前田恒彦検事は、なぜフロッピーディスクを返却したのか?
前田検事は何のためにフロッピーディスクの改ざんをし、上村氏側に6月16日にフロッピーディスクを返却したのか?
時限爆弾を仕掛けたという意味は?
前田検事はフロッピーディスクの日付けから、6月14日時点で、村木さんを逮捕するのに問題があると気がついていた。しかしそれでも6月16日に村木厚子さんを逮捕した。
犯人でないと知りながら、逮捕したとすると、これは特別公務員職権乱用である。
前田恒彦検事のしたことは特別公務員職権乱用罪に問われる。
6月1日にフロッピーディスクが作成されたということを明らかにしたことで生じた矛盾を解決するために、大阪地検特捜部はさらにおかしなストーリーを創作した。
上村被告は6月1日ごろに自分で作成し、その直後に厚労省の隣の建物の喫茶店で、自称障害者団体「凛(りん)の会」発起人河野克史被告(69)に渡したと述べた。
しかし検察は矛盾が生じないように、上村被告は逡巡し作成してから、渡すまでに、一週間かかったとしている。
しかしそのおかしなストーリーは裁判所によって一蹴された。
この事件は単に前田検事、大阪地検だけの問題でなく、特捜の捜査のあり方に問題がある。
あらかじめ描いたストーリーを一度設定したら、そのストーリーで逮捕し、有罪にするまで何がなんでも突っ走ってしまう、その途中でちょっと違う事実がでてきても、お構いなしの捜査手法を見直す必要がある。
http://vimeo.com/15392011
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100930-00000174-jij
村木氏逮捕前に矛盾認識か=FD日付のずれ、同僚が指摘-上司に伝えず・前田容疑者
時事通信 9月30日(木)21時40分配信
大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で逮捕された前田恒彦容疑者(43)が、郵便不正事件で村木厚子厚生労働省元局長=無罪確定=を逮捕する前に、同僚の指摘を受け、フロッピーディスク(FD)に記録された最終更新日が検察側が描く構図と食い違うことに気付いていた可能性の高いことが30日、検察関係者の話で分かった。日付の矛盾は、弁護側が指摘するまで、特捜部長ら上層部に伝えられなかった。
主任検事だった前田容疑者が、無実であることを示す有力な証拠があることを隠して、村木氏を逮捕した可能性が浮上した。最高検は、データ改ざんの動機につながるとみて、経緯を調べている。
郵便不正事件で特捜部は、村木氏が同省元係長上村勉被告(41)=公判中=に対し、2004年6月上旬に証明書発行を指示したとの構図を描いて捜査。昨年5月26日に上村被告を逮捕して偽の証明書が保存されたFDを押収し、6月14日には村木氏を逮捕した。
検察関係者によると、上村被告の取り調べを担当した同僚検事は、FDを押収した直後に、FDに残された「2004年6月1日」という偽証明書の最終更新日が、特捜部の構図と矛盾することに気付き、主任検事だった前田容疑者に告げたという。
しかし、前田容疑者は特捜部長らに矛盾について報告せず、村木氏の逮捕は許可された。同僚検事は構図に沿って「6月上旬に指示を受けた」という趣旨の上村被告の供述調書を作成した。FDの日付は、村木氏の取り調べを担当した検事にも伝えられなかった。
特捜部は昨年7月4日に村木氏を起訴。前田容疑者は同13日、FDの日付を特捜部の構図と矛盾しない「2004年6月8日」に書き換え、16日に上村被告側に返却した。
時限爆弾を仕掛けたという意味は?
前田検事はフロッピーディスクの日付けから、6月14日時点で、村木さんを逮捕するのに問題があると気がついていた。しかしそれでも6月16日に村木厚子さんを逮捕した。
犯人でないと知りながら、逮捕したとすると、これは特別公務員職権乱用である。
前田恒彦検事のしたことは特別公務員職権乱用罪に問われる。
6月1日にフロッピーディスクが作成されたということを明らかにしたことで生じた矛盾を解決するために、大阪地検特捜部はさらにおかしなストーリーを創作した。
上村被告は6月1日ごろに自分で作成し、その直後に厚労省の隣の建物の喫茶店で、自称障害者団体「凛(りん)の会」発起人河野克史被告(69)に渡したと述べた。
しかし検察は矛盾が生じないように、上村被告は逡巡し作成してから、渡すまでに、一週間かかったとしている。
しかしそのおかしなストーリーは裁判所によって一蹴された。
この事件は単に前田検事、大阪地検だけの問題でなく、特捜の捜査のあり方に問題がある。
あらかじめ描いたストーリーを一度設定したら、そのストーリーで逮捕し、有罪にするまで何がなんでも突っ走ってしまう、その途中でちょっと違う事実がでてきても、お構いなしの捜査手法を見直す必要がある。
http://vimeo.com/15392011
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100930-00000174-jij
村木氏逮捕前に矛盾認識か=FD日付のずれ、同僚が指摘-上司に伝えず・前田容疑者
時事通信 9月30日(木)21時40分配信
大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で逮捕された前田恒彦容疑者(43)が、郵便不正事件で村木厚子厚生労働省元局長=無罪確定=を逮捕する前に、同僚の指摘を受け、フロッピーディスク(FD)に記録された最終更新日が検察側が描く構図と食い違うことに気付いていた可能性の高いことが30日、検察関係者の話で分かった。日付の矛盾は、弁護側が指摘するまで、特捜部長ら上層部に伝えられなかった。
主任検事だった前田容疑者が、無実であることを示す有力な証拠があることを隠して、村木氏を逮捕した可能性が浮上した。最高検は、データ改ざんの動機につながるとみて、経緯を調べている。
郵便不正事件で特捜部は、村木氏が同省元係長上村勉被告(41)=公判中=に対し、2004年6月上旬に証明書発行を指示したとの構図を描いて捜査。昨年5月26日に上村被告を逮捕して偽の証明書が保存されたFDを押収し、6月14日には村木氏を逮捕した。
検察関係者によると、上村被告の取り調べを担当した同僚検事は、FDを押収した直後に、FDに残された「2004年6月1日」という偽証明書の最終更新日が、特捜部の構図と矛盾することに気付き、主任検事だった前田容疑者に告げたという。
しかし、前田容疑者は特捜部長らに矛盾について報告せず、村木氏の逮捕は許可された。同僚検事は構図に沿って「6月上旬に指示を受けた」という趣旨の上村被告の供述調書を作成した。FDの日付は、村木氏の取り調べを担当した検事にも伝えられなかった。
特捜部は昨年7月4日に村木氏を起訴。前田容疑者は同13日、FDの日付を特捜部の構図と矛盾しない「2004年6月8日」に書き換え、16日に上村被告側に返却した。
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あの大阪地検特捜部に拷問されても、無罪を勝ち取った元枚方副市長
「2度と枚方には住めなくしてやる。」
「嘘をついているのは、お前だけだ屑野郎」と怒鳴り散らしていた。
特捜の取調べは、常軌を逸したものだった。
私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。それを検事に告げても無視です。7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。
案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった、カテーテルを強引に尿管に入れたため。内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。
検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1カ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ一杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に口を湿らせてしのぎました。
何の関係もない、親族、90歳になる母親への取調べを言われたときが、一番辛かった.
そして捜査は適正に行われたとして、無罪になった今でも検察からの謝罪の言葉はない。
多額の訴訟費用も国から得たのはその半分にしかならなかった.
