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村木厚子さん無罪で、特捜検察が恐れていること。

検察が最も恐れていることは、村木厚子さん無罪から、一連の過去の検察の事件、不祥事にまで拡大すること。

検察にとっては一番望ましいことは、検察の捜査全体の反省と改革の問題が、国民の関心を集めないこと。
村木厚子さん無罪を「大阪特捜のずさん捜査」に矮小化して本質から目を背けさせること。

検察捜査全体の反省と改革とは

密室の供述調書が最優先されること。
取調べ可視化の問題。
検察菅のストーリーから始まる見込み捜査がとても強力であること。
(今回の郵便不正事件のありえないストーリーでも、村木さんが認めていれば、もう完成していた。)
容疑者を長期間拘束し、精神的、肉体的な拷問による取調べ。
無罪になった容疑者への補償や、誤った捜査への謝罪と責任。
捜査メモを取らない、取っても捨てるやり方。

しかし現状では郵便不正事件の村木厚子さん無罪は大阪地検特捜部の捜査が甘かったということで、幕が下ろされれば、検察にとっては一番望ましい結果に終わりそうです。

それはマスコミの村木厚子さん無罪についての報道が検察捜査の問題にまで深く、斬り込んでいないから。

例)
9月11日のNHK「AtoZ」は「特捜検察の構造問題」を「大阪特捜のずさん捜査」に矮小化して本質から目を背けさせている。

郵便不正事件と民主党代表選がかさなったことで、国民の注目が民主党代表選に向けられることです。
また押尾事件の公判も重なっています。

郵便不正事件の検察捜査の根本的な問題は民主党代表選、押尾事件にかき消され、村木さんが無罪になってよかったということだけで終わりそうです。

これらの注目されるニュースが重なったのも、偶然なのかどうか疑わしい。

もし村木厚子さんの事件が一連の検察不祥事問題に波及しなければ、問題のある捜査が今後も行われる。



郵便不正事件は郵政民営化の歪みから起こった。
郵政民営化で郵便局は市場に対応していかなければならない。
大きな収益を上げられるのはダイレクトメール。
そのダイレクトメールで郵便事業のメリットをうまく生かして、安い料金で対応したい。
しかし郵便法の規定が変わっていないので、さまざまな制約がある。
安い価格で市場に対応できない。
価格設定が硬直的で、実情にあった価格設定ができない。

そこで郵便局は採算割れにはなるが、8円の障害者割引を利用して、ものすごい数量を裁くことでメリットを出そうとしていた。
郵便不正事件は郵便局が市場で勝ち抜くために行っていた日常的活動であり、構造的な問題であった。


大阪地検特捜部は郵便局が行っていた犯罪的な営業活動と民主党石井一議員の関与を結びつけるストーリーを作成した。

ストーリーを描きそのストーリに合わせて捜査を行うのは、今回の事件に限らず、昔から特捜部が行ってきた伝統的な捜査手法。

郷原信郎氏も検察にいたころには、同じようにストーリーを描き、捜査を行っていた。


特捜部が扱う事件はまず、特捜部によってストーリーが作られる。
そのストーリーを完成させるための捜査が行われる。
ストーリーに従う者は釈放されるが、従わない者は従うまで拘留される。

この特捜部の捜査手法はずっと昔から行われてきた、伝統的手法。

大阪地検の捜査もずっと昔から行われてきた、伝統的手法を行っただけで今回だけのことではない。

問題なのは特捜部が描いたストーリーにまったくリアリティがなかったこと。
ストーリーにまったくリアリティがなかったことが、公判の中で表に出てきた。その結果みんなが村木さんを応援するようになった。


そして弁護側が適切な弁護をおこなったことが、今回の無罪につながった。

特捜部の描いたありえないストーリーは、村木厚子さん以外は完成していた。
村木厚子さんが特捜部の描いたことに同意していたなら、ストーリーは完成していた。


残っている最大の疑問は誰が、郵便不正事件と民主党石井一議員を結びつけるリアリティのないストーリーを描いたのかということ。

特捜検察の捜査のやり方、取調べのやり方自体は今までずっとやってきた手法。
(捜査メモを取らない、取っても捨てるなど)

