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IMFは、アメリカ型市場原理主義を押し付ける

IMFは、アメリカ型市場原理主義をIMF管理国に強制してくる。

IMFの管理下に置かれた国は、此れ幸いとグローバル化を一挙に進めてられてしまう。

それは、①小さい政府②企業は株主のもの③流動性のある労働市場。


1997年にIMF管理下に置かれた韓国は、IMFから1兆円借りたが、11年たっても4000億円しか返していない、そしてさらに2兆円借りる必要に迫られた。
これは一度、IMF管理下に置かれたらそこから立ち直ることが、いかに困難であるか証明している。



まさに連合国の支配下にあった敗戦国日本と同じ境遇にIMF管理下の国は置かれる。
韓国にはまさにリストラの嵐が吹きまくり、失業率は16%(公表7%)に増加した。その上輸入物価の上昇は消費者物価を急騰させ、砂糖は80%、小麦は76%も上昇し庶民生活は壊滅的打撃を受ける事になった。

それがどんなにその国民を窮乏化させても全く無視し、自国の投資家達には、管理国の安くなった為替と株価に狙いをつけて一挙に乗っ取りを推奨している。


日本に対して、IMFは日本への「年次報告書」で「11年度から段階的に消費税を引き上げるべき」と指摘した。

IMFは各国の出資で成り立っているが、日本の出資は米国に次いで2番目に多い。IMFの副専務理事には、元財務官僚の篠原尚之氏が名を連ねているし、日本人スタッフだって少なくない。
 しかも日本はIMFの資金基盤を強化するため、昨年10兆円も融資している。

恩があるのはIMFの方で、本来は日本に物申せる立場じゃない。
「日本サイドがIMFにアプローチして消費税増税を言わせた。そう理解したほうが納 得しやすい面はあります」


IMFは、加盟国が出資する基金により、各国への貸付を行い、国際的な通貨の安定を図ることを目的としている。

各国は、出資額に応じて議決権を持つ。

G7諸国

米国は出資比率17.09%、議決権比率16.77%
日本      6.13%、      6.02%
ドイツ     5.99%、      5.88%
フランス    4.94%、      4.86%
イギリス    4.94%、      4.86%
イタリア    3.25%、      3.19%
カナダ     2.93%、      2.89%
上記7カ国の議決権合計は、44.47%

主な先進国

中国      3.72%、      3.66%
サウジアラビア 3.21%、      3.16%
ロシア     2.74%、      2.69%
ベルギー    2.12%、      2.09%
インド     1.91%、      1.89%
スイス     1.59%、      1.57%







http://pype.blog28.fc2.com/blog-entry-1368.html

【ゲンダイ】財務省の思惑でIMFが動き、経済オンチの菅直人首相は外圧に屈する形で消費税増税と日刊ゲンダイ
1 :春デブリφ:2010/07/17(土) 17:03:03 ID:???0
★経済オンチの菅直人首相が 消費税15%提言 IMFに屈する恐怖

 菅首相もナメられたものだ。国内問題であるはずの消費税増税について、国際通貨基金(IMF)から注文をつけられたのである。IMFは日本への「年次報告書」で「11年度から段階的に消費税を引き上げるべき」と指摘した。これを受け、16日、野田財務相は「超党派で呼びかける」と早速前向きな発言だ。 “経済オンチ”の菅首相がIMFに屈するような事態になれば、参院選で消費税増税に「ノー」を突きつけた国民
には最悪のシナリオとなる。
(中略)
 IMFを利用しようとしたのは財務省あたりの官僚だろう。IMFは各国の出資で成り立っているが、日本の出資は米国に次いで2番目に多い。IMFの副専務理事には、元財務官僚の篠原尚之氏が名を連ねているし、日本人スタッフだって少なくない。
 しかも日本はIMFの資金基盤を強化するため、昨年10兆円も融資しているのだ。
恩があるのはIMFの方で、本来は日本に物申せる立場じゃない。
「日本サイドがIMFにアプローチして消費税増税を言わせた。そう理解したほうが納 得しやすい面はあります」(第一生命経済研究所の熊野英生主席エコノミスト)
 財務省の思惑でIMFが動き、菅首相は外圧に屈する形で消費税増税をもう一度言い出す。結局は官僚の思うツボだ。国民は絶対納得できない。




http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=190736

1944年のブレトンウッズ会議で設立されたIMF(国際通貨基金)の組織の現状をみてみます。まずは、議決権の状況。

IMFは、加盟国が出資する基金により、各国への貸付を行い、国際的な通貨の安定を図ることを目的としている。

加盟国のクオータ(出資割当額)とそれに基づく議決権(VOTES)がある。

IMFには、各国代表全員が参加する総務会がある。IMFの機関決定の最高機関であり、この総務会での議決により基幹事項が決定、変更される。

各国は、出資額に応じて議決権を持つ。

主要国の出資比率及び議決権比率は以下の通り。

G7諸国

米国 出資比率17.09%、議決権比率16.77%
カナダ   2.93%、2.89%
ドイツ   5.99%、5.88%
フランス  4.94%、4.86%
イタリア  3.25%、3.19%
イギリス  4.94%、4.86%
日本    6.13%、6.02%