保釈されてから、無罪になるまでの期間の保証は何も無い。
郵便不正事件では、大阪地検の前田容疑者は「故意による改ざんだ」と認める
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1226.html
血だらけの紙オムツ一枚で取り調べを受けた屈辱は絶対忘れない
小堀氏は、大阪府枚方(ひらかた)市の副市長だった。濡れ衣の談合事件で逮捕・起訴に巻き込まれたものの、裁判で無罪判決を勝ち取った人である。
私は小沢事件の真相はよく分からない。しかし、政権交代後の初めての通常国会で、まともな政策論議ができない状態をつくり出すほど、重大な事件なのか。検察は本当に根拠があるのか。最初から「悪い」と決め付け、その筋書き通りに捜査を進めているのではないか。
自分の体験を振り返るとそう感じざるを得ません。
3年前の平成19年5月31日の午後6時ごろでした。数人の検事が突然、副市長室に乗り込んで来て「事情を聴きたい」と言われました。当時、市の清掃工場をめぐる談合報道があり、責任者だった私の元にも捜査機関が訪ねて来ることは予想していました。
ただ、単なる事情説明で済むと思っていた。ところが、午後10時ごろに逮捕状が執行されたのです。驚いて「私が何をしたのか」と聞いても、検察は「談合の共犯や」と言うだけ。
訳が分からず、一睡もできずに大阪拘置所で夜を明かしたのを覚えています。
翌日朝から取り調べです。私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。それを検事に告げても無視です。7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった、カテーテルを強引に尿管に入れたため。内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1カ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
不衛生だから当然、尿管などから雑菌が体に入ります。しばらくすると高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ一杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に口を湿らせてしのぎました。「生きて出られるのか」。私は強い恐怖を感じましたが、取り調べは容赦なく続きました。
取調室はコンクリートの小さな部屋で、声や物音が響きます。東京地検から応援に来たという大柄の検事はパイプイスを思い切り壁に向かって蹴り付けたり、ドアを思い切り閉めたりして“威嚇”する。大声で私のことを「ごみ野郎、くず野郎」と怒鳴り、「白状しろ。カネはどこに隠したのか」と尋問するのです。こんな調子が深夜まで続くから、ある日、拘置所の近隣住民から「うるさい」とクレームが来ました。私が否認を続けていると「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」とか、介護施設に入所している90歳の母親を「ストレッチャーで連れてきて調べる」と言う。
「これが法治国家の日本なのか」と心底思いました。
保釈後に読んだ自分の新聞記事のデタラメには驚いた
マスコミに対しても強い不信感を抱きました。保釈後に緊急入院した病院の中で、事件を報じた新聞各紙を取り寄せて読んだのですが、すべてデタラメ。一切否認なのに、新聞では逮捕2日目から「容疑を認める」「1000万円もらった」などと報じられているのです。愕然(がくぜん)とすると同時に、検察からのリーク情報を垂れ流すマスコミの姿勢に呆れました。小沢事件でも、すべての報道を信じる気持ちはありません。
無罪となっても、検察やマスコミからの謝罪はありません。非人道的な取り調べを受けた体験者として、こんなことは二度と起こしてはならない。取り調べの可視化は絶対に必要です。
「嘘をついているのは、お前だけだ屑野郎」と怒鳴り散らしていた。
特捜の取調べは、常軌を逸したものだった。
私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。それを検事に告げても無視です。7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。
案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった、カテーテルを強引に尿管に入れたため。内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。
検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1カ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ一杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に口を湿らせてしのぎました。
何の関係もない、親族、90歳になる母親への取調べを言われたときが、一番辛かった.
そして捜査は適正に行われたとして、無罪になった今でも検察からの謝罪の言葉はない。
多額の訴訟費用も国から得たのはその半分にしかならなかった.
保釈されてから、無罪になるまでの期間の保証は何も無い。
郵便不正事件では、大阪地検の前田容疑者は「故意による改ざんだ」と認める
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1226.html
血だらけの紙オムツ一枚で取り調べを受けた屈辱は絶対忘れない
小堀氏は、大阪府枚方(ひらかた)市の副市長だった。濡れ衣の談合事件で逮捕・起訴に巻き込まれたものの、裁判で無罪判決を勝ち取った人である。
私は小沢事件の真相はよく分からない。しかし、政権交代後の初めての通常国会で、まともな政策論議ができない状態をつくり出すほど、重大な事件なのか。検察は本当に根拠があるのか。最初から「悪い」と決め付け、その筋書き通りに捜査を進めているのではないか。
自分の体験を振り返るとそう感じざるを得ません。
3年前の平成19年5月31日の午後6時ごろでした。数人の検事が突然、副市長室に乗り込んで来て「事情を聴きたい」と言われました。当時、市の清掃工場をめぐる談合報道があり、責任者だった私の元にも捜査機関が訪ねて来ることは予想していました。
ただ、単なる事情説明で済むと思っていた。ところが、午後10時ごろに逮捕状が執行されたのです。驚いて「私が何をしたのか」と聞いても、検察は「談合の共犯や」と言うだけ。
訳が分からず、一睡もできずに大阪拘置所で夜を明かしたのを覚えています。
翌日朝から取り調べです。私は当時、腎臓がんで右腎を摘出し、前立腺肥大で手術を控えていました。それを検事に告げても無視です。7、8時間ぶっ通しの取り調べが続きました。案の定、排尿障害になり、医務室で処置を受けたのですが、これが乱暴だった、カテーテルを強引に尿管に入れたため。内部が傷つき、血尿が出るようになったのです。検事に訴えると、与えられたのは介護用の紙オムツ。それもたった1枚だった。家族らが代用品を差し入れても手元に届かず、保釈されるまでの約1カ月間、血だらけの紙オムツ1枚を繰り返し乾かして使いました。
不衛生だから当然、尿管などから雑菌が体に入ります。しばらくすると高熱が出て、取り調べ中も頭がボーッとなった。コップ一杯の水も与えられず、便所で手を洗う際に口を湿らせてしのぎました。「生きて出られるのか」。私は強い恐怖を感じましたが、取り調べは容赦なく続きました。
取調室はコンクリートの小さな部屋で、声や物音が響きます。東京地検から応援に来たという大柄の検事はパイプイスを思い切り壁に向かって蹴り付けたり、ドアを思い切り閉めたりして“威嚇”する。大声で私のことを「ごみ野郎、くず野郎」と怒鳴り、「白状しろ。カネはどこに隠したのか」と尋問するのです。こんな調子が深夜まで続くから、ある日、拘置所の近隣住民から「うるさい」とクレームが来ました。私が否認を続けていると「カミさんを調べてデキが悪かったら逮捕する」とか、介護施設に入所している90歳の母親を「ストレッチャーで連れてきて調べる」と言う。