今回、問題のある捜査手法がたまたま発覚してしまっただけのこと。

この事件を通して、特捜検察の捜査全体の反省と改革が行われければならない。





郷原信郎氏のツイッター

9月11日のNHK「AtoZ」に唖然「特捜検察の構造問題」を「大阪特捜のずさん捜査」に矮小化して本質から目を背けさせている


NHKの「A to Z」見ました。唖然!というか、本当に残念です。昨夜のツイートでNHKの担当者が取材に来たので詳しく「話してやったのに」と書きました。決して「上から目線」ではなく、「良い番組になるよう私なりに精一杯協力したのに」という意味です。

日経BOなどにも書いた、村木事件での検察の捜査手法、取調べ、調書作成の手法が大阪地検だけの問題ではなく、特捜検察に共通する問題だということはNHKの担当者に詳しく話しました。彼らは良く理解してくれたようで、

「特捜検察の問題をこの際徹底的に明らかにしたいので、これからも協力をお願いします」と言って帰っていったので、私も、その後、可能な限り情報を提供したりしました。ところが、それ以降、NHK側からは何の連絡も来なくなりました

大阪の民放3局の事前のインタビュー収録をしたのに、NHKは何も言ってこないので、どうしたのだろうと思っていました。昨日の番組を見てすべてがわかりました。
要するに、「特捜検察の構造問題」という捉え方ではなく、「大阪特捜ずさん捜査」という捉え方をした上、
その問題を、特捜固有の問題ではなく一般事件の問題と同列に扱い、「最近の現場の検事が捜査の基本を身につけていない」という 問題に矮小化している
のです。警察送致事件と特捜事件とは捜査手法全く違うという点を無視しています。番組の中身にも問題が多々あります

こういう見方をするのは、大阪特捜の現場に対してあまりに非情です。
特捜検察の構造的問題を指摘するはずだったのに、なぜこういう番組になってしまったのか、そちらの方の検証が必要だと思います。




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鈴木宗男議員のガン闘病秘書を、真夏に20日間も冷房のない拘置所へ

村木厚子さんの主任弁護人である弘中惇一郎さんは鈴木宗男さんの弁護人でもあります。

司法の世界ではつとに知られた話だが、弘中惇一郎さんは日本で最も腕の立つ弁護士である。

ロス疑惑の三浦和義さんや薬害エイズ事件の安部英・帝京大学元副学長の無罪判決を勝ち取ったのも弘中さんだった。

弘中さんは、
「鈴木さんの事件と村木さんの事件は、まったく同じ構図だ」
と話しているそうです。

 しかし、弘中弁護士がついたのが控訴審からだったので、逆転まで至らなかったと話しています。
重要証人が亡くなってしまったことも決定的だったそうです。
適切な弁護活動ができていれば、多くの特捜事件が無罪になっているはずだとも。


鈴木宗男氏への取調べが行なわれていた2002年07月23日に鈴木事務所の職員だった佐藤玲子さんが逮捕されました。容疑は政治資金規正法に基づく収支報告書の不記載。しかし、政治資金報告の責任は代表者にあり、一事務員には責任が及ばない。したがって佐藤玲子さんを逮捕しても起訴することはできないのです。それなのに佐藤さんは逮捕された。

しかも、佐藤玲子さんは逮捕される約3ヵ月前に子宮ガンで子宮を全摘出するという大手術を受けたばかりでした。

2002年07月23日 鈴木事務所の職員だった佐藤玲子さんが逮捕
2002年08月13日 佐藤玲子さん釈放される

子宮ガンの大手術後は通院して放射線治療を続けていた。病人を猛暑の真っ盛りに冷暖房もない拘置所に20日間拘留する。
(もちろん、拘置所にいたらガン治療を受けることなどできません。

鈴木宗男氏は「命には代えられない」と判断し、担当弁護士を通じて佐藤玲子さんに「検察の言うとおりの供述をして調書にサインすれば20日で出られるんだから、そうしなさい」と伝える。

検察が都合よく作り上げた「調書=作文」にサインすることを拒否していた佐藤さんもついに「作文」を飲み込んでしまう。
そして、そのときの調書が重要証拠のひとつとして、「鈴木宗男有罪判決」につながっていく。

裁判は調書優先主義である。公判で供述調書の内容を否定してもほとんど認められない。
だから、どんなことをしてでも、検察は密室で供述調書を取ろうとする。

ガンで闘病中で逃亡する恐れなど、全くない佐藤玲子さんを20日間猛暑の夏、拘置所に勾留したのは、精神的、肉体的な圧力をかけて、供述調書を作成させるのが目的だったのは明白である。
さらに、不当な拘留を裁判所が認めたことも、大きな疑問である。

