全土で土壌の調査を行うことを決めた。

「こうした調査を県が行うこと自体がばかばかしい。しかし、国が乗り出さない以上、住民の不安を解消するためにも、自治体が調査に乗り出すしかない」

 とは福島県庁職員の悲痛な声だ。

テルル129を検出

 こうした自治体の動きに先がけて、本誌は6月より、ある独自の調査を開始していた。イギリスの研究機関の協力を得て、福島の大気中にどんな放射性物質が飛散しており、福島の人たちがそれをどれくらい吸い込んでいるのか、調査・シミュレートしたのである。調査の結果わかったこと―それは、想像以上に福島県は危険な状況にあるということだ。その衝撃の結果を以下に記していこう。

 いったい福島の大気中には、どんな放射性物質が漂っているのか。これを調べるために、本誌は乗用車のエンジン部についているエアフィルターを利用した。エアフィルターはエンジンが汚れて動かなくなることがないように、大気中のチリ・埃・ゴミを吸い取る役割がある。もしも大気中に放射性物質が飛び交っていれば、エアフィルターにはこれが多量に付着しているため、このフィルターを調査すれば、どんな放射性物質が飛散しているのかわかる、というわけだ。

 実際、大気中のプルトニウムなどの濃度を調べる際、各研究機関も類似のフィルターを使用し、大気を取り込み、これを調査している。

 本誌は福島の大気中の放射性物質を調べるために、原発事故以降も福島を走っていた車のエアフィルターを、福島市内の自動車整備工場の協力を得て入手した。排気量700ccの小型車から、1300ccの中型車まで計4台。すべて福島県内のナンバーの車で、福島原発より30~50km離れた地域(主に福島市内)を、3月11日以降100~200km走行している車だ。

 6月15日に採取したこれら4つのフィルターをそれぞれ箱に詰めて、イラク戦争における劣化ウラン弾の影響などを調査した、イギリスのAberystwyth(120年超の歴史を誇る、ウェールズの大学都市)にある放射性物質の分析を行う研究所に送り、「どんな放射性物質がフィルターに付着しているのか」「その放射性物質がどれくらい強い値を示しているのか」を調査してもらった。

 その調査方法は次の通り。

1 ロシア製ガイガーカウンターで、箱の外から線量を測定する。
2 ドイツ製ガンマ線分光器で、フィルターにどのような放射性物質が付着しているかを調査する。
3 より子細な結果を得るために、もっとも排気量の小さい車のフィルターをオックスフォードの専門研究施設に送り、高分解能ガンマ線分光器で調査を行った。

 フィルターを送ってから約3週間後の7月9日、その調査結果が届いた。その結果について以下に記していきたい。

 まず、1 ガイガーカウンターによる放射線量測定は、0.12~0.17マイクロシーベルトと、ひどく高い数値ではなかった。しかし、2,3のガンマ線分光器を使った調査によって、フィルターからはセシウム137、セシウム134、ヨウ素131、テルル129mなどが検出された。いずれも健康に重大な害を及ぼす物質で、一定量以上内部被曝すれば、がんや白血病などを引き起こすことになる放射性物質だ。

 ここで注目しておきたいのが、フィルターからテルル129mが検出されたという事実だ。

 この結果について、欧州放射線リスク委員会の科学委員長であるクリス・バズビー博士が解説する。

「テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータですね。なぜならこれは、核分裂によって生じる物質なのですが、半減期が33日ととても短いからです。半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つまりは再臨界を起こしている可能性を示唆しています。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できませんが、再臨界が起きていたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきです」

 再臨界の証拠のひとつとなるテルルが検出されたのだとしたら、これは大問題。しかし現在のところ、東電も政府も再臨界の可能性についてはほとんどふれていない。

安全基準を3倍超えている

 さて、今回の検査の結果では、人体に極めて有害であるプルトニウムやウラン(強い発ガン性がある)は検出されていない。では、今回の検査結果をもって「プルトニウム、ウランが検出されなかった」と安心できるかと言えば、残念なことにそうではない。

 今回のガンマ線分光器を使った検査では、ガンマ線を出さない放射性物質は検出されない。プルトニウムやウランはアルファ線を出すため、これを検出するには別の特殊な検査を実施する必要があり、それには少し時間を要する。今回の記事を作成する時点で、その結果はまだ出ていないため、プルトニウム、ウランの検出結果については、追って詳細をお伝えしたい。