「これが法治国家の日本なのか」と心底思いました。
保釈後に読んだ自分の新聞記事のデタラメには驚いた
マスコミに対しても強い不信感を抱きました。保釈後に緊急入院した病院の中で、事件を報じた新聞各紙を取り寄せて読んだのですが、すべてデタラメ。一切否認なのに、新聞では逮捕2日目から「容疑を認める」「1000万円もらった」などと報じられているのです。愕然(がくぜん)とすると同時に、検察からのリーク情報を垂れ流すマスコミの姿勢に呆れました。小沢事件でも、すべての報道を信じる気持ちはありません。
無罪となっても、検察やマスコミからの謝罪はありません。非人道的な取り調べを受けた体験者として、こんなことは二度と起こしてはならない。取り調べの可視化は絶対に必要です。
検察裏金告発の三井環氏の有罪に、大坪弘道前特捜部長が貢献。
大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)と佐賀元明前副部長(現神戸地検特別刑事部長)は、、地検上層部に故意の改ざんを隠ぺいして報告していたとの証言もあり、
最高検は週内に最終協議、大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)と佐賀元明前副部長(現神戸地検特別刑事部長)を犯人隠避容疑で逮捕するとみられる。
検察の裏金を告発しようとした三井環元検事を有罪に導いたのが、山口組系組員渡真利忠光の証言。
渡真利忠光の証言を引き出したのが、この大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)
『告発!検察「裏ガネ作り」-口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」-』
三井環・著/光文社2003年
でっち上げ……。下「」引用。
「いやはやびっくりした。私の予想をはるかに越えていた。このでっちあげは渡眞利1人でできるものではない。でっちあげの内容がなかなかよくできている。いや、よくできすぎている。検事に誘導されながら、供述がなされたことを明らかだつた。つまりこの事件は、渡眞利と検事の合作なのだ。取り調べの担当検事をみると大坪弘道検事だった。私も知っている「優秀」な検事である。
いくら「優秀」な検事が作文したとはいえ、しかし、その供述内容のほとんどが虚偽・虚構である。必ずほころびが出る。」
在阪のジャーナリストはこう語る……。
「マスコミ嫌いで有名な大阪地検の特捜部長が、記者クラブの要請もないのに毎日午後2時から会見を開いて、三井部長の悪行を身ぶり手ぶりを交えてレクチャーしてくれる。あの異常なサービスぶりは不思議でした」
贈賄罪に問われた指定暴力団山口組系組員渡真利忠光被告(40)の初公判、大阪地裁(伝田喜久裁判長)で開かれ、渡真利被告は起訴事実を全面的に認めた。
検察側は冒頭陳述で、三井被告は職業を渡真利被告に打ち明けた際「わしらみたいなものと付き合っていいのか」と尋ねた渡真利被告に「やくざであろうとかまへん。警察ざたになったらわしが解決したる」と約束したと指摘。渡真利被告は三井被告から何度も接待を要求された際「将来、便宜を図?てもらうため」と応じ、三井被告も昨年7月、渡真利被告から電話で関係者の前科調書の入手を依頼された際「簡単なこっちゃ」と応じていた。
三井環さんからの手紙
渡真利が第三者に語ったところによると「部長の(三井)首を取れば、お前は有名人になって認められる。協力しろ、検察に恩を売っとけば、その見返りもあろうが」と持ちかけたと言われる。渡真利はその期待に見事に応え、架空の事件まででっち上げるのだ。
それは、昼間の午後1時から3時まで大阪地検近くのグランドカーム(ホテル)においてデート嬢による接待をしたという事件だ。そのデート嬢はすでに殺害されていて証拠はなく何の裏付証拠もなかった。その渡真利の虚偽の供述により、第二次逮捕がされたのだ。
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092801000113.html
前特捜部長ら逮捕へ 犯人隠避容疑、最高検
大坪弘道・前大阪地検特捜部長
大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)と佐賀元明前副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)が故意にフロッピーディスク(FD)を改ざんしたと認識していたことを示す複数の証言を、最高検が地検関係者から得ていたことが28日、検察関係者への取材で分かった。
2人がその後、地検上層部に故意の改ざんを隠ぺいして報告していたとの証言もあり、最高検は週内に最終協議、2人を犯人隠避容疑で逮捕するとみられる。
検察関係者によると、佐賀前副部長は1月30日、副部長室に集まった前田容疑者の同僚検事4人から、同容疑者が故意にFDを改ざんしていたと聞かされた。
その後、佐賀前副部長は東京地検特捜部に応援に行っていた同容疑者に電話をかけ、故意の改ざんであったことを知らされたとみられ、「FDにまで触らせてしまうとは苦労掛けたな」と発言。同僚検事4人のうち2人がその場でやりとりを聞いていた。
最高検は、大坪前部長や佐賀前副部長が地検上層部にFDの改ざんが故意であることを意図的に伝えなかった疑いがあり、刑事責任を問えるとして検討を進めている。
http://www.47news.jp/CN/200206/CN2002062101000405.html
「警察わしが解決する」 初公判で前高検公安部長
前大阪高検公安部長三井環被告(58)=収賄罪などで起訴、懲戒免職=の汚職事件で、捜査情報を入手するため三井被告に飲食などの接待をしたとして、贈賄罪に問われた指定暴力団山口組系組員渡真利忠光被告(40)の初公判が21日、大阪地裁(伝田喜久裁判長)で開かれ、渡真利被告は起訴事実を全面的に認めた。 検察側は冒頭陳述で、三井被告は職業を渡真利被告に打ち明けた際「わしらみたいなものと付き合っていいのか」と尋ねた渡真利被告に「やくざであろうとかまへん。警察ざたになったらわしが解決したる」と約束したと指摘。渡真利被告は三井被告から何度も接待を要求された際「将来、便宜を図?てもらうため」と応じ、三井被告も昨年7月、渡真利被告から電話で関係者の前科調書の入手を依頼された際「簡単なこっちゃ」と応じていた。
http://uonome.jp/article/mitsui_letter/728
三井環さんからの手紙
裏金づくりの隠ぺいと今後の展望
▼バックナンバー 一覧2009 年 12 月 17 日 三井 環
平成21年10月23日
三井環(元大阪高検公安部長)
「けもの道」で述べたとおり、私は平成14年4月22日、ザスクープの鳥越俊太郎氏の取材・収録の数時間前に、何ら弁解を聞くこともなく、いきなり大阪地検特捜部に逮捕された。その逮捕容疑は以下の通りである。
不実記載・詐欺罪。
私はマンションを購入するに当たり、銀行ローンを組む際に銀行担当者の要望により融資申し込みと同時に住民票を移動した。平成13年7月24日に移動し、8月1日に融資が実行されたのである。実行され、購入代金を払わないと、所有者とならないので7日間の空白期間が生じる。もちろん所有者でないので、その間入居することはできないのである。その空白期間を不実記載としたのだ。
不動産取引、銀行実務では事務の煩雑から先に住民票を移動するのが慣行となっている。銀行ローンを組んで住宅を購入された方は経験されたと思う。事務の煩雑さというのは、所有者となってから住民票を移動すると、融資申込時の住所は以前居住していた場所にあるので銀行帳簿の全てを書き直す必要があるのだ。これが大型新築マンションであれば300件くらいの書き直しをする必要がある。そのため、先に住民票を移動するのが銀行実情となっている。また、かような事案を立件されたことは過去1度もない。
詐欺罪というのは、登録免許税の減額措置を受けるための証明書1通の財物を区役所から騙取したというものである。登録免許税法では違法な減額措置を受けた場合には追徴金でもって対応することになっている。すなわち減額された分の差額を追徴しようというものである。そして罰金規定は存在しない。