そして、抗癌剤治療中の佐藤玲子さんが、過酷な取調べに屈して「調書=作文」にサインしたとき、鈴木宗男議員は不利な状況に追い込まれた。








http://kihachin.net/klog/archives/2008/02/muneosan.html

そして東京地検特捜部による「国策捜査」はすでに死者まで生んでいます。鈴木宗男氏への取調べが行なわれていた2002年07月23日に鈴木事務所の職員だった佐藤玲子さんが逮捕されました。容疑は政治資金規正法に基づく収支報告書の不記載。しかし、政治資金報告の責任は代表者にあり、一事務員には責任が及ばない。したがって佐藤玲子さんを逮捕しても起訴することはできないのです。それなのに佐藤さんは逮捕された。

しかも、佐藤玲子さんは逮捕される約3ヵ月前に子宮ガンで子宮を全摘出するという大手術を受けたばかりでした。検察は手術前から病院に押しかけて事情聴衆を行ない、手術後は放射線治療で通院している佐藤さんを追い回すように事情聴衆を強行し、さらに起訴もできない相手を逮捕拘留して事情聴衆を続けた。

佐藤玲子さんは7年前にも乳ガンで大手術を受けていて、それが転移して子宮ガンの大手術となったのでした。そして退院後は通院して放射線治療を続けていた。そういった病人を猛暑の真っ盛りに冷暖房もない拘置所に拘留する。もちろん、拘置所にいたらガン治療を受けることなどできません。

鈴木宗男氏は「命には代えられない」と判断し、担当弁護士を通じて佐藤玲子さんに「検察の言うとおりの供述をして調書にサインすれば20日で出られるんだから、そうしなさい」と伝える。検察が都合よく作り上げた「調書=作文」にサインすることを拒否していた佐藤さんもついに「作文」を飲み込んでしまう。そして、そのときの調書が重要証拠のひとつとして、「鈴木宗男有罪判決」につながっていく・・・。

佐藤玲子さんは08月13日に釈放されることになりましたが、翌2003年09月20日、ガンで逝去されました。享年68歳。鈴木宗男氏とは鈴木氏が故・中川一郎氏の「敏腕秘書」であったときからの付き合いでした。いわば長年の「戦友」にあたる関係でした。ちなみに鈴木事務所は仕事が厳しいわりに辞める職員が少ないことで知られています(多くの政治家事務所の秘書・職員は出入りが激しいようです)。

何度でも繰り返しますが、佐藤玲子さんを逮捕しても起訴することはできなかったのです。そんな佐藤さんが逮捕されたのは「鈴木宗男容疑者」に不利な供述書をつくるためとしか思えない。こういった捜査手法、ひとりの女性の命をあたかも「虫けら」のように扱う捜査手法を正当化することはできるのだろうか?

「とにかくムネオをやってしまえ」とばかりに「見込み捜査」を行ない、いわゆる「ムネオ疑惑」に真実が含まれていないと分かると、4年も前の件を持ち出して強引に逮捕する。それでも自分たちに都合のよい調書が取れなければ、再発ガンで大手術を受けたばかりの60代後半女性を拘留して取調べを行なう。このような検察組織ははたして「正義の味方」と呼べるでしょうか? 深い疑念と憂慮の念を抱かざるをえません。





http://www.muneo.gr.jp/html/diary200906.html

私も国策捜査を受けた者として、権力の恐ろしさを痛感した。東京地検は、子宮ガンの手術をし、放射線治療を受けている私の女性秘書を逮捕した。一事務員である佐藤玲子(66)秘書を逮捕しても起訴できないことは明白であった。それにもかかわらず、私に不利な調書をつくるために逮捕し、身柄を拘束したのである。
 案の定、調書は「鈴木に指示されました。鈴木も知っていたと思います」というものだった。
 佐藤秘書も最初は検事に抵抗していたが、私は弁護士を通じて「一日も早く出て治療を受けた方がいい。私が不利になるより佐藤秘書の命の方が大事だ」と伝え、検察の調書に同意するよう話し、20日間で出させたものだ。しかし、佐藤秘書は、一年後に亡くなってしまった。いや、検察に殺された様なものである。
 佐藤秘書の調書は、密室で、しかも体調が悪く、最悪のコンディションにある女性を、検察が弾圧的に自分達のストーリー・シナリオに沿って供述させ、つくられたものであるが、裁判では、公判での証言より調書に信ぴょう性があるという判断が下された。正直に真実を話したことが否定され、密室で好き勝手につくられた調書が全てに優先するのは公正ではない。



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