 だが、ここで記しておきたいのは、今回の検査で、「アメリシウム241」とみられる放射性物質が検出されたことである。アメリシウムが検出されると、どういうことが言えるのか。立命館大学の安斎育郎名誉教授が説明する。

「原子炉内にあるウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239となり、さらに段階を経るとアメリシウム241になります。もしもアメリシウムが本当に出ているなら、プルトニウムが出ている可能性もあると言えるでしょう」

 先ほど「みられる」といったのは、アメリシウムもやはりアルファ線を分析するまでは正確な結果がわからないからだ。しかし、今回アメリシウムとみられる物質がフィルターから検出されたことから、プルトニウムとウランが放出されている可能性が十分にあることを、ここで指摘しておきたい。

「福島を走る車のエアフィルターから、有害な放射性物質がいくつも検出されたのは当然のことだと思います」

 これらの検出結果に納得するのは、アメリカの原子力エンジニアで、スリーマイル島事故の復旧を手がけた会社の副社長も務めたアーノルド・ガンダーセン氏だ。

「セシウムが検出されたのはもちろんのこと、ストロンチウム(カルシウムと似た性質があり、体内に入ると骨に蓄積。骨のガンや白血病を引き起こすおそれがある)はまず出てくるでしょう。これは福島沖3kmの海底からも検出されていますからね。さらにプルトニウムが検出されることも考えられるでしょう。私の予測では、福島の人は日に40~50種類の放射性微粒子を吸引しています。その放射性物質がどれほどの強さを持っているかで、健康への影響は異なりますが、無害であるはずはない」

 さて、今回の調査の目的は、放射性物質の検出だけでなく、もうひとつある。それは、福島県民が6月までの3ヵ月間で、どれだけの量の放射性物質を吸い込んだかというシミュレーションである。次のような方法で、これを算出した。

 排気量700ccの小型車のフィルターが取り込んだセシウムの量を測定する。そこから、福島の大気中に、1立方メートルあたりどれぐらいのセシウムが含まれているかを計算(1)。それをもとに、人間の肺がどれぐらいの量を取り込んだのかを計る。成人は一日約24立方メートル分の呼吸をするので、1に24をかけ、6月15日までの日数(97日)を掛けると、これまでどれほどのセシウムを吸引したかがわかるというわけだ(このエンジンと人間の肺を置換して吸引量を計る方法は、放射線を研究する研究者の間では広く知られている)。

 この計算の結果、少なくとも6月までの3ヵ月間で、成人は0.38~0.53ミリシーベルト(=380~530マイクロシーベルト)のセシウム134、セシウム137を吸引したことになる、との結果が算出された。子供の場合は成人よりも呼吸量が6割落ちるので、0.1~0.16ミリシーベルトとなる。

 前出の安斎育郎教授は、算出されたこの数値について、こう感想を漏らす。

「人間が自然界から受ける放射線量は年間で1.4ミリシーベルト程度ですから、0.53ミリシーベルトということは、この100日間でその3割程度の放射線をセシウムだけで受けてしまったということです。これは意外に高いという印象を受けますね」

 この数値が、国際的にみればいかに高いものかは、EURATOMの基準をみれば一目瞭然である。EURATOM(欧州原子力共同体・ヨーロッパ15ヵ国が加盟する、原子力産業の発展を目標とした機関)が定めた基準では、年間の内部被曝量の限度を0.15ミリシーベルトと定めており、これを超えると健康に重大な影響を引き起こすとしている。つまり、EURATOMの基準から言えば、福島の内部被曝量は基準値を「大幅に超えた被曝量」なのである。

「しかも、これはわずか100日での内部被曝量ですから、年間の被曝量はこれをさらに上回ることになります。加えて、半減期の短いヨウ素などの内部被曝量は含まれていません。原発事故当初は、これとは比較にならないぐらいの放射性物質を吸引しているのは間違いない。これは相当控えめに見積もった数字だと言えます。さらにこの上、外部被曝の線量も加算されることになりますから、福島の人が受けている被曝量は、とっくに日本の年間許容被曝線量である1ミリシーベルトを超えている可能性が高い」(バズビー博士)