そこで仕方なく、その予備的行為である、区役所から証明書1通を入手した事案をとらえて詐欺罪としたのだ。証明書を入手して法務局に提出すると不処罰なのに、その予備的行為を処罰しようとするのだ。いかにも不可解である。かような事案で立件したことは過去に1度もない。法律解釈的にも詐欺罪は成立しないとする京都大学名誉教授の有力な意見がある。
公務員職権濫用罪
検察事務官に指示して渡真利(光武帝)の前科調書を入手したというのが犯罪だと言うのだ。私は前日、渡真利の秘書から渡真利は詐欺等の犯罪等を犯していたとの話を聞き、どういう前科があるのかと思って入手しただけである。入手したことを渡真利は全く知らないし、これを何かに利用したことも、また流用したこともなく、自ら保管していたのみである。かような事案で立件すること自体が一般常識に反するであろう。
この ,が第一次逮捕である。他のマル暴資料を検察事務官に指示して入手した職権濫用罪と併せて起訴された。それは深夜自宅に10回くらい無言電話があったため、そのマル暴ではないかと考えて、どういうマル暴だろうかと思って入手したのだ。無言電話が脅迫罪であることは言うまでもない。公務員職権濫用について法律解釈上犯罪は成立しないとの大阪市立大学院教授の有力な見解がある。
この起訴事実で森山法務大臣は私を懲戒免職処分とした。この件については人事公平委員会に対して不服申し立てをしているが、出所してから審理することになっている。
なぜ法務・検察は第二次逮捕・起訴直後に懲戒免職処分にしたのであろうか。それは朝日新聞、週刊文春、週刊朝日、月刊誌等が検察裏金づくりの発覚を免れるための口封じ逮捕ではないかと連日大々的に報道し、民主党の菅直人氏も法務委員会において追及する姿勢を見せたため、多分それを打ち消す必要性があったのだ。
そして第一次逮捕起訴のみでは口封じ逮捕だとの批判をかわすことは困難であったので、収賄罪で第二次逮捕せざるを得ない状況下に置かれたのである。詐欺等の前科十二犯の詐欺師である渡真利(光武帝)を巧みに利用したのである。取調べ検事は現在の大阪地検特捜部長の大坪検事である。
渡真利が第三者に語ったところによると「部長の(三井)首を取れば、お前は有名人になって認められる。協力しろ、検察に恩を売っとけば、その見返りもあろうが」と持ちかけたと言われる。渡真利はその期待に見事に応え、架空の事件まででっち上げるのだ。
それは、昼間の午後1時から3時まで大阪地検近くのグランドカーム(ホテル)においてデート嬢による接待をしたという事件だ。そのデート嬢はすでに殺害されていて証拠はなく何の裏付証拠もなかった。その渡真利の虚偽の供述により、第二次逮捕がされたのだ。
収賄といわれる事件は、私が渡真利の依頼により事業資金200万円を無利子で貸与し、その謝礼で3日間22万円の私的な飲食等の接待を受けたというのが事実である。あくまでも私的接待であるので収賄罪が成立する余地はない。
ところが職務に関する接待も並存すると裁判官は認定したのだ。職務に関する裏付は皆無であって、あるのは渡真利供述のみである。しかもグランドカームで接待したとされる時間帯には、渡真利は三宮の弁護士事務所、兵庫警察署で知人の差し仕入れ、公衆風呂屋に行っている事実が明らかになった。したがって接待は物理的に不可能なのだ。さすがにこれは無罪となった。架空の事実をでっち上げたのである。
そのため裁判官は渡真利供述を信用できないとして、その信用性の判断を回避し、有罪にするために、ただ暴力団関係者から検事が接待されればイコール職務に関する接待であると強引に職務関連性を認定したのである。
他方、森山法務大臣、原田検事総長は逮捕直後マスコミから口封じ逮捕ではないかとの追及に対し「きわめて悪質な重大犯罪であって、口封じではない。検察の裏金づくりは平成12年11月頃に『嫌疑なし』と認定したとおり、そもそも存在しない」と国民に大嘘をついた。
法務委員会においても野党議員が「口封じ」ではないかと追求したが、古田刑事局長は上記同旨の嘘の答弁をした。古田刑事局長はその後、最高裁判判事となったが、最高裁判事として人を裁くことが果たしてできるのであろうか。彼は、検事の裏金づくりの犯罪が公表されておれば、懲戒免職処分となったひとりである。
ジャーナリストの青木理氏は、私の事件を「裏金告発・口封じを狙った薄汚き検察の庁益捜査である」と批判する(国策捜査 青木理著 週刊金曜日)。
また、東京地検特捜部副部長・鹿児島地検検事正・最高検検事を歴任した永野義一氏は、青木氏のインタビューに対し、裏金を使った事実を認めたうえ「最初に三井氏の事件を聞いたとき、そんなケースで特捜が逮捕するなんてあり得ないだろうと思った。しかし、逮捕したというのでびっくりした。それが率直な思いだった。やはり口封じと言う政策的なものかなってね・・・」と述べている(上記週刊金曜日 国策捜査)。
検察の組織的な裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じであると判断しないことには、私の逮捕はどのような論点からしても理解不可能なのだ。
第二次逮捕事案が起訴された直後に森山法務大臣は指導監督を怠ったとして原田検事総長を「戒告」、大阪高検大塚清明次席検事を「減俸3ヶ月」、いずれも懲戒処分とした。原田検事総長は歴代総長で初めて戒告処分を受けたが、辞職することもなく、また、大塚次席検事はその後、高松高検検事長、仙台高検検事長へと栄転したのだ。検事が減俸3ヶ月の懲戒処分を受ければ、本来であれば出世は望むべくもなく辞職するのが通常であるが…。自らが出血してまで口封じ逮捕する必要があったのだ。
朝日新聞東京本社編集委員落合博実氏はこの処分を「猿芝居」であると酷評した。検察の裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じ逮捕、起訴が実態であるのに、それを秘して猿芝居を演じているという意味であろうか。
原田検事総長から歴代の総長及び法務省幹部は、平成13年11月からすでに約8年が経つのに検察の裏金づくりを隠し通している。警察の捜査費、地方公共団体の食料費の裏金づくりは公表された限度ではこれを認め、国民に謝罪し、使った金を国民に返還して処分者も出したのに…。検察のみがただただひた隠しにするのだ。
検察組織、検察幹部の犯罪を逮捕する機関が米国と違って日本には存在しない。そんなことない、警察があるではないか、また検事は独任制官庁ではないかと言う人がいるかもしれないが、これらの人が検察幹部の犯罪を逮捕することは事実上不可能なのだ。「悪い奴ほどよく眠る」のである。
検察に自浄能力を期待することはもはや不可能である。ではどうすればいいのであろうか。二つの方法があると私は思う。
その一つは法務委員会において偽証の制裁の上、裏金づくりの有無の証人尋問をすることである。原田元検事総長でも樋渡検事総長でもいいであろう。彼らは検事として、人として偽証をすることはできないのではなかろうか。万一偽証をすれば刑事告発すべきであろう。検察審査会に一定の起訴拘束力が認められたので、かなりの効果があると思われる。
もう一つは千葉法務大臣が検事総長及び事務次官に対して行政上の指揮権を発動することである。捜査上の指揮権発動ではないので全く問題はない。「検察の組織的な裏金づくりの犯罪を認め、国民に謝罪し、使った金を国に返還せよ」という内容の指揮である。かような指揮をすれば、マスコミは大々的に報道するであろう。 それでも法務省幹部及び検事総長は裏金づくりを認めないであろうか…。私は一人の人間としてそのような事態にはならないと信じたいのであるが。
少なくとも犯罪をひた隠しにしてそれが通用する社会にだけはしたくないものである。かようなことを考えなければならないこと事態が本当に情けない話である。
最高検は週内に最終協議、大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)と佐賀元明前副部長(現神戸地検特別刑事部長)を犯人隠避容疑で逮捕するとみられる。