上記7カ国の議決権合計は、44.47%

主要な先進国・新興国

オーストラリア 出資比率1.49%、議決権比率1.47%
ベルギー 2.12%、2.09%
ブラジル 1.40%、1.38%
中国   3.72%、3.66%
インド  1.91%、1.89%
韓国   1.35%、1.33%
メキシコ 1.45%、1.43%
オランダ 2.38%、2.34%
ロシア  2.74%、2.69%
サウジアラビア 3.21%、3.16%
スイス  1.59%、1.57%

欧州の金融拠点国家であるベルギー、オランダ、スイスの比率が高い。
新興国の中で、中国の比率は当然として、サウジアラビアの比率が突出している。

<議決権は、加盟基礎議決権と出資議決権なので、主要国の議決権比率は出資比率よりもやや小さな数字となる。>

固定平価(固定通貨レート)への復帰等の重要事項は、85%以上の賛成を要するので、米国は単独で拒否権をもっている。

通貨ユーロ圏15カ国の議決権は、22.32%となっている。




http://blogs.yahoo.co.jp/yatutade/13267871.html



1997年の韓国は、タイの通貨危機が飛び火したことにより、短期資金(ホットマネー)がタイと同様に韓国より逃避し、韓国の外貨準備高が忽ち払底したことにより危機に陥った。

その為韓国ウォンは大暴落し、輸入物価は高騰し財閥系企業の倒産が多発し、急増した不良債権は金融機関の経営を圧迫し、韓国経済はニッチモサッチモ行かない状態に陥った。

支払準備に窮した韓国政府は結局IMFから借金をせざるを得なかった。韓国政府は、①政府の効率性向上、②企業経営の透明性確保、③労働市場の流動化の三点の条件を飲んでIMFの管理下に入った。

これらの条件は金を借りる立場から言えば成る程尤もなことで、一々逆らう必要が無い易しい条件と思われる。ところが、一つ一つ検証してみると大変なことが解かる。

①の政府の効率性向上は、端的に言えば行政費用を徹底的に削減し効果の乏しい行政サービスは廃止しろという事なのだ。行政費用の最大のものは公務員給与だ。IMFは必ず公務員給与の削減目標を具体的な数字で要求してくる。それは中央官庁だけでなく地方自治体とその公務員にまで厳しい努力目標を要求してくる。

②の企業の透明性確保とは、欧米型の社外取締役制度を導入せよと言う事だ。つまり外国人投資家の企業買収を自由化せよという事に他ならない。買収防衛策の発動などもっての他なのである。お陰で三星電子・SKテレコム等が外国資本の手に渡った

③は国民にとって災厄そのものとなる。本来労働市場の流動化は結果であって、目標にすべきものではない。それをIMFは絶対服従を余儀なくされた管理国に対し<錦の御旗>として迫ってくる。韓国政府も仕方なく企業に自由解雇権を認めざるを得なかった。

まさに連合国の支配下にあった敗戦国日本と同じ境遇にIMF管理下の国は置かれる。韓国にはまさにリストラの嵐が吹きまくり、失業率は16%(公表7%)に増加した。その上輸入物価の上昇は消費者物価を急騰させ、砂糖は80%、小麦は76%も上昇し庶民生活は壊滅的打撃を受ける事になった。

これだけの記述でもIMFがどう云う性格の国際機関であるかがボンヤリ見えてくる。そう、まさにアメリカ型市場原理主義をIMF管理国に強制してくるのだ。それも金で頬っぺたを張る様に、有無を言わせぬやり方で。

つまり上記の三条件の全ては現在アメリカが進めている、①小さい政府②企業は株主のもの③流動性のある労働市場、そのままなのだ。

つまりIMFの管理下に置いた国は、此れ幸いとグローバル化を一挙に進めてしまおうとする魂胆丸出しなのだ。それがどんなにその国民を窮乏化させても全く無視し、自国の投資家達には、管理国の安くなった為替と株価に狙いをつけて一挙に乗っ取りを推奨している。




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