 さらにバズビー博士はこう続ける。

「それでも日本政府は『年間1ミリシーベルトを超えていても、健康上の問題はない』というかもしれません。しかし、何度も繰り返すように、これは内部被曝の線量です。衣服や皮膚に付着した放射性物質は洗い流せるが、内部被曝の場合は、放射性物質が体内にとどまるため、内側から遺伝子を傷つけ、将来がんや白血病を引き起こす確率が高まる。同じ1ミリシーベルトでも、内部被曝と外部被曝では意味が異なることに注意すべきです」

 はたして福島県民が累積でどれほどの放射性物質を体内に取り込んでいるのか、各研究機関による「公式な」結果が出るまで、もうしばらく待たなければならない。しかし、今回のシミュレーション結果から、安心できる数値が検出されるかは、かなり疑わしいだろうことを指摘せざるをえない。さらに恐ろしいことに、もしもプルトニウムが検出されれば、内部被曝の量は飛躍的に増えることになる。

「たとえその量がセシウムの100分の1だったとしても、プルトニウムの線量はとても高く、この100日間だけで24ミリシーベルトとなります。もしも検査によって一定量のプルトニウムが検出されれば、もはや安全かどうかを議論しても、意味がないレベルとなります」(バズビー博士)

 プルトニウムやウランといったもっとも危険な核種が検出されるかどうかは、現段階ではまだわからない。今月下旬に送られてくる予定の調査の結果を待つほかない。

 冒頭で述べたように、福島県が独自調査に乗り出したことからも、多くの国民がプルトニウムやストロンチウムの有無を知りたいと思っている。これらがもし検出されなければ、それにこしたことはない。しかし、万が一にも検出される可能性があるのだとすれば、いまこの瞬間にも、福島県民は内部被曝の危険に晒されているといえる。はたしてなんの対策も施されないままで良いのだろうか。今の段階から新たな避難措置を講じておくべきなのではないか。しかし現在のところ、政府内でそんな声が上がる気配は微塵もない。

 さらに、福島だけでなく、3000万人が暮らす首都圏はどうなのか。原発事故以降、福島由来の放射性物質が各地に飛散しているのは周知の通り。では、首都圏に住む人々はどのくらいの量の放射性物質を吸引したのだろうか。また、プルトニウムをはじめとする危険な放射性物質は首都圏には本当に飛来していないのだろうか。本誌は引き続き、これらについての独自調査を行い、その結果を誌面で公表していく。

(取材協力/飯塚真紀子・在米ジャーナリスト、調査協力/クリス・バズビー博士)

「週刊現代」2011年7月30日号より

原子力発電所はダイヤモンド?を生産する。

原子力資料情報室  新宿区での放射線     sekaishinjitsuーtweet
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使用済み核燃料はゴミではなくダイヤモンドに値する。
(使用済み核燃料はレートベースに計上される仕組みがあるので)


電力会社が利益を上げるには、原子力発電所の数を増やせばいい。
その仕組みは総括原価方式にある。

原子力発電所の数を増やすには、政治家や学者、マスコミ、原発候補地にお金をばら舞くのが一番効果的。


電力料金の仕組み
電気料金は総括原価方式で決まる。
電気料金=適正な原価+事業報酬(利益)
事業報酬(利益)=レートベース(固定資産など)×約3%



電力会社が利益を上げる方法
レートベースを増やせば利益が上がる。
レートベースを増やすには原子力発電所の数を増やす。

①原子力発電所の方が火力発電所より、資産として大きいので、
②使用済み核燃料を増やすことになるので。
 使用済み核燃料はレートベースに計上される仕組みになっている。
(原子力発電所が増やせば、自然に使用済み核燃料が増える。
使用済み核燃料はゴミではなくダイヤモンドに値する。)



総括原価方式
電力会社としては資産を持てば持つだけ
利潤が膨れ上がるという構造だったわけです
原子力発電所というのは一基造れば
何千億円という資産になりますので
造ってしまえばもうそれだけ
比例計算で利潤が懐に入るという
とてつもないうまい方式


07221.jpg
07212.jpg




http://www.youtube.com/watch?v=g-9244UJCjA&feature=player_embedded


<小出裕章>
国が誘導してきたということなんですね
原子力発電所を電力会社にやらせるために
電力会社の資産に比例するというかたちで
利潤が決められたがために
電力会社としては資産を持てば持つだけ
利潤が膨れ上がるという構造だったわけです
原子力発電所というのは一基造れば
何千億円という資産になりますので
造ってしまえばもうそれだけ
比例計算で利潤が懐に入るという
とてつもないうまい方式で電力会社が
優遇されてきてしまったんですね