検察の裏金を告発しようとした三井環元検事を有罪に導いたのが、山口組系組員渡真利忠光の証言。
渡真利忠光の証言を引き出したのが、この大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)
『告発!検察「裏ガネ作り」-口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」-』
三井環・著/光文社2003年
でっち上げ……。下「」引用。
「いやはやびっくりした。私の予想をはるかに越えていた。このでっちあげは渡眞利1人でできるものではない。でっちあげの内容がなかなかよくできている。いや、よくできすぎている。検事に誘導されながら、供述がなされたことを明らかだつた。つまりこの事件は、渡眞利と検事の合作なのだ。取り調べの担当検事をみると大坪弘道検事だった。私も知っている「優秀」な検事である。
いくら「優秀」な検事が作文したとはいえ、しかし、その供述内容のほとんどが虚偽・虚構である。必ずほころびが出る。」
在阪のジャーナリストはこう語る……。
「マスコミ嫌いで有名な大阪地検の特捜部長が、記者クラブの要請もないのに毎日午後2時から会見を開いて、三井部長の悪行を身ぶり手ぶりを交えてレクチャーしてくれる。あの異常なサービスぶりは不思議でした」
贈賄罪に問われた指定暴力団山口組系組員渡真利忠光被告(40)の初公判、大阪地裁(伝田喜久裁判長)で開かれ、渡真利被告は起訴事実を全面的に認めた。
検察側は冒頭陳述で、三井被告は職業を渡真利被告に打ち明けた際「わしらみたいなものと付き合っていいのか」と尋ねた渡真利被告に「やくざであろうとかまへん。警察ざたになったらわしが解決したる」と約束したと指摘。渡真利被告は三井被告から何度も接待を要求された際「将来、便宜を図?てもらうため」と応じ、三井被告も昨年7月、渡真利被告から電話で関係者の前科調書の入手を依頼された際「簡単なこっちゃ」と応じていた。
三井環さんからの手紙
渡真利が第三者に語ったところによると「部長の(三井)首を取れば、お前は有名人になって認められる。協力しろ、検察に恩を売っとけば、その見返りもあろうが」と持ちかけたと言われる。渡真利はその期待に見事に応え、架空の事件まででっち上げるのだ。
それは、昼間の午後1時から3時まで大阪地検近くのグランドカーム(ホテル)においてデート嬢による接待をしたという事件だ。そのデート嬢はすでに殺害されていて証拠はなく何の裏付証拠もなかった。その渡真利の虚偽の供述により、第二次逮捕がされたのだ。
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092801000113.html
前特捜部長ら逮捕へ 犯人隠避容疑、最高検
大坪弘道・前大阪地検特捜部長
大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)と佐賀元明前副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)が故意にフロッピーディスク(FD)を改ざんしたと認識していたことを示す複数の証言を、最高検が地検関係者から得ていたことが28日、検察関係者への取材で分かった。
2人がその後、地検上層部に故意の改ざんを隠ぺいして報告していたとの証言もあり、最高検は週内に最終協議、2人を犯人隠避容疑で逮捕するとみられる。
検察関係者によると、佐賀前副部長は1月30日、副部長室に集まった前田容疑者の同僚検事4人から、同容疑者が故意にFDを改ざんしていたと聞かされた。
その後、佐賀前副部長は東京地検特捜部に応援に行っていた同容疑者に電話をかけ、故意の改ざんであったことを知らされたとみられ、「FDにまで触らせてしまうとは苦労掛けたな」と発言。同僚検事4人のうち2人がその場でやりとりを聞いていた。
最高検は、大坪前部長や佐賀前副部長が地検上層部にFDの改ざんが故意であることを意図的に伝えなかった疑いがあり、刑事責任を問えるとして検討を進めている。
http://www.47news.jp/CN/200206/CN2002062101000405.html
「警察わしが解決する」 初公判で前高検公安部長
前大阪高検公安部長三井環被告(58)=収賄罪などで起訴、懲戒免職=の汚職事件で、捜査情報を入手するため三井被告に飲食などの接待をしたとして、贈賄罪に問われた指定暴力団山口組系組員渡真利忠光被告(40)の初公判が21日、大阪地裁(伝田喜久裁判長)で開かれ、渡真利被告は起訴事実を全面的に認めた。 検察側は冒頭陳述で、三井被告は職業を渡真利被告に打ち明けた際「わしらみたいなものと付き合っていいのか」と尋ねた渡真利被告に「やくざであろうとかまへん。警察ざたになったらわしが解決したる」と約束したと指摘。渡真利被告は三井被告から何度も接待を要求された際「将来、便宜を図?てもらうため」と応じ、三井被告も昨年7月、渡真利被告から電話で関係者の前科調書の入手を依頼された際「簡単なこっちゃ」と応じていた。
http://uonome.jp/article/mitsui_letter/728
三井環さんからの手紙
裏金づくりの隠ぺいと今後の展望
▼バックナンバー 一覧2009 年 12 月 17 日 三井 環
平成21年10月23日
三井環(元大阪高検公安部長)
「けもの道」で述べたとおり、私は平成14年4月22日、ザスクープの鳥越俊太郎氏の取材・収録の数時間前に、何ら弁解を聞くこともなく、いきなり大阪地検特捜部に逮捕された。その逮捕容疑は以下の通りである。
不実記載・詐欺罪。
私はマンションを購入するに当たり、銀行ローンを組む際に銀行担当者の要望により融資申し込みと同時に住民票を移動した。平成13年7月24日に移動し、8月1日に融資が実行されたのである。実行され、購入代金を払わないと、所有者とならないので7日間の空白期間が生じる。もちろん所有者でないので、その間入居することはできないのである。その空白期間を不実記載としたのだ。
不動産取引、銀行実務では事務の煩雑から先に住民票を移動するのが慣行となっている。銀行ローンを組んで住宅を購入された方は経験されたと思う。事務の煩雑さというのは、所有者となってから住民票を移動すると、融資申込時の住所は以前居住していた場所にあるので銀行帳簿の全てを書き直す必要があるのだ。これが大型新築マンションであれば300件くらいの書き直しをする必要がある。そのため、先に住民票を移動するのが銀行実情となっている。また、かような事案を立件されたことは過去1度もない。
詐欺罪というのは、登録免許税の減額措置を受けるための証明書1通の財物を区役所から騙取したというものである。登録免許税法では違法な減額措置を受けた場合には追徴金でもって対応することになっている。すなわち減額された分の差額を追徴しようというものである。そして罰金規定は存在しない。
そこで仕方なく、その予備的行為である、区役所から証明書1通を入手した事案をとらえて詐欺罪としたのだ。証明書を入手して法務局に提出すると不処罰なのに、その予備的行為を処罰しようとするのだ。いかにも不可解である。かような事案で立件したことは過去に1度もない。法律解釈的にも詐欺罪は成立しないとする京都大学名誉教授の有力な意見がある。
公務員職権濫用罪
検察事務官に指示して渡真利(光武帝)の前科調書を入手したというのが犯罪だと言うのだ。私は前日、渡真利の秘書から渡真利は詐欺等の犯罪等を犯していたとの話を聞き、どういう前科があるのかと思って入手しただけである。入手したことを渡真利は全く知らないし、これを何かに利用したことも、また流用したこともなく、自ら保管していたのみである。かような事案で立件すること自体が一般常識に反するであろう。
この ,が第一次逮捕である。他のマル暴資料を検察事務官に指示して入手した職権濫用罪と併せて起訴された。それは深夜自宅に10回くらい無言電話があったため、そのマル暴ではないかと考えて、どういうマル暴だろうかと思って入手したのだ。無言電話が脅迫罪であることは言うまでもない。公務員職権濫用について法律解釈上犯罪は成立しないとの大阪市立大学院教授の有力な見解がある。
この起訴事実で森山法務大臣は私を懲戒免職処分とした。この件については人事公平委員会に対して不服申し立てをしているが、出所してから審理することになっている。
なぜ法務・検察は第二次逮捕・起訴直後に懲戒免職処分にしたのであろうか。それは朝日新聞、週刊文春、週刊朝日、月刊誌等が検察裏金づくりの発覚を免れるための口封じ逮捕ではないかと連日大々的に報道し、民主党の菅直人氏も法務委員会において追及する姿勢を見せたため、多分それを打ち消す必要性があったのだ。
そして第一次逮捕起訴のみでは口封じ逮捕だとの批判をかわすことは困難であったので、収賄罪で第二次逮捕せざるを得ない状況下に置かれたのである。詐欺等の前科十二犯の詐欺師である渡真利(光武帝)を巧みに利用したのである。取調べ検事は現在の大阪地検特捜部長の大坪検事である。
渡真利が第三者に語ったところによると「部長の(三井)首を取れば、お前は有名人になって認められる。協力しろ、検察に恩を売っとけば、その見返りもあろうが」と持ちかけたと言われる。渡真利はその期待に見事に応え、架空の事件まででっち上げるのだ。
それは、昼間の午後1時から3時まで大阪地検近くのグランドカーム(ホテル)においてデート嬢による接待をしたという事件だ。そのデート嬢はすでに殺害されていて証拠はなく何の裏付証拠もなかった。その渡真利の虚偽の供述により、第二次逮捕がされたのだ。
収賄といわれる事件は、私が渡真利の依頼により事業資金200万円を無利子で貸与し、その謝礼で3日間22万円の私的な飲食等の接待を受けたというのが事実である。あくまでも私的接待であるので収賄罪が成立する余地はない。
ところが職務に関する接待も並存すると裁判官は認定したのだ。職務に関する裏付は皆無であって、あるのは渡真利供述のみである。しかもグランドカームで接待したとされる時間帯には、渡真利は三宮の弁護士事務所、兵庫警察署で知人の差し仕入れ、公衆風呂屋に行っている事実が明らかになった。したがって接待は物理的に不可能なのだ。さすがにこれは無罪となった。架空の事実をでっち上げたのである。
そのため裁判官は渡真利供述を信用できないとして、その信用性の判断を回避し、有罪にするために、ただ暴力団関係者から検事が接待されればイコール職務に関する接待であると強引に職務関連性を認定したのである。
他方、森山法務大臣、原田検事総長は逮捕直後マスコミから口封じ逮捕ではないかとの追及に対し「きわめて悪質な重大犯罪であって、口封じではない。検察の裏金づくりは平成12年11月頃に『嫌疑なし』と認定したとおり、そもそも存在しない」と国民に大嘘をついた。
法務委員会においても野党議員が「口封じ」ではないかと追求したが、古田刑事局長は上記同旨の嘘の答弁をした。古田刑事局長はその後、最高裁判判事となったが、最高裁判事として人を裁くことが果たしてできるのであろうか。彼は、検事の裏金づくりの犯罪が公表されておれば、懲戒免職処分となったひとりである。
ジャーナリストの青木理氏は、私の事件を「裏金告発・口封じを狙った薄汚き検察の庁益捜査である」と批判する(国策捜査 青木理著 週刊金曜日)。
また、東京地検特捜部副部長・鹿児島地検検事正・最高検検事を歴任した永野義一氏は、青木氏のインタビューに対し、裏金を使った事実を認めたうえ「最初に三井氏の事件を聞いたとき、そんなケースで特捜が逮捕するなんてあり得ないだろうと思った。しかし、逮捕したというのでびっくりした。それが率直な思いだった。やはり口封じと言う政策的なものかなってね・・・」と述べている(上記週刊金曜日 国策捜査)。
検察の組織的な裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じであると判断しないことには、私の逮捕はどのような論点からしても理解不可能なのだ。
第二次逮捕事案が起訴された直後に森山法務大臣は指導監督を怠ったとして原田検事総長を「戒告」、大阪高検大塚清明次席検事を「減俸3ヶ月」、いずれも懲戒処分とした。原田検事総長は歴代総長で初めて戒告処分を受けたが、辞職することもなく、また、大塚次席検事はその後、高松高検検事長、仙台高検検事長へと栄転したのだ。検事が減俸3ヶ月の懲戒処分を受ければ、本来であれば出世は望むべくもなく辞職するのが通常であるが…。自らが出血してまで口封じ逮捕する必要があったのだ。
朝日新聞東京本社編集委員落合博実氏はこの処分を「猿芝居」であると酷評した。検察の裏金づくりの犯罪を隠ぺいし、その発覚を免れるための口封じ逮捕、起訴が実態であるのに、それを秘して猿芝居を演じているという意味であろうか。
原田検事総長から歴代の総長及び法務省幹部は、平成13年11月からすでに約8年が経つのに検察の裏金づくりを隠し通している。警察の捜査費、地方公共団体の食料費の裏金づくりは公表された限度ではこれを認め、国民に謝罪し、使った金を国民に返還して処分者も出したのに…。検察のみがただただひた隠しにするのだ。
検察組織、検察幹部の犯罪を逮捕する機関が米国と違って日本には存在しない。そんなことない、警察があるではないか、また検事は独任制官庁ではないかと言う人がいるかもしれないが、これらの人が検察幹部の犯罪を逮捕することは事実上不可能なのだ。「悪い奴ほどよく眠る」のである。
検察に自浄能力を期待することはもはや不可能である。ではどうすればいいのであろうか。二つの方法があると私は思う。
その一つは法務委員会において偽証の制裁の上、裏金づくりの有無の証人尋問をすることである。原田元検事総長でも樋渡検事総長でもいいであろう。彼らは検事として、人として偽証をすることはできないのではなかろうか。万一偽証をすれば刑事告発すべきであろう。検察審査会に一定の起訴拘束力が認められたので、かなりの効果があると思われる。
もう一つは千葉法務大臣が検事総長及び事務次官に対して行政上の指揮権を発動することである。捜査上の指揮権発動ではないので全く問題はない。「検察の組織的な裏金づくりの犯罪を認め、国民に謝罪し、使った金を国に返還せよ」という内容の指揮である。かような指揮をすれば、マスコミは大々的に報道するであろう。 それでも法務省幹部及び検事総長は裏金づくりを認めないであろうか…。私は一人の人間としてそのような事態にはならないと信じたいのであるが。
少なくとも犯罪をひた隠しにしてそれが通用する社会にだけはしたくないものである。かようなことを考えなければならないこと事態が本当に情けない話である。
郵便不正事件の証拠改ざん、大坪特捜部長と公判担当検事の対立
前田容疑者は今年2月、特捜部の幹部の指示で書き換え の経緯をまとめた報告書を提出したという。
その後の関係者への取材で、
幹部は最高検の聴取に対し、この報告書について、「その場 で読んで前田容疑者に返却した」と話していることがわかった。報告書はその後、上級庁 の大阪高検には提出されず、前田容疑者の執務室などの家宅捜索でも発見されていないと いう。
大坪前部長は同僚検事らからの指摘を受け、2月上旬、小林敬検事正と玉井英章前次席検事に報告。
同僚検事らからは「改竄の疑いが強い」との報告を受けていたとみられるが、地検トップとナンバー2の前では、「改竄」や「書き換え」をにおわす説明をしなかった可能性がある。
小林検事正は周囲に「特捜部からの報告は『FDをめぐって(前田容疑者と)別の検事が(改竄疑惑で)トラブルになっているが、問題はありません』といったものだった」と話しているという。
最高検は、大坪前部長と佐賀元明前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、公判担当検事らから改竄の疑惑を聞かされた後も再三の指摘を受けており、調査や公表を決断する機会があったのに放置したのではないかとみているもようだ。
、改竄の詳細までは語らなかったものの、公判担当検事は周辺の同僚検事らに「もう部長の顔も副部長の顔も見たくない」と不満を漏らし、トラブルをにおわせていた。
また、春ごろにも大坪前部長は、この公判担当検事の名前を挙げ、ほかの部署の検事たちに「あいつはどんな奴なんだ。よけいな証拠を開示したんじゃないのか」などと愚痴をこぼしていた。4月に大坪前部長は京都地検へ、公判担当検事は大阪地検公判部へそれぞれ異動になった。