逆な言い方をすれば
国が誘導してきたということなんですね
原子力発電所を電力会社にやらせるために

原子力というのは私からみると核と同じものなんですね
日本人が言う核と同じもの
つまり軍事利用と切っても切り離せない技術なのであって
国家としてはそのことをはじめから知っていて
原子力の平和利用だと標榜しながらも
核兵器を開発する能力という
技術的能力を保有し続けたいという思惑が
私は国にはずっとあったと思います
いずれにしても日本の国というのは
原子力をやると決めたわけですね
やると決めた以上は民間企業を
巻き込まなければ出来なかったわけで
そのためには電力会社に
うまみを与えなければいけない
その一つが総括原価方式で
原発を誘導するということだった


政官財ぐるみで、凄いシステムを考えたもんだ。
この課金システムなら、日本経済がどうなろうと、国民の財政がど­うであろうと、電気料金だけは上げ続けられるじゃないか。。。
日本社会は、資本主義と社会主義の悪いトコ取りみたいな仕組みだ­な、ほんと。。。

queens3857
使用済み核燃料を「資産」にしてレートベースに入れてるとは知ら­なかったw
これはw
運転すればするほど資産が増えて、比例して電気料金が上がり
電力会社は寝てても儲かるシステムじゃないかw
作れば作るほど、運転すればするほど利益が増える。まさに錬金術­



未来への負の遺産が利益になる悪魔の仕組み!核廃棄物作れば作る­程設ける電力会社。。恐ろしい

okutojimari
国が仕組んだサギじゃん!!
国民全員の電気料金を40年無料にしろ!!
金額が不足するなら、関係政治家や電気会社役員社員の資産から払­え!!

unkensowaka
どうして原発推進にこだわるのか?→がっぽり儲かるから!という­ことがわかった。
原発は「絶対安全」ではなかったが、「絶対儲かる」のだとわかっ­た。
「絶対儲かる商売」か・・・してみたいもんだ。
けど、原発はヤバすぎだろ!
電気代、高すぎだろ!もっと安くしろ!

c08711kazuma
国が仕掛けて、電力会社が儲けて、原発マネーを政界や財界、TV­局、悪い知識人に回して、擁護してもらう。こんなことして国民を­ずっと騙してきたのですね。
それにしても、あれだけの被害を与え続けて、口ばかりで反省をし­ないで、まだ原発を作ろうなんて、とんでもない悪党の集まりです­。
このTV局はまともですね!4チャンなど、正力の頃から原発賛成­なのだと分かります。見てやりたくないですね。御用学者ばかり出­して、被爆者を増やしているなんて最低です!


XZabc321
玉川さんの木曜日のみ録画してます。
今回の電気料金については、みんなが知っておくべきことではない­かと思います。
現在、いろんな国が原発を作る計画があります。
自国には、技術がないが、日本・アメリカ・フランスなどから購入­するわけです。
表面的には、平和利用ですが。 今回の日本と同じように核技術を手に入れることも目的にあるわけ­です。 認めないかもしれないけど。 イランのように内々で研究したりして。
そしたら、間違いなく核の拡散に繋がると思います。

flashdry
なぜ原発にこだわるのかという、もやもやが晴れました。
即刻解体!

58diner
アップありがとうございます。
よく民放がこの内容を放送してくれた!
ただ、さすがにマスコミへの莫大な広告宣伝費は
ボードからは控えてますねw
河野さんはさらっと言及されましたけど

mel2057
愕然とした。結局は政府(原発を推進した自民党)と電力会社と、­原発の建設にかかわる
ゼネコン等の金儲けか。
一番不公平なのは、一般国民が高い電気料金を払い、電気会社が勝­手にいつでも
電気料金を上げても法律違反にはならない。 ひどい国だ。
それと、日本には非核三原則があるが、実際は原発も核を使用して­いるので実際は
もう、核は保持しているので非核各原則には入らない。
nuclear weaponの日本語訳は核兵器とやくすが、nuclear power plantは通常なら
核電気発電所だが、日本では核と言わず、原子力発電所と読んでい­る。 不思議だ。

saitamaken333
簡単ではないが電気を各自で作って、原子力を止めよう。
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