公判担当検事と大坪前部長が互いに不満を募らせたのは、調査と公表を行わないと決まり“口止め”とみられる方法で事態の収拾が図られたことに対して公判担当検事が納得せず、改竄疑惑について公表を求め続けたためとみられる。
大阪地検特捜部の主任検事による証拠改ざん事件で、当時の特捜部の幹部が、フロッピー ディスク書き換えの経緯をまとめた報告書について、「主任検事に返した」と話している ことがわかった。
これまでの取材で、逮捕された主任検事・前田恒彦容疑者(43)は、当時の特捜部の幹 部である大坪弘道前特捜強調文部長や佐賀元明前副部長に「誤って書き換えた」などと報告して いたことがわかっている。また、前田容疑者は今年2月、特捜部の幹部の指示で書き換え の経緯をまとめた報告書を提出したという。
その後の関係者への取材で、幹部は最高検の聴取に対し、この報告書について、「その場 で読んで前田容疑者に返却した」と話していることがわかった。報告書はその後、上級庁 の大阪高検には提出されず、前田容疑者の執務室などの家宅捜索でも発見されていないと いう。
最高検は今後、報告書の内容についてさらに詳しく調べる方針。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/444260/
「組織的隠蔽」 カギ握る特捜部長
2010/09/26 00:21
組織的な隠蔽はあったのか。大阪地検特捜部が郵便不正事件で押収したFDの最終更新日時が改竄された事件で、最高検は今後も、主任検事の前田恒彦容疑者(43)の上司らから事情聴取を重ね、事件が半年以上も表面化しなかった実態について解明を急ぐ。
前田容疑者、同僚に故意の改竄を示唆「…
大阪地検特捜部、改竄の部内資料を作成…
大阪地検内で何が起こっていたのか。最高検は、当時の特捜部長の対応がカギになるとみている。
1本の電話
捜査関係者の話で、これまで判明している経緯はこうだ。発覚のきっかけは、同僚検事が前田容疑者にかけた1本の電話だった。
1月末、厚生労働省元局長の村木厚子さん(54)=無罪確定=の初公判で、検察側の主張する偽証明書の作成日時と、書き換え前のFDデータを記載した捜査報告書の日付が食い違うと弁護側が指摘したことから、同僚検事が電話で前田容疑者にFDの存在をただした。
「時限爆弾を仕掛けた。最終更新日時を変えた」
当時、小沢一郎民主党元幹事長側の政治資金規正法違反事件の応援で、東京に出張中だった前田容疑者はこう告白。同僚検事はその内容に驚き、村木さんの公判担当検事らに伝えた。
同僚検事らは1月末、佐賀元明前特捜部副部長にこの電話内容を報告。佐賀前副部長は2月初め、大坪弘道前特捜部長に改竄疑惑を伝えた。このとき、公判担当検事は「事実を公表すべきだ」と強い口調で進言したとされる。
「過失」
大坪前部長は“内部告発”を受けてどうしたのか。まず佐賀前副部長に、前田容疑者に電話をするように指示。「捜査の一環でFDのデータを見た。誤って書き換えた可能性がある」。前田容疑者から返ってきた説明は「過失」だった。
当時、村木さんの公判で弁護側と検察側は全面対決していた。データ書き換えの事実を弁護側に伝えず、厚労省元係長の上村勉被告(41)側に返却されていたFDを借りて調査することもしなかった。前田容疑者に、言い分をそのまま記した部内資料を作成させるにとどめた。
なぜ、大坪前部長らは前田容疑者の説明をうのみにしたのか。大坪前部長は最高検の調べに「前田検事からは過失だったという説明を受けた。(正しい更新日時を記した捜査報告書があるので)公判では影響がないと考えた」などと話しているとされる。
書き換え説明せず?
地検上層部への報告はどうだったのか。
大坪前部長は同僚検事らからの指摘を受け、2月上旬、小林敬検事正と玉井英章前次席検事に報告した。
同僚検事らからは「改竄の疑いが強い」との報告を受けていたとみられるが、地検トップとナンバー2の前では、「改竄」や「書き換え」をにおわす説明をしなかった可能性がある。
小林検事正は周囲に「特捜部からの報告は『FDをめぐって(前田容疑者と)別の検事が(改竄疑惑で)トラブルになっているが、問題はありません』といったものだった」と話しているという。
結果、地検としての判断は、「実態調査と公表を見送る」というものだった。
最高検の検証チームは大坪前部長が問題の深刻化を避けるために情報を部内にとどめようとした可能性もあるとみて、再聴取でさらに詳しい経緯を確認する。
http://www.sankei-kansai.com/2010/09/28/20100928-044103.php
2010年9月28日
前部長、改竄認識か 告発検事の指摘放置
大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件に絡む隠蔽疑惑で、主任検事の前田恒彦容疑者(43)を“内部告発”した同僚の公判担当検事が、地検による調査・公表の見送り後に大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)とトラブルになっていたことが28日、関係者への取材で分かった。大坪前部長は異動する4月初めまで、たびたび前田容疑者の証拠改竄を指摘されていたにもかかわらず、意図的に部内調査を怠っていた可能性がある。
最高検は、大坪前部長と佐賀元明前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、公判担当検事らから改竄の疑惑を聞かされた後も再三の指摘を受けており、調査や公表を決断する機会があったのに放置したのではないかとみているもようだ。2人に対する集中的な任意聴取を通じて、犯人隠避罪などの刑事責任を問えるか慎重に見極める。
関係者によると、大坪前部長と佐賀前副部長は“内部告発”を受けながら、前田容疑者の主張に沿って「書き換えは故意ではなく過失。問題ない」と小林敬検事正、玉井英章前次席検事(現大阪高検次席検事)に報告。2月3日、地検として「証拠管理上のミスにとどまる。問題はない」と結論づけ、調査と公表が見送られた。
この直後、公判担当検事は、改竄の詳細までは語らなかったものの、周辺の同僚検事らに「もう部長の顔も副部長の顔も見たくない」と不満を漏らし、トラブルをにおわせていた。
また、春ごろにも大坪前部長は、この公判担当検事の名前を挙げ、ほかの部署の検事たちに「あいつはどんな奴なんだ。よけいな証拠を開示したんじゃないのか」などと愚痴をこぼしていた。4月に大坪前部長は京都地検へ、公判担当検事は大阪地検公判部へそれぞれ異動になった。
公判担当検事と大坪前部長が互いに不満を募らせたのは、調査と公表を行わないと決まり“口止め”とみられる方法で事態の収拾が図られたことに対して公判担当検事が納得せず、改竄疑惑について公表を求め続けたためとみられる。
特捜部による“口止め”をめぐっては、公判担当検事が求めていた前田容疑者の公判への立ち会いが実現したほか、前田容疑者にも上層部への提出を前提としない部内資料の作成を指示した。部内資料には過失だったという主張に加えて「フロッピーディスクのデータを捜査の一環で見た」という釈明が書かれたとみられる。
その後の関係者への取材で、
幹部は最高検の聴取に対し、この報告書について、「その場 で読んで前田容疑者に返却した」と話していることがわかった。報告書はその後、上級庁 の大阪高検には提出されず、前田容疑者の執務室などの家宅捜索でも発見されていないと いう。
大坪前部長は同僚検事らからの指摘を受け、2月上旬、小林敬検事正と玉井英章前次席検事に報告。
同僚検事らからは「改竄の疑いが強い」との報告を受けていたとみられるが、地検トップとナンバー2の前では、「改竄」や「書き換え」をにおわす説明をしなかった可能性がある。
小林検事正は周囲に「特捜部からの報告は『FDをめぐって(前田容疑者と)別の検事が(改竄疑惑で)トラブルになっているが、問題はありません』といったものだった」と話しているという。
最高検は、大坪前部長と佐賀元明前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、公判担当検事らから改竄の疑惑を聞かされた後も再三の指摘を受けており、調査や公表を決断する機会があったのに放置したのではないかとみているもようだ。
、改竄の詳細までは語らなかったものの、公判担当検事は周辺の同僚検事らに「もう部長の顔も副部長の顔も見たくない」と不満を漏らし、トラブルをにおわせていた。
また、春ごろにも大坪前部長は、この公判担当検事の名前を挙げ、ほかの部署の検事たちに「あいつはどんな奴なんだ。よけいな証拠を開示したんじゃないのか」などと愚痴をこぼしていた。4月に大坪前部長は京都地検へ、公判担当検事は大阪地検公判部へそれぞれ異動になった。
公判担当検事と大坪前部長が互いに不満を募らせたのは、調査と公表を行わないと決まり“口止め”とみられる方法で事態の収拾が図られたことに対して公判担当検事が納得せず、改竄疑惑について公表を求め続けたためとみられる。
大阪地検特捜部の主任検事による証拠改ざん事件で、当時の特捜部の幹部が、フロッピー ディスク書き換えの経緯をまとめた報告書について、「主任検事に返した」と話している ことがわかった。
これまでの取材で、逮捕された主任検事・前田恒彦容疑者(43)は、当時の特捜部の幹 部である大坪弘道前特捜強調文部長や佐賀元明前副部長に「誤って書き換えた」などと報告して いたことがわかっている。また、前田容疑者は今年2月、特捜部の幹部の指示で書き換え の経緯をまとめた報告書を提出したという。
その後の関係者への取材で、幹部は最高検の聴取に対し、この報告書について、「その場 で読んで前田容疑者に返却した」と話していることがわかった。報告書はその後、上級庁 の大阪高検には提出されず、前田容疑者の執務室などの家宅捜索でも発見されていないと いう。
最高検は今後、報告書の内容についてさらに詳しく調べる方針。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/444260/
「組織的隠蔽」 カギ握る特捜部長
2010/09/26 00:21
組織的な隠蔽はあったのか。大阪地検特捜部が郵便不正事件で押収したFDの最終更新日時が改竄された事件で、最高検は今後も、主任検事の前田恒彦容疑者(43)の上司らから事情聴取を重ね、事件が半年以上も表面化しなかった実態について解明を急ぐ。
前田容疑者、同僚に故意の改竄を示唆「…
大阪地検特捜部、改竄の部内資料を作成…
大阪地検内で何が起こっていたのか。最高検は、当時の特捜部長の対応がカギになるとみている。
1本の電話
捜査関係者の話で、これまで判明している経緯はこうだ。発覚のきっかけは、同僚検事が前田容疑者にかけた1本の電話だった。
1月末、厚生労働省元局長の村木厚子さん(54)=無罪確定=の初公判で、検察側の主張する偽証明書の作成日時と、書き換え前のFDデータを記載した捜査報告書の日付が食い違うと弁護側が指摘したことから、同僚検事が電話で前田容疑者にFDの存在をただした。
「時限爆弾を仕掛けた。最終更新日時を変えた」
当時、小沢一郎民主党元幹事長側の政治資金規正法違反事件の応援で、東京に出張中だった前田容疑者はこう告白。同僚検事はその内容に驚き、村木さんの公判担当検事らに伝えた。
同僚検事らは1月末、佐賀元明前特捜部副部長にこの電話内容を報告。佐賀前副部長は2月初め、大坪弘道前特捜部長に改竄疑惑を伝えた。このとき、公判担当検事は「事実を公表すべきだ」と強い口調で進言したとされる。
「過失」
大坪前部長は“内部告発”を受けてどうしたのか。まず佐賀前副部長に、前田容疑者に電話をするように指示。「捜査の一環でFDのデータを見た。誤って書き換えた可能性がある」。前田容疑者から返ってきた説明は「過失」だった。
当時、村木さんの公判で弁護側と検察側は全面対決していた。データ書き換えの事実を弁護側に伝えず、厚労省元係長の上村勉被告(41)側に返却されていたFDを借りて調査することもしなかった。前田容疑者に、言い分をそのまま記した部内資料を作成させるにとどめた。
なぜ、大坪前部長らは前田容疑者の説明をうのみにしたのか。大坪前部長は最高検の調べに「前田検事からは過失だったという説明を受けた。(正しい更新日時を記した捜査報告書があるので)公判では影響がないと考えた」などと話しているとされる。
書き換え説明せず?
地検上層部への報告はどうだったのか。
大坪前部長は同僚検事らからの指摘を受け、2月上旬、小林敬検事正と玉井英章前次席検事に報告した。
同僚検事らからは「改竄の疑いが強い」との報告を受けていたとみられるが、地検トップとナンバー2の前では、「改竄」や「書き換え」をにおわす説明をしなかった可能性がある。
小林検事正は周囲に「特捜部からの報告は『FDをめぐって(前田容疑者と)別の検事が(改竄疑惑で)トラブルになっているが、問題はありません』といったものだった」と話しているという。
結果、地検としての判断は、「実態調査と公表を見送る」というものだった。
最高検の検証チームは大坪前部長が問題の深刻化を避けるために情報を部内にとどめようとした可能性もあるとみて、再聴取でさらに詳しい経緯を確認する。
http://www.sankei-kansai.com/2010/09/28/20100928-044103.php
2010年9月28日
前部長、改竄認識か 告発検事の指摘放置
大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件に絡む隠蔽疑惑で、主任検事の前田恒彦容疑者(43)を“内部告発”した同僚の公判担当検事が、地検による調査・公表の見送り後に大坪弘道前特捜部長(現京都地検次席検事)とトラブルになっていたことが28日、関係者への取材で分かった。大坪前部長は異動する4月初めまで、たびたび前田容疑者の証拠改竄を指摘されていたにもかかわらず、意図的に部内調査を怠っていた可能性がある。
最高検は、大坪前部長と佐賀元明前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)が、公判担当検事らから改竄の疑惑を聞かされた後も再三の指摘を受けており、調査や公表を決断する機会があったのに放置したのではないかとみているもようだ。2人に対する集中的な任意聴取を通じて、犯人隠避罪などの刑事責任を問えるか慎重に見極める。
関係者によると、大坪前部長と佐賀前副部長は“内部告発”を受けながら、前田容疑者の主張に沿って「書き換えは故意ではなく過失。問題ない」と小林敬検事正、玉井英章前次席検事(現大阪高検次席検事)に報告。2月3日、地検として「証拠管理上のミスにとどまる。問題はない」と結論づけ、調査と公表が見送られた。
この直後、公判担当検事は、改竄の詳細までは語らなかったものの、周辺の同僚検事らに「もう部長の顔も副部長の顔も見たくない」と不満を漏らし、トラブルをにおわせていた。
また、春ごろにも大坪前部長は、この公判担当検事の名前を挙げ、ほかの部署の検事たちに「あいつはどんな奴なんだ。よけいな証拠を開示したんじゃないのか」などと愚痴をこぼしていた。4月に大坪前部長は京都地検へ、公判担当検事は大阪地検公判部へそれぞれ異動になった。
公判担当検事と大坪前部長が互いに不満を募らせたのは、調査と公表を行わないと決まり“口止め”とみられる方法で事態の収拾が図られたことに対して公判担当検事が納得せず、改竄疑惑について公表を求め続けたためとみられる。
特捜部による“口止め”をめぐっては、公判担当検事が求めていた前田容疑者の公判への立ち会いが実現したほか、前田容疑者にも上層部への提出を前提としない部内資料の作成を指示した。部内資料には過失だったという主張に加えて「フロッピーディスクのデータを捜査の一環で見た」という釈明が書かれたとみられる。
検察裏金の不正を知りながら、首相になっても何もしない菅直人
最終的に菅直人さんが引き受けてくれた。
菅直人に背中を押されて、三井環氏が裏金告発を決心した。
早速、菅直人は政策秘書らに指示し、独自に裏金問題の資料を集めた。
菅直人は首相になっても、未だに検察の腐敗に手を付けていない。
菅直人首相は検察の弱みを握っている。
菅直人に背中を押されて、三井環氏が裏金告発を決心した。
早速、菅直人は政策秘書らに指示し、独自に裏金問題の資料を集めた。
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